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ソウル 昌徳宮 [旅 韓国]

1405年に3代王、太宗によって建てられた朝鮮王朝第二の王宮、昌徳宮(チャンドックン)

案内書から概要をご紹介。

・景福宮の離宮として創建されたが、以後の王たちは主に昌徳宮に住みながら実質的な法宮(第一宮廷)の役割を果たした。
・文禄・慶長の役(豊臣秀吉による第一次・第二次朝鮮出兵)の時に漢陽(現ソウル)の宮廷が全焼した後、景福宮はその土地が不吉だという理由で再建されず、1610年に昌徳宮が再建され、その後270年あまり法宮として使用された。
・東側には昌慶宮、南側には王室の祠堂である宗廟、北には王室の庭園である後苑があり、朝鮮王朝最大の空間を形成。
・1997年に世界文化遺産に登録

20090503 4昌徳宮1敦化門1s.JPG

昌徳宮の正門、敦化門はソウルに残っている木造の二層門として最古のもの。
隅棟(すみむね、屋根の上の四隅)に乗っている雑像(さまざまな神像を刻み入れた装飾瓦)は一説では西遊記に登場する動物とも言われ、魔除け(守護神)の役割を持っているそうです。これで台北以来の謎が解けました。

ここでは日本語ガイドツアーに参加して案内してもらいました。

仁政殿は昌徳宮の正殿として王の即位式、臣下たちのあいさつ、外国使臣の接見など重要な国家儀式を行った。

20090503 4昌徳宮3仁政殿1s.JPG

色彩が美しい。

20090503 4昌徳宮3仁政殿2.JPG

王が高位職の臣下たちと日常業務を執った公式執務室、宣政殿
高価な青瓦を使用し、王の執務室であることを象徴している。青瓦が使われている建物は、ここ以外は青瓦台のみ。すなわち、王なき現在では大統領が執務する建物。

20090503 4昌徳宮4宣政殿2s.JPG

王の執務室の機能が移った熙政堂(王の寝殿)の門の彩色はまぶしいほどに鮮やか。

20090503 4昌徳宮5熙政堂3.JPG

熙政堂と廊下でつながっている王妃の寝殿は大造殿。豪華な螺鈿細工の椅子が展示されています。

20090503 4昌徳宮6大造殿2.JPG

24代王、憲宗が側室のために建てたのが樂善齋一帯。彩色を施さない質素な建物、障子。

20090503 4昌徳宮7樂善齋 長樂門.JPG

オンドル(韓国の床暖房)のための薪を燃やすところ。

20090503 4昌徳宮7樂善齋一帯5.JPG

王の散歩や休息のほか勉強のためにも使われた庭園、後苑

20090503 4昌徳宮8芙蓉池&宙合楼1s.JPG

韓国ドラマ『チャングムの誓い』でチャングムの子役が走りながら一瞬にしてイ・ヨンエ演じる大人に変わる場面やドラマ終盤に王様とチャングムが散歩をする場面のロケで使われたのがこの芙蓉池がある場所だそうです。

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