SSブログ

キト旧市街と赤道記念碑 見学ツアー [旅 キト&ガラパゴス諸島]

キト到着の翌日は現地の日本語ガイドさんの案内で旧市街(セントロ・ヒストリコ)を歩いて見学。

車を駐車する前、車窓から道端をながめているとスイカを売っている露天商が。
20100502 2キト旧市街02.JPG
一見すると、東南アジアの街角の風景と変わらない。

もうスペイン植民地時代のコロニアルな建物が始まりました。
20100502 2キト旧市街03.JPG

サン・アグスティン教会・修道院(Iglesia y Convento de San Agustin)1538年完成
20100502 2キト旧市街06サン・アグスティン教会1.JPG

遠くにバシリカ教会(Basilica del Voto Nacional)ネオ・ゴシック様式
20100502 2キト旧市街08バシリカ教会.JPG

旧市街の中心にあるのが独立広場(Plaza Grande o de la Independencia)
20100502 2キト旧市街09独立広場1記念碑.JPG

独立記念碑の上に立つ自由の女神はフランスからの贈り物だそうだ。

四角い広場を取り巻くように南側にあるのがカテドラル。1535年完成。
20100502 2キト旧市街09独立広場2カテドラル.JPG

後期ゴシック(late Gothic)、ムーア式(Moorish)、バロック(Baroque)、ネオクラシック(neoclassical)の各様式が使われている。

西側には大統領府(Placio del Gobierno)
20100502 2キト旧市街09独立広場3大統領府.JPG

上(白い部分)はスペイン時代のネオクラシック様式、下の茶色い土台部分はインカ時代の造り。石垣は隙間を小さい石を足したりしてパズルのよう。
20100502 2キト旧市街09独立広場3大統領府インカ石垣.JPG

広場の北側はアルゾビスパル宮殿。内側には四角いパティオの真ん中に噴水がありスペイン風を踏襲。昔は司教の住居(?)、現在はレストラン、カフェ、クラフトショップなどが入っています。
20100502 2キト旧市街09独立広場4アルソビスパル宮殿.JPG

東側には市庁舎が建っています。
大統領府の並びにあるのがアルベルト・メナ・カアマーニョ美術・歴史博物館(Museo Municipal Alberto Mena Caamano de Arte y Historia)
20100502 2キト旧市街10中央文化博物館.JPG

マニエリズム様式(ルネッサンスとバロックの間の表現様式)の建物で、様式を混ぜる、バランスを崩すといった特徴があります。例えば、上の写真では石・木・金属(後で付けたした)が組み合わされている。他に、ドーリア式列柱の上にコリント式列柱というような。

中央文化博物館(Centro Cultural Metropolitano)でもあり、17世紀には大学だった建物。18世紀にはスペイン王室軍隊の本部としても使われた。
現在はアール・ヌーボーの美術館。天井も部屋によって全部模様が異なる。
20100502 2キト旧市街10中央文化博物館3.JPG

隣にはラ・コンパニーア教会(Iglesia de la Compania de Jesus)
20100502 2キト旧市街11ラ・コンパニーア教会5s.JPG

バロック様式。1605年から完成まで160年もかけて建てられた。
外側は薄汚れた感じですが(それでも彫刻は素晴らしい)、内部の装飾は大量の金を使用した非常にゴージャスなもの。(残念ながら内部は撮影禁止)
ここでキトの教会にステンドグラスがほとんどないことに気づく。ガイドさんにたずねたところ「だって、ステンドグラスは安いでしょ」つまり、黄金の国エクアドルでは金をふんだんに使え、ステンドグラスという次善の策に逃げる必要はなかったこと?

教会など観光名所の前には先住民が手にネックレスをさげて売っています。
20100502 2キト旧市街12オタバロ2.JPG
オダバロのインディヘナ男性は上から下まで白。真ん中の女性がガイドのヒメナさん。

喉が渇いたので小休止。人参・オレンジ・アルファルファのミックスジュース。($1.20)
20100502 2キト旧市街15アルファルファ入ジュース.JPG

さらに歩を進めると、サン・フランシスコ広場に突き当たります。
20100502 2キト旧市街16サン・フランシスコ広場.JPG

サン・フランシスコ教会・修道院(Iglesia y Convento de San Francisco)の内部も黄金。1535年建立
20100502 2キト旧市街17サン・フランシスコ教会2.JPG

こういうスペイン風の建物だけを見ていると自分が南米の町ではなくヨーロッパにいるかのような錯覚にとらわれます。
20100502 2キト旧市街18右.JPG

でも、街行く人を見るとたしかに南米にいることを認識します。
20100502 2キト旧市街19s.JPG

向こうに見えるのはキトの象徴とも言えるパネシージョの丘(Cerro de Panecillo)頂上に聖母像が立っています。
ただでさえ高地、そして坂の多い町なのに自転車に乗る人、ジョギングする人の姿をしばしば見かけました。おのずと高地トレーニングになるはず。強いアスリートが輩出されてもいい環境ですよね。

ドアが一つひとつ凝った細工で綺麗なんです。
20100502 2キト旧市街21.JPG

昔の石畳の上にアスファルト舗装がされたそうですが、坂道には滑り止めになる石畳がいいということで敢えて剥がれた状態にしてあるそう。
20100502 2キト旧市街25石垣坂道.JPG

旧市街の街中をあとにして小高いイッチンビアの丘(Itchimbia)に上り市内全体を見下ろした。(パネシージョの丘に通じるトンネルが工事中のため行けず)
本当に狭いところに家が密集している感じ。

ツアーの最後はキトの北方20㎞のところにある赤道記念碑へ。
20100502 3赤道記念碑3s.JPG

赤道線上に乗っているの図。(と言っても数年前のスマトラ島沖地震の影響で0度の位置が7秒ほどずれたらしい)
ロンドンのグリニッジでは経度0度の子午線をまたぎ、今回は緯度0度の赤道を!

以上、4時間のキト旧市街と赤道記念碑見学ツアーのレポートでした。
これでもダイジェスト。教会や博物館の中に入ってじっくり内部を鑑賞するには最低でも一日はかかりますね。

ランキング参加中。よろしければクリックを→ にほんブログ村 旅行ブログへ

nice!(4)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。