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東本願寺の至宝展 [アート&デザイン]

日本橋高島屋で開催中の『東本願寺の至宝展 両堂再建の歴史』を見てきました。(お寺関係の世話役をしている父から招待状をもらったので)

20090322 東本願寺の至宝展1.JPG
御影堂(ごえいどう)襖絵「安養六種図(部分)」(望月玉泉 筆)

親鸞聖人(1173-1262)の教えを今に伝える真宗大谷派の本山、京都・東本願寺(お東さん)。
2011年の宗祖親鸞の没後750年目(七百五十回御遠忌)を記念して、東本願寺に伝わる障壁画や幕末の文書、伽藍の再建・修復に関する史料などを公開する展覧会です。

1602年(慶長7年)、徳川家康が江戸幕府を開く前年に、家康が寄進した境内地に建てられた東本願寺。(1591年に豊臣秀吉が別の土地を寄進して建てた西本願寺に対抗したとも言われています)
江戸時代を通じ四度の火災に見舞われ、その都度、(宗祖親鸞聖人の御真影が安置されている)御影堂、(本尊の阿弥陀如来が安置されている)阿弥陀堂をはじめとする建築群を復興し、世界最大の木造建築である現在の建物が完成したのは1895年(明治28年)。
今年の夏に御影堂の修復工事竣工式が行われます。
(大屋根の17万枚の瓦が葺き替えられたそうで、そのうちの一枚が実家に置いてあります)

さて、焼失を繰り返した東本願寺。それまでの貴重な美術品も失うことになったのですが、現在の建物に再建するにあたり、当時の京都画壇の日本画家たちが総力を結集してお堂や書院の障壁画を描き、ほとんど人の目に触れることなく今日に至りました。
円山応挙、岸竹堂、狩野元信らの秀作のほか、第二次世界大戦で疎開していた富山(福光町)で念仏の教えに出会った棟方志功の肉筆画、木版画なども公開されています。

20090322 東本願寺の至宝展2.JPG

今回もまた魅力的な画家の作品に出逢いました。上のチラシ(孔雀)と桜の絵を描いた望月玉泉です。

【おまけ】
展覧会会場は高島屋の8階。歴史を感じさせるエレベーターをおりると、セクシーなポーズで案内をするエレベーターガールの人形が飾られていました。

20090322 高島屋日本橋エレベータガール.JPG

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