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印象派とエコール・ド・パリ [アート&デザイン]

先週は品川で仕事だったので、金曜の夕方、京浜東北線で横浜方面へ遠征しました
みなとみらい地区にある横浜美術館で開催中のポーラ美術館コレクション展「印象派とエコール・ド・パリ」を鑑賞してきました。

20100723 印象派とエコール・ド・パリ.jpg
クロード・モネ「睡蓮の池」1899年

みなとみらい線に乗ったのは初めて。みなとみらい駅で降車して、地上に出るとすぐ目の前に美術館。
20100723 横浜美術館&ランドマークタワー.jpg

会場構成は次のとおり。(展示の説明を引用)
Ⅰ 印象派
19世紀後半から始まった「印象派」
終幕は科学を援用した光の追求と、理論では測りきれない不可視の世界の探求という新時代の二極の胎動を告げるものでもあった。
「新印象主義」「象徴主義」を含む「ポスト印象派」の作品も展示。
作家は、ルノワール、モネ、シスレー、ピサロ、ギヨマン、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホ、スーラ、シニャック、アンリ・エドモン・クロス、イポリート・プティジャン、アンリ・ウジェーヌ・ル・シダネル、オディロン・ルドン、ロートレック
(ラパンさんのブログでも紹介されたモネの「エトルタの夕焼け」の絵もありました)

Ⅱ エコール・ド・パリとピカソ
1910年代から1930年代にかけてパリで活躍した外国人作家と彼らと親しかったフランス人作家を一般的に「エコール・ド・パリ」(パリ派)と呼ぶ。
いずれも写実的な表現で、モンマルトルやモンパルナスにアトリエを持ち、互いに交流して刺激を受けながら制作を行った。
ピカソの作品は、普通の描き方のもの→「青の時代」→分析的なキュビズム→総合的なキュビズム、と4つの絵画様式の変遷が見られるように展示されています。
他の作家は、ユトリロ、ローランサン、キース・ヴァン・ドンゲン、ジュール・パスキン、モディリアーニ、シャイム・スーティン、キスリング、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、シャガール

20100723 印象派とエコール・ド・パリ1.jpg

今回の一番のお気に入りはフジタの「校庭」(下・左から二番目、1956年)
背筋をピンと伸ばして監視する女教師と、思い思いの格好で体操する子供たち。フジタの描く子供たちはちょっと毒気がある表情をしているので好きです。
残念ながら作品のハガキが売られていなかったので、二番目に気に入った、同じくフジタの「オランダの少女たち」(1955年)のハガキを購入。

作家別に展示してあり、フランス近代絵画の流れを理解するのに最適な企画展示です。

【おまけ】
横浜美術館コレクション展も駆け足で見ましたが、なかなかの充実ぶり。
20100723 横浜美術館.jpg

吹き抜けの玄関ロビーには、巨大なカラスや彫刻作品も展示されており、十分満足の一時間半でした。
それにしても横浜と言えど、金曜の延長開館の時間帯、見学する人はまばら。東京とは大違い。

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