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やまとごころを問う [学び]

先週末はずっと部屋にこもっていた反動で、平日はランチに外出したり、仕事帰りに寄り道したり。
木曜の夜は会社の社外講演会で慶應丸の内シティキャンパス(丸ビル内)の「夕学五十講」を受講してきました。

講師は奈良県立万葉文化館 館長の中西 進さん
『万葉集』などを主に、日本文化の研究をされています。

講演のタイトルは「やまとごころを問う」

「やまとごころ」すなわち「日本人の心」には3つの特徴があるとのこと。
1.バランス感覚
外からの文化を自国文化とうまく調和させながら受け入れる調和力
中西さんは、日本人は“受け入れ上手”と言います。
例えば、中国文化が入ってくると、しばらくは異文化として存在するが、そのうち日本の文化に溶け込んで一つになる。
また、日本は白黒を敢えてはっきりさせず曖昧なままにしておく“大人の文化”とも。

2.センスの良さ
他のモノに見立てて理解する象徴力
茶道でももともとの目的とは違うものを別の用途で使ったりしますよね。

3.進取の気性
他者から教わり良いものを進んで取り入れようとし、自分を成長させる。
敬語は、他者に対して自分を低くして他者を敬うと同時に、教わろうとする姿勢。良いものを進んで取り入れ自分を成長させようとする精神が日本人にはある。

こうやって振り返ってみると、日本人って、欧米文化の人とは異なり、Yes/Noがはっきりしないということを優柔不断のように言われたりしますが、敢えて「対立」するのではなく「調和」をもって関係性を構築しようとしてきたのかもしれません。

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ミュンヘン 市内Walk Tour その2 [旅 ドイツ]

マリエン広場からオデオン広場(Odeonsplatz)までは歩行者天国になっていて、レジデンツ通り(Residenzstr.)からオデオン広場に出る手前で将軍堂わきから覗くと、黄色いテアティナー教会(Theatinerkirche)が見えます。
20100530 15将軍堂.JPG
細い2本のポールはかつてここに立っていた門の位置だそうです。

20100530 16Theatinerkirche1.JPG
なぜか教会には遠くからでも読める時計が外壁にかかっています。

門をくぐるとレジデンツ(Residenz)
20100530 17Odeonsplatz4.JPG

レジデンツ(王宮)はバイエルン王家、ヴィッテルスバッハ家の宮殿だった建物で、現在は博物館、宝物殿として公開されています。
20100530 18esidenz.JPG

博物館には歴代バイエルン王の肖像画や陶磁器コレクション、宝物殿には絢爛豪華な宝飾品などが展示されています。(今回は時間がなく残念)

向かい側にはホーフガルテン(Hofgarten)という王宮の庭園だったところ。
20100530 19Hofgarten.JPG
音楽の街でもあるミュンヘン。柵のデザインがト音記号です。

さらに行くと英国庭園(Englischer Garten)の広大な敷地に入ります。
20100530 21EnglischerGarten.JPG

広い芝生の向こうに見える円形周柱神殿(monopteros)は展望台。あの場所までで全体の敷地の4分の1くらい。ヨーロッパで一番広い公園だそうです。
馬が走れる道があったり、ヌードが許可されている場所でもあり、これからの季節、多くのヌーディストが日光浴をするとのこと。

公園の中には川が何筋か流れ、水の流れは結構急です。珍しい光景を目にしました。
20100530 21EnglischerGarten2.JPG
激流でサーフィンに興じる人たち。ちゃんと許可されています。

さらに続く~

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