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ピーターラビットと仲間たち&放蕩息子 [シアター&シネマ]

渋谷BunkamuraのオーチャードホールKバレエカンパニー『バレエ ピーターラビットと仲間たち』『放蕩息子』を観てきました。

プログラム最初はジョージ・バランシン振付、セルゲイ・プロコフィエフ音楽、舞台美術・衣装ジョルジュ・ルオーの『放蕩息子』(Prodigal Son)
新約聖書から材を得た物語。主人公の苦悩など、内面的な表現も求められる作品。

20090225 ピーターラビット&放蕩息子2.jpg

主役はKバレエ主宰でもある人気ダンサー熊川哲也。(彼が英国ロイヤルバレエを離れ、日本で自分のカンパニーを立ち上げて早くも10年が経つのですねぇ)
膝の怪我から復帰第一作ということですが、実は私、彼の踊りを生で見るのは今回が初めて。S席とは言え、34列と結構後ろの席だったので、残念ながら顔の表情はわからず、跳躍のすごさや細かい動きを間近に感じられませんでした。


もう一つのプログラムは英国の絵本作家ビアトリクス・ポターの『ピーターラビットのおはなし』をバレエ化した『ピーターラビットと仲間たち』(Tales of Beatrix Potter)
振付は英国ロイヤルバレエの育ての親、サー・フレデリック・アシュトン。

20090225 ピーターラビット&放蕩息子1.jpg

モチーフになっているのは「あひるのジマイマのおはなし」「こぶたのピグリン・ブランドのおはなし」「(蛙)ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし」「2ひきのわるいねずみのおはなし」「りすのナトキンのおはなし」の5つ。

チラシの写真ではピーターラビットが中心ですが、舞台ではかろうじて登場した時の拍手は大きかった程度で、その他の動物たちの踊りがメイン。私が一番気に入ったのはあひるのジマイマ。羽根を広げたりお尻を振ったりという動きがまさしくアヒル。
精巧な着ぐるみ姿でジャンプやピルエットを自然にこなすダンサーたち。人間が中に入っていることを忘れるくらい、本物の動物そっくり。素晴らしい。

子供向けの作品というよりも大人が心から楽しめる作品です。きっと再演されるでしょう。いえ、ぜひ再演してほしい。

【おまけ(芸能人目撃情報)】
公演初日ということもあってか会場入り口にはたくさんの花が飾られていました。
そして、終演後、会場外に出て歩き始めたところ、横を向くとそこには見たことのある女性が。杉田かおるでした。
男性と一緒に歩いたことも意外でしたが、バレエを観にきていたことにもちょっと驚きでした。

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cecileyvr

おお~っ、クマテツですね。肉体美溢れるポスターですね。
私も数年前に東京で彼のバレエを見ました。確か「白鳥の湖」。オデット姫よりも彼が登場するのを待ちかねる女性客の熱気が会場中に満ち溢れていましたっけ。彼の跳躍の高さは本当に見事でしたよ~。


by cecileyvr (2009-02-28 13:39) 

いっこさん

Cecileさん、えぇ、クマテツのファンとおぼしき女性客がカーテンコールの時に立ち上がって拍手していましたよ。(ピーターラビットのバレエでは全然立ち上がっていませんでしたが)
by いっこさん (2009-03-02 23:20) 

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