森と芸術 [アート&デザイン]
芽吹き、若葉、新緑、深緑、緑陰。
春から夏にかけての森。気持ちいいですね~
二週間前(5月15日)、白金台の東京都庭園美術館で開催中の「森と芸術 -私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう-」を見てきました。
ポール・セリュジエ「ブルターニュのアンヌ女公への礼讃」1922年、ヤマザキマザック美術館蔵
それまでは背景としての風景だったのが、17世紀に主題としての風景画が確立された。
19世紀にはバルビゾン派が出現し、アール・ヌーヴォーの時期には自然回帰の志向が顕著になった。
会場構成は次のとおり。
第1章 楽園としての森
アンリ・ルソー「エデンの園のエヴァ」(ポーラ美術館蔵)など
第2章 神話と伝説の森
第3章 風景画のなかの森
カミーユ・コロー「サン-ニコラ-レ-ザラスの川辺」(山寺後藤美術館蔵)など
第4章 アール・ヌーヴォーと象徴の森
エミール・ガレのガラス器(黒壁美術館蔵)など
植物研究家でもあるガレは、「わが根源は森の奥にあり」という標語を工房の入口に掲げていたとのこと。
第5章 庭園と「聖なる森」
川田喜久治の写真「聖なる森」シリーズなど
第6章 メルヘンと絵本の森
ギュスターヴ・ドレ「ペローの昔話集」より「赤ずきんちゃん」「眠れる森の美女」、ジョン・テニエル「ふしぎの国のアリス」、アーネスト・H・シェパード「くまのプーさん」、アーサー・ラッカム「真夏の夜の夢」、カイ・ニールセン「ヘンゼルとグレーテル」など
第7章 シュルレアリスムの森
ルネ・マグリット「再開」、マックス・エルンスト「灰色の森」、ポール・デルヴォー「庭」など
第8章 日本列島の森
岡本太郎の写真「縄文土器・模様」「羽黒山の参道」など
特定の画家や時代に焦点をあてた企画展は系統だって学ぶことができますが、このようなテーマに基づいた展示も面白い。
【おまけ】
東京都庭園美術館は名前のとおり庭園があるだけでなく、自然教育園の森に隣接しています。
訪れたときには、美術館入り口近くにトウオガタマというモクレン科の樹木の花が咲いていました。
英語名はBanana shrubとかBanana tree、Banana magnoliaと呼ばれているそうで、花に鼻を近づけると、バナナのような、完熟したメロンのような甘い匂いがします。
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春から夏にかけての森。気持ちいいですね~
二週間前(5月15日)、白金台の東京都庭園美術館で開催中の「森と芸術 -私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう-」を見てきました。
ポール・セリュジエ「ブルターニュのアンヌ女公への礼讃」1922年、ヤマザキマザック美術館蔵
それまでは背景としての風景だったのが、17世紀に主題としての風景画が確立された。
19世紀にはバルビゾン派が出現し、アール・ヌーヴォーの時期には自然回帰の志向が顕著になった。
会場構成は次のとおり。
第1章 楽園としての森
アンリ・ルソー「エデンの園のエヴァ」(ポーラ美術館蔵)など
第2章 神話と伝説の森
第3章 風景画のなかの森
カミーユ・コロー「サン-ニコラ-レ-ザラスの川辺」(山寺後藤美術館蔵)など
第4章 アール・ヌーヴォーと象徴の森
エミール・ガレのガラス器(黒壁美術館蔵)など
植物研究家でもあるガレは、「わが根源は森の奥にあり」という標語を工房の入口に掲げていたとのこと。
第5章 庭園と「聖なる森」
川田喜久治の写真「聖なる森」シリーズなど
第6章 メルヘンと絵本の森
ギュスターヴ・ドレ「ペローの昔話集」より「赤ずきんちゃん」「眠れる森の美女」、ジョン・テニエル「ふしぎの国のアリス」、アーネスト・H・シェパード「くまのプーさん」、アーサー・ラッカム「真夏の夜の夢」、カイ・ニールセン「ヘンゼルとグレーテル」など
第7章 シュルレアリスムの森
ルネ・マグリット「再開」、マックス・エルンスト「灰色の森」、ポール・デルヴォー「庭」など
第8章 日本列島の森
岡本太郎の写真「縄文土器・模様」「羽黒山の参道」など
特定の画家や時代に焦点をあてた企画展は系統だって学ぶことができますが、このようなテーマに基づいた展示も面白い。
【おまけ】
東京都庭園美術館は名前のとおり庭園があるだけでなく、自然教育園の森に隣接しています。
訪れたときには、美術館入り口近くにトウオガタマというモクレン科の樹木の花が咲いていました。
英語名はBanana shrubとかBanana tree、Banana magnoliaと呼ばれているそうで、花に鼻を近づけると、バナナのような、完熟したメロンのような甘い匂いがします。
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