ヘルプ 心がつなぐストーリー

目黒シネマで映画「ヘルプ　心がつなぐストーリー」を観てきました。


原題：THE HELP、監督・脚本：テイト・テイラー、原作：キャスリン・ストケット、出演：エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア･スペンサー他、2011年、アメリカ、2時間26分

2012年度アカデミー賞の助演女優賞（オクタヴィア･スペンサー）受賞作品。

1960年代、アメリカ国内でも人種差別が根強く残る南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーター（エマ・ストーン）。
黒人メイドが当たり前の地域社会で育ってきたが、大学から戻った彼女は違和感を感じ始める。何かがおかしい。
彼女は身近なメイドたちにインタビューし本にすることで、白人社会で黒人が置かれた立場を世の中に知らしめ、社会を変えることができるのではと考える。

そんな時、彼女の女友だちの家で働いていたミニー（オクタヴィア･スペンサー）が家族用のトイレを使用したため解雇されてしまう。そんな理不尽さに対しても職を失うことを恐れ、他の黒人メイドたちは誰もが口をつぐんで謂れのない差別と屈辱に耐えている。
そんな中、ミニーの親友のエイビリーン（ヴィオラ・デイヴィス）が勇気を出してインタビューに応じた。彼女もまた、自分を犠牲にしても変革に向けて足を一歩前に踏み出した。内なる心の声に正直であろうと。
そして、その小さな一歩が他のメイドたちへと広がり、一冊の本『THE HELP』が社会を大きく揺るがす動きへと発展していった。


勇気とは何か。正義とは何か。友情、思いやりとは何か。
考えさせられ、ジーンと胸に迫り、時折クスッと笑いも生まれ、感動と希望を与えてくれる物語です。


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コメント 5

私もこの映画観ました。
フランスでは映画よりも、本が去年の間、かなり長くベストセラーになって話題になったんですよ。本は読んでいないのですが、本はまたさらに良さそうですね。
いい映画には、本当に元気をもらいますよね。
by ラパン (2012-08-22 15:01) 

★ラパンさん、パリでも上映されていたのですね。そして、さすが映画好き（通）！ご覧になったのですね。
ほんと、いい作品を見ると、その背景知識というか関連のものをさらに知りたくなります。

by いっこ (2012-08-22 21:53) 

初めまして。黒人の英語が南部アメリカ英語に及ぼした影響を感じてみたくてこの映画をみました。とてもよい映画でしたね。「良い映画を観ると背筋が伸びるよね」このフレーズいいですね。希望が沸いてくるからでしょうか。勇気をもらえるからでしょうか。本当に背筋が伸びて前向きな気持ちになりますね。
by ETCマンツーマン英会話 (2012-10-03 04:06) 

★ETCマンツーマン英会話さん、いらっしゃいませ。
アメリカ英語の中でも地域によってはクセがあるので聞き取りが難しいですよね。
by いっこ (2012-10-03 08:21) 

いっこさん、お返事ありがとうございます。
アメリカ英語は地域によって本当に違うんですね。
また、南部アメリカ英語に対するアメリカ人のもつイメージもとても興味深くおもいました。北部の人たちは、南部英語を田舎者の代名詞のようにして扱っているようですし、南部の人たちは、そのことはわかっていながらも、自分達の言葉と歴史、そして南部事態に愛着と誇りを持っているのを感じます。
アメリカってひとつじゃないんですね。
by ETCマンツーマン英会話 (2012-11-07 12:21)