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マン・レイ展 知られざる創作の秘密 [アート&デザイン]

私が抽象絵画を好きになるきっかけとなったのは、大きな赤い唇が山の上の空に浮かんでいるマン・レイの絵。
そのマン・レイの遺族が設立し、全作品の著作権を所有するマン・レイ財団所蔵の写真、絵画、彫刻、デッサン、マン・レイ自身の所持品を集めた展覧会マン・レイ展 知られざる創作の秘密」を開催中の六本木、国立新美術館で観てきました。

20100827 マン・レイ展.jpg

サブタイトルに書かれているUnconcerned But Not Indifferent(無頓着 しかし、無関心ではない)は、彼の墓碑に刻まれている言葉。

美術館に行ったのは8月27日、奇しくもマン・レイの誕生日でした。

会場構成はマン・レイの生涯を四つに区切り、時代にそって彼の作品とその発想源となったモノやイメージを展示しています。

New York 1890-1921
1890年8月27日、ロシアからの移民である両親のもと、フィラデルフィアに生まれた。元の名前はエマニュエル・ラドニツキー。
ニューヨークで創作活動をスタート。

Paris 1921-1940
パリに移り住み、職業写真家として開業。肖像写真家として知名度を得る。
ヨーロッパの政治情勢が不穏になり、第二次世界大戦が勃発。パリを離れ、アメリカ合衆国・ニュージャージー州に戻る。

Los Angeles 1940-1951
不況下にあったニューヨークの状況に失望し、ロサンゼルスへ。
ヨーロッパの戦争が終わり、友人たちから「第二の故郷」に戻ってくるように手紙で勧められ、1951年の春、フランスへ出発。

Paris 1951-1976
妻ジュリエットの多くの作品を残し、パリのスタジオにて86歳で死去。

写真、絵画、彫刻、どれをとっても印象的な作品です。
展示点数は全部で約400点。かなり見ごたえがあります。

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