SSブログ

マネとモダン・パリ [アート&デザイン]

丸の内ブリックスクエアに4月にオープンした三菱一号館美術館
開館記念展<Ⅰ>として「マネとモダン・パリ」が開催されています。

20100623 マネとモダン・パリ1.jpg
(1872年、オルセー美術館蔵、「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」部分)

エドゥアール・マネ(1832-83)
パリの豊かなブルジョワ家庭に生まれ、絵画の道を志したマネは、近代絵画の創始者とも呼ばれ、後に印象派以降の画家たちに影響を与えた画家。

私の記憶にあるマネの絵は、美術の教科書で見た『笛吹く少年』の本物をパリのオルセー美術館で見たこと。
他は、ロンドンのThe Courtauld Galleryに常設展示されているマネの絵画『フォリー=ベルジェール劇場のバー』(この作品の習作も展示されています)

今回の展覧会では、マネと同時代の作家たちの油彩、建築素描、彫刻、写真などとともに当時のパリが都市として変貌していく様子を紹介しています。
作品はパリのオルセー美術館はじめフランス国立図書館、カルナヴァレ美術館などの所蔵のものが中心。

20100623 マネとモダン・パリ2.jpg

会場構成は次のとおり。
Ⅰ スペイン趣味とレアリスム:1850-60年代
 「闘牛」「スペインの舞踏家」など。
 日本文化の影響を受け、絵の中に屏風や浮世絵を描きこんだ「エミール・ゾラ」の肖像も。
Ⅱ 親密さの中のマネ:家族と友人たち
 「エドガ・アラン・ポーの肖像」「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」(↑のチラシの絵)など。
 マネのモデルとしてしばしば描かれたモリゾ(Berthe Morisot)は自身も印象派の画家となった。
 マネの絵を見ていつも思うこと。絵具をキャンバスに平板に塗った平面的な絵。黒が印象的、効果的に使われている。モリゾの絵も、彼女の表情もさることながら帽子、ヴェール、ドレスの黒が強烈に記憶に残ります。
Ⅲ マネとパリ生活
 モンマルトル、コンコルド広場、ポン・ヌフ、ノートル=ダム大聖堂などパリの情景の絵や写真、建築設計図など。
 他には、社交の場、オペラ座や競馬場、カフェを舞台にした絵。

ランキング参加中。よろしければクリックを→ にほんブログ村 美術ブログへ

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。