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南太平洋の旅に出かけます [旅 タヒチ&イースター島]

今日から夏休み[るんるん]
これから旅に出かけます。

今回の旅行は「奇跡の楽園」タヒチ(フランス領ポリネシア)&一生のうちに絶対行きたかったイースター島(チリ)に行くことにしました。

本当は友人(かつての仕事仲間)二人が一年前にそれぞれ移住したアメリカ(コロラド州ボルダー)とメキシコシティに行こうと思ってマイレージを貯めていたのですが、春先の新型インフルエンザの影響で渡航を断念。
代わりの目的地にふと思いついたのが念願のイースター島。
大陸は危なそうだけど、島なら感染の確率も低いかな、と。
調べてみると日本からはタヒチ経由で行けるらしい。
ゴーギャンが愛した場所に行くのもいいじゃない!と決定。

そこでまたふと思いついた。
いつものように、ふらりと一人旅のつもりだったけど、毎年のように秘境に出かけている友人(大学&会社)に行ったことがあるか聞いてみようと連絡したところ、「未踏」ということで急きょ一緒に行くことに決定!(誘ってから決めるまで二日!素晴らしい決断力)

「物事は偶然ではなく必然」と思うことが度々あります。

今年のお正月は年末からの家族旅行でグアムから帰国したところから始まりました。
5月には金沢の友人と念願の屋久島&霧島(島じゃないけど)
私の大好きなブランド、Pleats Pleaseの春夏のテーマは「Island」
そして今回もタヒチ島にイースター島。

なぜだかが続いているのです。

きっと、神様が人里離れた島でのんびり過ごす時間を持ちなさい、と導いてくれているのかも。
そして、自分の心と体も自然の中に浸りたいと望んでいるのでしょう。

22日(土)に戻ってくるので、その間、ブログはお休みします。
帰ったら旅行記にご期待ください!
では、成田に向かいます。行ってきま~す。

20090815 Tahiti.jpg

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奇想の王国 だまし絵展 [アート&デザイン]

夏休みシーズンで出勤している社員が少ないせいか、オフィスはどことなくゆったりとした雰囲気。
でも、私は残業しちゃった。休暇前だからいろいろとやることがあってね。
体調回復度チェックのために、三週間ぶりにコーヒーを飲んでみた。うーん、まだ前ほど美味しく感じない。
アルコールも気分を悪くしそうで怖くて自粛していたけど久しぶりにグラスワインを一杯。これは美味しく感じる。

さて、ようやく元気も戻ってきたので木曜は仕事帰りに渋谷まで出かけました。
Bunkamura ザ・ミュージアムで会期終了間近の『奇想の王国 だまし絵展を観るために。

20090813 奇想の王国だまし絵展1.JPG

構成と主な展示の特徴は次のとおり。

トロンプルイユの伝統
フランス語で「目だまし」を意味するトロンプルイユ
こんなふうに額から人物が飛び出してきそうな絵で見る者の目をだまします。

20090813 奇想の王国だまし絵展2.JPG
(1874年、ペレ・ボレル・デル・カソ『非難を逃れて』)

他には「ヴァニタス」という「虚栄、諸行無常」を表す作品名も。絵の中に頭蓋骨や砂時計などをモチーフとして登場させ、現世の虚しさや命のはかなさを象徴しています。

アメリカン・トロンプルイユ
リアルさ(写実)。平面(二次元)のキャンバスに奥行きを持たせることで三次元を表現。

イメージ詐術(トリック)の古典
「アナモルフォーズ」ゆがんだ像は一見何が描かれているかわからないものが、ある一定の見方をするとわかってくる図像。
植物や魚を組み合わせて人物像を描いたジュゼッペ・アルチンボルドの作品は、あるものを別のものに見せるダブルイメージの傑作。(上の絵、1590年頃、『ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)』)

日本のだまし絵
日本では幕末から明治にかけて「描表装(かきびょうそう)」というユニークなだまし絵の発展をとげた。掛軸の表具(風袋、一文字など)を手描きで模したもの。
画面の内と外という境界を曖昧にすることで虚構と現実の区別を怪しくする機能がある。
代表的な作家は河鍋暁斎、琳派の鈴木其一、鈴木守一ら。

小さいものが寄り集まって別の大きなイメージを作り出す「寄せ絵」(歌川国芳ら)や人がポーズをとることで別のもののイメージを映し出す「影絵」(歌川広重ら)は日本におけるダブルイメージの表現であり、ユーモアに富んでいる。

20世紀の巨匠たち -マグリット・ダリ・エッシャー
マグリット『白紙委任状』:絵の主題となるモノ(馬)と背景(林)の境界があいまい。
デルヴォー『窓』:窓をはさんでの内と外の境界があいまい。
エッシャー:昼と夜の境があいまい。階段が上昇しているのか下降しているのか、滝の水は上から下へ落ちているのか無限に循環しているだけなのか。
境界の曖昧さが観る側の人間を混乱させる。

多様なイリュージョニズム -現代美術におけるイメージの策謀
カプーア『虚空No.3』:真っ暗な空間をのぞきこんでいると空間が満たされているかのような質量感を感じる。
パトリック・ヒューズ『水の都』:壁にかけられた額の中にピラミッドのような四角錘が三つ、観る側の方向に突き出ている。その突き出た三角の面に建物が描かれ、空や道路といった背景は固定しているのに、額の右から左に移動しながら見ると、まるで実際の道路を歩いているときのように建物が視界を流れていく錯覚。「Reverspective(反転と遠近法)」を利用したもの。

新鮮な驚きと、一体どうなっているんだろう?と考えさせる緊張感をもたらしてくれる展覧会です。

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