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ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 [シアター&シネマ]

先週末、シネマート六本木『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』を観てきました。(2007年、90分)

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アメリカ映画だけれどお葬式の舞台はイギリス。
主人公は気弱なダニエル。彼は長男。父親が亡くなって葬式を取り仕切らなければならない。
自身は弔辞を読むという大役に不安がいっぱい。
妻と同居の母はソリが合わない。その妻からは新居のためのデポジット振込みを迫られる。
ニューヨークに住む小説家として成功した女たらしの弟。実はダニエルも小説を書いていて優秀な弟にコンプレックスを抱いている。
他の登場人物も多彩。
ダニエルの従妹マーサの婚約者サイモンはマーサの弟がサイドビジネスでやっているドラッグを精神安定剤と間違って服用してラリッてしまう。
ダニエルの知人ハワードは自己中心。
親族の中に見慣れぬ男がいると思ったら、亡くなった父親の重大な秘密をネタに脅迫してくる。

兄弟の確執、嫁姑の不仲、娘の結婚を認めない父親、人生のさまざまな問題、葛藤が繰り広げられるが、ほどよいユーモアで物語が展開されます。

印象に残ったのがダニエルが用意していた弔辞を緊張のあまり読めず、自らの思いで語った言葉。その中にこんなフレーズがありました。
「親は進むべき道を示すが、成長するのは自分自身の力」
一方で先日訪れた相田みつを美術館で見た言葉「育てたように子は育つ」を思い出しました。
私は母に何度も「どうしてこんな子に育ったんかね。育て方が悪かったんかね」と言われたことがある。そんなに悪い子なのかなぁ。

この記事を書く前、遠縁の訃報が入った。
心からご冥福をお祈りします。

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