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新国誠一の《具体詩》 詩と美術のあいだに [アート&デザイン]

国立国際美術館で『アヴァンギャルド・チャイナ』と同時開催していたのが『新国誠一の《具体詩》 詩と美術のあいだに』

20090308 新国誠一の具体詩.jpg

写真ではよくわからないと思いますが、これ↑は『雨』という作品(1966年)で部分拡大するとこんな感じです。(テンテンの向きなど少し違いますが)

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          〝〝〝〝〝雨〝〝〝〝〝〝        

新国誠一(1925~77)は、1950年代から前衛的実験を始め、視覚聴覚の両面において言語を要素化して扱う詩に到達。漢字をグラフィカルに散在させた「視る詩」と平仮名、片仮名、数字による「聴く詩」を制作。

美術‐音楽‐詩の相互作用を感じられる展覧会です。
漢字の成り立ち・意味や文字の配置・大小でビジュアルイメージ、サウンドを見る側に考えさせる面白い作品です。

例えば、『嘘(lie)』は口(mouth)と虚(void)の組み合わせ、『囚(prisoner)』は人(man)と口(enclosure)の組み合わせ。
『大地』という作品はこんなイメージ。

                墓
          土土土土土土土
         土土土土土土
        土土土土土土

【おまけ(私も創ってみました)】
 作品No.1『涙』   !
             !
             !!
             !!
             !!
             涙

 作品No.2『愛』
 
           愛 愛     愛 愛
         愛 愛 愛   愛 愛 愛
          愛 愛 会 逢 愛 愛
           愛 相  I  相 愛
            愛 遭 合 愛
             愛 愛 愛
              愛 愛 
               哀

いかがでしょ。暇な時に考えてみるのも面白いかも。

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タグ:大阪 美術館

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