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アール・デコ時代の工芸とデザイン [アート&デザイン]

北の丸公園東京国立近代美術館工芸館で所蔵作品展「アール・デコ時代の工芸とデザイン」を観てきました。

20100627 アール・デコの時代の工芸とデザイン.jpg

19世紀末から20世紀にかけて流行した曲線的なアール・ヌーヴォーに対し、1920年代のヨーロッパで開花したアール・デコは幾何学的な装飾様式。

会場構成は次のとおり。
Ⅰ アール・デコの精華
Ⅱ アール・デコ博覧会と1920年代の日本の工芸
Ⅲ モダン東京と杉浦非水
 杉浦非水とは、三越百貨店で広告デザインをやっていた方。
 東京での1920年代と言えば、1923年の関東大震災の復興のなかで、新しい価値観を見出した住民たちが新たな都市文化を形成し始めた時代。「モダン」という言葉が使われ、「モガ」(モダンガール)が百貨店のポスターや雑誌に登場した時代。
Ⅳ 生活と工芸 -民芸運動と実在工芸美術会
 1926年、柳宗悦が日本民芸美術館設立趣意書を発表し、浜田庄司、河井寛次郎らと民芸運動を推進。素朴な日常雑器に美しさを見出した。
 1935年、金工家の高村豊周ら旧「无型(むけい)」同人を中心に10人の工芸家が集まって「実在工芸美術会」が結成された。彼らは「用即美」を旗印に掲げた。
Ⅴ アール・デコ/モダンデザイン
 ドイツではバウハウスの活動がモダンデザインに大きな影響を及ぼした。

アール・デコは生活の近代化とともに広がったのですね。

【おまけ】

20100627 東京国立近代美工芸館.jpg
工芸館の玄関ロビーの天井照明

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