クリエイターズ・トーク 第5回 中治信博&山崎隆明 [学び]
天野祐吉さん(「広告批評」元編集長)が聞き手になって、トップクリエイターの話を聞く公開トークイベント「クリエイターズ・トーク 私はこうして広告をつくってきた」の第5回を傍聴に行ってきました。(参加費2000円)
天野さんは私と同じSo-netでブログ「天野祐吉のあんころじい」を公開されていて、以前、舟和のあんこ玉について検索した時に天野さんの記事にヒットしたのがキッカケで読み始めたのです。
当然、広告の話が中心なのですが、その他の話題も味があって面白い。(天野さんが主宰されている「隠居大学」にも興味あり)
クリエイターズ・トーク開催についてもブログの中で知ったのです。佐藤可志和さんや澤本嘉光さんなど、話をお聞きしたいクリエイターの方たちがこれまでにもいましたが、今回は“一粒で二度おいしい”、一度に二人の話が聞けるからお得!(って訳ではないですが)てなことで。
で、登場したゲストの二人は“永遠の予備校生”中治信博さんと外見もオシャレな山崎隆明さん。
ともに大阪電通でキンチョールのCMなどを手がけた堀井組にいて、今はワトソン・クリックを設立しご活躍されています。
中治さんの最新作は、流し台の三角コーナーのバナナの皮にコバエがたかり電話で文句を言っているクレーマーおばちゃんのキンチョールCM。
一方、山崎さんは、松本人志がバス車内で「これ見よがしに」というつぶやきで締めくくる同じくキンチョールCM。
開演前から会場の大スクリーンには懐かしい昔のCMから最近のものまで立て続けにCFが流れ、その都度、爆笑・失笑・苦笑など笑い声がもれる会場。
一緒に行った友人二人は、ともに会社で広告・宣伝関係の仕事をやっているので誘った次第。
「時代性と広告のあり方」のような、いわゆる広告論的な話から、お二人のCM制作手法の違いなど、二時間半、眠くなるどころか前のめりで聞いていました。(ランチでワインを飲んだあとだったから睡眠学習するかも~と心配だったんです、実は)
自分用の記録にメモしておこう。
●広告づくりは自社の商品を客観視することから始まる(社会に一度、反射させてみる)
生産者が考えていることと消費者が考えていることは違う
売る側の目線ではなく、消費者の立場で「自分が何を言われたら買うかな?」と考えて伝えるメッセージを考える。
商品をほめすぎない。
負の要素(すぐ怒る人、怠ける・ダメな人など)を入れるとプラス(笑い)に転じる。
●一生懸命真面目にやると不真面目なCMになる
中治さんも社員役で登場している象印のCMでは、岩下志麻さんに炊飯器の“おねば”について懸命に説明していると岩下さんが笑い出して止まらなくなったとのこと。
山崎さん作のホットペッパーのCMでは、洋画風の映像にご自身が何度も何度もアフレコの声を録音したそうです。
●二人の手法、大事にしていること
中治さん:リアリティ、エンターテインメント
山崎さん:音や音楽を使用(=言葉だと脳を通して理解しなければならないが、音だと体で生理的に受け止める)
これからキンチョールのTV-CMを見るたびに、別の意味でクスッと笑ってしまいそうですね。
当日の様子(さわり)はブログ「天野祐吉の作業室から」でご覧いただけます。
Fan+(ファンプラス)の「広告かわら版」というサイトでも収録されるそうです。
トーク会場は、東京大学本郷キャンパスの情報学環・福武ホール
ベネッセの福武總一郎氏による寄附に基づき、建築家・安藤忠雄氏が設計した建物。(2008年3月完成)
長さ100メートルの細長い壁は「考える壁」
当日は東大の大学祭「五月祭」の最中で、強い雨の中、大勢の人たちが訪れてごった返していました。
赤門は国の重要文化財。旧加賀藩屋敷御守殿門
今回はゆっくりキャンパス内を歩けませんでしたが、安田講堂など、次回はじっくり歴史探訪したいと思います。
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天野さんは私と同じSo-netでブログ「天野祐吉のあんころじい」を公開されていて、以前、舟和のあんこ玉について検索した時に天野さんの記事にヒットしたのがキッカケで読み始めたのです。
当然、広告の話が中心なのですが、その他の話題も味があって面白い。(天野さんが主宰されている「隠居大学」にも興味あり)
クリエイターズ・トーク開催についてもブログの中で知ったのです。佐藤可志和さんや澤本嘉光さんなど、話をお聞きしたいクリエイターの方たちがこれまでにもいましたが、今回は“一粒で二度おいしい”、一度に二人の話が聞けるからお得!(って訳ではないですが)てなことで。
で、登場したゲストの二人は“永遠の予備校生”中治信博さんと外見もオシャレな山崎隆明さん。
ともに大阪電通でキンチョールのCMなどを手がけた堀井組にいて、今はワトソン・クリックを設立しご活躍されています。
中治さんの最新作は、流し台の三角コーナーのバナナの皮にコバエがたかり電話で文句を言っているクレーマーおばちゃんのキンチョールCM。
一方、山崎さんは、松本人志がバス車内で「これ見よがしに」というつぶやきで締めくくる同じくキンチョールCM。
開演前から会場の大スクリーンには懐かしい昔のCMから最近のものまで立て続けにCFが流れ、その都度、爆笑・失笑・苦笑など笑い声がもれる会場。
一緒に行った友人二人は、ともに会社で広告・宣伝関係の仕事をやっているので誘った次第。
「時代性と広告のあり方」のような、いわゆる広告論的な話から、お二人のCM制作手法の違いなど、二時間半、眠くなるどころか前のめりで聞いていました。(ランチでワインを飲んだあとだったから睡眠学習するかも~と心配だったんです、実は)
自分用の記録にメモしておこう。
●広告づくりは自社の商品を客観視することから始まる(社会に一度、反射させてみる)
生産者が考えていることと消費者が考えていることは違う
売る側の目線ではなく、消費者の立場で「自分が何を言われたら買うかな?」と考えて伝えるメッセージを考える。
商品をほめすぎない。
負の要素(すぐ怒る人、怠ける・ダメな人など)を入れるとプラス(笑い)に転じる。
●一生懸命真面目にやると不真面目なCMになる
中治さんも社員役で登場している象印のCMでは、岩下志麻さんに炊飯器の“おねば”について懸命に説明していると岩下さんが笑い出して止まらなくなったとのこと。
山崎さん作のホットペッパーのCMでは、洋画風の映像にご自身が何度も何度もアフレコの声を録音したそうです。
●二人の手法、大事にしていること
中治さん:リアリティ、エンターテインメント
山崎さん:音や音楽を使用(=言葉だと脳を通して理解しなければならないが、音だと体で生理的に受け止める)
これからキンチョールのTV-CMを見るたびに、別の意味でクスッと笑ってしまいそうですね。
当日の様子(さわり)はブログ「天野祐吉の作業室から」でご覧いただけます。
Fan+(ファンプラス)の「広告かわら版」というサイトでも収録されるそうです。
トーク会場は、東京大学本郷キャンパスの情報学環・福武ホール
ベネッセの福武總一郎氏による寄附に基づき、建築家・安藤忠雄氏が設計した建物。(2008年3月完成)
長さ100メートルの細長い壁は「考える壁」
当日は東大の大学祭「五月祭」の最中で、強い雨の中、大勢の人たちが訪れてごった返していました。
赤門は国の重要文化財。旧加賀藩屋敷御守殿門
今回はゆっくりキャンパス内を歩けませんでしたが、安田講堂など、次回はじっくり歴史探訪したいと思います。
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