マイレージ、マイライフ

品川プリンスシネマで『マイレージ、マイライフ』を観てきました。


（原題：Up in the Air、監督：ジェイソン・ライトマン、2009年、アメリカ、109分）

主役はジョージ・クルーニー。
リストラ宣告人のライアン。年間300日以上を出張に費やし、1000万マイル獲得が目標。
本当の自宅はたまに帰るだけ。人生のほとんどを飛行機かホテルで過ごす。
そんな彼の前に現れた二人の女性。
一人はアナ・ケンドリック演じる新入社員。
コスト削減のため、ネットでの解雇通告を提案。ライアンにとっては迷惑な存在。しかし、彼はこの新人の教育役に。
もう一人はヴェラ・ファーミガ演じるアラフォーのキャリアウーマン。
ライアン同様、独身の自由を謳歌している大人の女のように思えたが。。

「バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない」
結婚はもちろん、自分の姉妹との絆さえも疎んじていたライアンが、二人の女性との出会いをきっかけに人とのつながりを意識するようになる。せっかく気持ちが動き始めたのに…

『オーシャンズ』で見られるようなセクシーで“ちょい悪”なイメージが、これまでのジョージ・クルーニーに対する私の印象。（彼に声をかけられたら迷わず付いて行ってしまいます）
ところが、今回はそんなイメージを覆すような深い演技。ドラマのせつない結末に思わず感情移入してしまいました。

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