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黒田記念館 [アート&デザイン]

東京国立博物館と東京藝術大学の間に建っているのが黒田記念館

20100410 黒田記念館1.JPG

日本近代洋画の父とも言われる黒田清輝(1866-1924)が亡くなる際、遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるように遺言したことを受けて、1928年にできたのがこの記念館。

改修された内部も素敵です。
20100410 黒田記念館3.JPG

黒田清輝の油彩画やデッサン、写生帖、書簡などを所蔵している黒田記念室。
(芦ノ湖湖畔の岩に腰掛ける自分の妻を描いた)有名な「湖畔」(1897年)や「智・感・情」(1899年)の実物を鑑賞できます。

20100410 黒田清輝 湖畔&智・感・情.JPG

黒田は17歳で法律の勉強のためにフランスに留学しましたが、2年後に絵画に転向し、フランス人画家ラファエル・コランに師事し、9年間の留学中、明るい外光を取り入れた印象派的な視覚を学びました。
パリ市街の南東約70㎞、フォンテンブローの南西約12㎞に位置し、セーヌ河の支流ロワン川沿いにある村、グレー=シュル=ロワンに滞在し、数々の作品を描いたことにちなみ、現在は市になっている市内にはRue KURODA Seikiと、彼の名前がついた通りがあるそうです。

【おまけ】
黒田記念館は2007年に東京国立博物館に移管されましたが、東博の正式名称は独立行政法人 国立文化財機構 東京国立博物館
今日から始まった事業仕分け第二弾の対象は独立行政法人。
数多くある独立行政法人の中にはいわゆる役人の天下り先としてしか役割がなく無駄なものもあるでしょうが、国の文化財を保護し、一般に公開する博物館のような機関はぜひ充実させてほしいと思います。

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大和

再び事業仕分け、爽快ですね!
行政腐敗は、官僚と保守政党が、税金泥棒集団であったことを明らかにしています。
国民を騙し愚民化し高額な給与と年金を取り、更に天下りして税金を盗みます。公益法人に親族を雇用し補助金を垂れ流し、親族企業に業務を発注し徹底的に国民を食い尽くしてきました。その結果が一千兆円の財政赤字です
騙されたと思って「おバカ教育の構造」(阿吽正望 日新報道)を読んで下さい。愚民化政策によって、子供を、不登校、引きこもり、ニート、失業者にされ、経済を破壊されたた日本人の悲惨で哀れな姿がはっきり分かります。すべての人が読むべき本です。
利権メディアやCIA工作に騙されず、民主党を支援して国を改革しましょう。

by 大和 (2010-04-23 23:36) 

いっこ

★大和さん、いらっしゃいませ。
前回の事業仕分けで参院議員の蓮舫が一躍脚光を浴びましたが、年度末、私も職場の予算計画をする際に、「その施策にはこれだけの経費が本当に必要ですか?」など、真似をしていました。
by いっこ (2010-04-27 00:37) 

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