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宿屋塾 かよう亭 [学び]

今日は終業時刻にベルサッサ(この表現、通じるかな?)

「宿屋塾」というオータパブリケイションズというホスピタリティ業界の情報発信をしている企業が主催の勉強会に参加するため。(西早稲田の東京YMCA国際ホテル専門学校にて。参加費3000円)

参加のきっかけは本当に偶然。
ホテル関連の事業を行っている外国企業(私がイギリスで出向していた会社)の経営管理をしている関係で、業界誌を職場で定期購読をしているのですが、発行元の方が先週来社され一時間ほど話をする機会があり、ウェブサイトにアクセスしたところ宿屋塾の講師に石川県、山中温泉の旅館かよう亭のご主人、上口昌徳氏がいらっしゃるとの情報。

金沢に暮らしていた時から旅館もご主人の名前も知っていましたが、若かった頃はまだ何となく旅館は敷居が高くて行ったことがありませんでした。
しかし、今回、こういうご縁で話を聞けることになりました。

いくつか印象に残った内容をご紹介します。

●利潤を追わず、理想を追い続けてきた
実父が経営していた大旅館から10室だけの小規模旅館に転換。宣伝をいっさいせず、利用されたお客さんがリピーターとなり、口コミで新しいお客さんを呼び込んでいる。
出所がわかっている安心できる食材を使った料理。

●「金持ち」ではないが「人持ち」
いろんな人との出会い、つながりが一番の財産。

●「表日本」VS「裏日本」
「裏」は暗い、陰気、汚いという悪いイメージがあるが、裏日本には日本の良いものがたくさん隠れている。自然、人々のよさ。

●お客様が宿の風格を作る
特に旅館は日本人のお客様

●経済状況が厳しい現在こそチャンス
繁忙時の半分のお客様に倍の質のサービスを提供できる。そうすればお客様は倍の満足・感動が得られ、口コミでより多くのお客様が訪れてくれる。

●日本のおもてなしは自分を無にすること
見返りを求めない、相手を喜ばせようという純粋な心

●「全体の繁栄」が第一
結果としての「個の繁栄」

●風土
「風人」は新しい風を起こしてくれる人、「土人」は地域に根ざしている人。両方あってこそ地域の発展がある。

お話を聞きながら、いろんな意味で元気をもらいました。
77歳をすぎたお歳でいきいきと夢を語る姿に勇気。もうすぐ82歳になる父に伝えたい。
先日知った目黒雅叙園の創始者も石川県出身。郷土の誇り。
大好きなホスピタリティ業界でお客様に質の高いサービスを、と実直に取り組んでいらっしゃることに敬服と感謝。

講演が終わってから挨拶させていただきました。
私が能登の出身であること、共通の知り合いのことでしばし話が弾みました。

ひょんなことから参加した宿屋塾。「ご縁」に感謝です。
また、サプライズゲストとして中谷彰宏さんが進行役で登場。日頃から中谷さんの文章内容に共感する部分が多く、本人を間近にする機会となり、これも幸運。
今回もたくさんの学びをいただきました。

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タグ:旅館 石川県
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