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柴田是真の漆×絵 [アート&デザイン]

日本橋三井タワーに入っている三井記念美術館「江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵を鑑賞してきました。

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(柳に水車文重箱、エドソンコレクション)

幕末から明治期に活躍した漆芸家であり画家であった柴田是真(1807-1891)
皇室の御用を務めて帝室技芸員に任命されたほどの近代美術の画家でしたが、最近、テレビ番組「美の巨匠」で取り上げられるまで知りませんでした。
(坂本龍馬現象とでも言うのでしょうか、最近、幕末から明治にかけての時期にちなんだ各種催しが多いような気がします)

日本より欧米で高く評価され、多くの作品が海外で所蔵されているそうで、今回の展覧会も米国、テキサス州サンアントニオ在住のキャサリン&トーマス・エドソン夫妻が収集した是真の漆工と絵画が初めて里帰りした約70点に、日本国内に所蔵される博覧会受賞作等の優品約30点が合わされて展示されたものです。

20100207 柴田是真の漆絵1.jpg

エドソンコレクションは掛軸、屏風といった大きな作品から漆絵画帖、お盆、木刀、印籠など多種多様。
国内作品の所蔵は、開催の三井記念美術館や東京国立博物館はもちろんですが、板橋区立美術館にも名品が多く所蔵されているのが意外でした。

蒔絵、螺鈿細工はこれまでにいろいろ見てきましたが、漆絵をこれだけ堪能できる機会は初めて。いい展覧会でした。

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たいめいけん 三代目 [レストラン&フード]

三越日本橋本店の新館B1に入っているたいめいけん三代目に初めて行ってきました。
日本橋にはめったに行かないので、本店(コレド日本橋の裏)に行く機会もなかったのですが、日曜に三越方面に行くことにしたので。先日のテレビ番組「ソロモン流」で紹介されていて気になっていたこともあり。

12時すぎに到着した時点ですでに入口の椅子で待ち客10人近く。いつもの私なら諦めるところですが、その日はお腹の空き具合にも余裕があったし読書をしながら待つことに。

注文したのはこちら。日本橋プレート、1,470円。

20100207 たいめいけん日本橋プレート.jpg

ケチャップオムライス、コールスロー、日替わり一品(この日はハンバーグ)
オムライスは期待していた卵がフワッ、トロ~ではありませんでしたが(普通のオムライスだけのようです)、ケチャップのほどよい酸味が味をひきしめています。
キャベツのコールスローはよくあるマヨネーズ和えではなく、こちらもさっぱりマリネ味。
普段はあまりハンバーグを食べない私ですが、このハンバーグは挽肉の間にほどよい空間があるのか適度な固さで美味しくいただきました。

厨房が一段高く、ガラス張りのため、調理人の方たちが大きなフライパンを振っている様子が見られるのも楽しいです。
今度は定番のオムライスを食べたいな。

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マニュエル・ルグリの新しき世界 [シアター&シネマ]

先週の土曜(6日)の午後、五反田ゆうぽうとホールで開催されたバレエ公演「マニュエル・ルグリの新しき世界」Bプログラム「ルグリと輝ける世界のスターたち」を鑑賞してきました。

20100206 マニュエル・ルグリの新しき世界.jpg

ルグリとはパリ・オペラ座を最近退団した男性エトワールのようですが、正直言って知りませんでした。
私のお目当てはシルヴィ・ギエム。ここのところ毎年、彼女の踊りを見る機会に恵まれています。
たしか、私と同い年くらいのはず。しかし、プロのダンサーとしての研ぎ澄まされた肉体。もって生まれた柔軟な身体のほか、ゆるぎないテクニック、さらに踊りに風格が漂っています。同時代に彼女の踊りを見られて感謝です。ありがたや、ありがたや。

当日の演目と出演者。

第1部(1330-1430)
●「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
 ヘザー・オグデン、ギヨーム・コテ
●「モペイ」 フリーデマン・フォーゲル(笑顔が可愛い男子)
●「スリンガーランド」
 アニエス・ルテステュ、パトリック・ド・バナ(大人の雰囲気たっぷりのペア)
●「アザー・ダンス」
 オレリー・デュポン、デヴィッド・ホールバーグ ※ピアノ演奏
●「優しい嘘」
 シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ

第2部(1450-1550)
●「マリー・アントワネット」
 アニエス・ルテステュ、パトリック・ド・バナ
●「ハロ」 ヘレナ・マーティン(フラメンコ風の踊り)
●「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」
 上野水香、高岸直樹
●「失われた時を求めて」より“モレルとサン・ルー”
 ギヨーム・コテ、デヴィッド・ホールバーグ(男性二人の独特の世界)
●「三人姉妹」
 シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ ※ピアノ演奏

ギエムとルグリはかつて同時期にパリ・オペラ座で踊っていたということもあってか息のあった円熟の踊り。安心して見ていられました。(最初の演目で女性ダンサーが床にすべってバランスを崩したのを見たのです)

ヨーロッパの劇場とつい比較してしまうのですが、日本の公演会場はいわゆる公会堂で無機質な印象。
ロンドンのRoyal Opeara Houseなどのような、その扉の中に入っただけで胸がわくわくする昂揚感や歴史・優雅さなどを感じさせる特別感がないのが残念です。

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