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高矢禮 [建築&インテリア]

白金にあるオシャレな韓国伝統料理レストラン、高矢禮gosireh(ゴシレ)

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遠い昔、韓民族の建国神話で食べ物の神様として知られた高矢に感謝の心を表して行った儀式を高矢禮というそうで、神様に食べ物を供える時のように大事なお客様を心を込めて「おもてなしする」という意味で店の名前をつけたとのこと。
(10月の『ゴチになります』秋のスペシャルの会場になっていました)

夜になると白い外壁が内側からの照明できれいに浮かび上がります。

20090322 高矢禮2.JPG

実は初めて見たとき、何か怪しい宗教団体の建物かと思いました。

ヨン様プロデュースのお店ということで玄関ではジュン・ベアがお出迎えしてくれます。

20081012 五矢禮1.JPG

建物がユニークなので紹介しましたが、食事には行ったことがありません。なんだか敷居が高そうで。

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ポワレとフォルチュニィ [アート&デザイン]

東京都庭園美術館で開催中の『ポワレとフォルチュニィ 20世紀モードを変えた男たち』を鑑賞してきました。

20世紀初頭を代表するモード界の巨人ポール・ポワレ(Paul Poiret、1879-1944)と20世紀最高のテキスタイル・デザイナーと言われるマリアノ・フォルチュニィ(Mariano Fortuny、1871-1949)のドレスを紹介しています。

彼ら以前の16世紀~19世紀の女性の服は、細いウエストを作り出すCorset(コルセット)、スカートを大きく膨らませるCrinoline(クリノリン)、スカート後部のふくらみを強調するBustle(バッスル)という形成下着によって作り出される曲線的なものでした。これはアール・ヌーヴォの有機的な曲線に通じるものでもありました。

それが20世紀になり二人のデザイナーが登場した頃、パリ・モードは大きな転換期を迎えます。
女性のシルエットを支配してきたコルセット(=束縛)から解放されるのです。人工的なシェイプから自然な体のラインへ。

20090321 ポワレとフォルチュニィ1.JPG

右がポワレのドレス。
自然な身体のラインにゆったり寄りそう直線的なシルエットハイウエストが特徴。
イスラムや東洋の伝統的な意匠をデザインに取り入れています。組み紐や刺繍、ドレープなども用いられています。

左がフォルチュニィのドレス。
しなやかな絹地を細かくたたんだプリーツが自然に身体をおおうドレスは古代ギリシャの衣服から着想を得ていて「デルフォス」と呼ばれています。
彼は特許を取得したプリーツの製法や独創的な染色技術によってテキスタイルを生み出す“布の魔術師”と称されました。
真似をしようにもできない、他の追随を許さないプリーツは「一枚の布」による衣服を追求する現代のイッセイ・ミヤケに通じるものを感じます。

20090321 ポワレとフォルチュニィ2.JPG

庭園美術館(旧朝香宮邸)の光量をおとした室内に間隔をあけて置かれ、ドレスをまとったマネキン。まるでパーティから抜け出してきた貴婦人が見つからないように静止しているかのようです。

イギリスのデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドの言葉が紹介されていました。「過去と伝統無くして、創造的であることは不可能」
創造的なデザインは回帰を繰り返しつつも決して元の場所には戻らず、未来に向けて進化していく。

ポワレとフォルチュニィのドレス、とても100年前にデザインされたものとは思えないほど、現在でも新鮮さを感じます。

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