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世界遺産 アンブヒマンガ王領地 [旅 マダガスカル]

ついにマダガスカル旅行も最終日。連載も最終回です。

アンタナナリヴの北へ車で30分ほどの所に位置するアンブヒマンガ(Ambohimanga)が最後の観光先です。
マダガスカル語で「青い丘」「美しい丘」という意味の地名。丘からの眺めです。
20100820 2アンブヒマンガ12.JPG

ここは、16世紀に部族間の争いに勝ってマダガスカルを初めて統一したメリナ王国の4代目の王アンドリアナンプイニメリナ(Andrianampoinimerina、長い名前!1787-1810)が暮していたパレスが残っており、現在は博物館になっています。
20100820 2アンブヒマンガ6.JPG

1室しかありませんが、壁は黒檀、大黒柱は紫檀という高級材を使っています。屋根の隅のV字の飾りは権力の象徴。マダガスカルの先住民が渡ってきたと言われるマレーシア、インドネシアの建築と似通っています。(マダガスカル人のガイドさんと話していると、彼らはアフリカ人というよりもアジア人だという意識のほうが強いのを感じます)

パレスに隣接して、その後政権を握った女王ラナヴァルナ1世(Ranavalona I)が避暑に訪れた際に使ったヨーロッパ風の住居が残っています。
20100820 2アンブヒマンガ5.JPG
部屋の壁紙に日本人や日本の風景が描かれたものが使われていたり、日本とのつながりも垣間見られます。

この王領地は2001年に世界文化遺産に登録されました。

王は民衆から神のように崇拝される存在であり、この丘は現在も神聖な場所とされ、遠方からわざわざ祈りを捧げに来る人たちも後をたちません。偶然、祈りの最中の家族を見ることができました。

20100820 2アンブヒマンガ7.JPG
祈りのあと。石にハチミツをかけたり、キャンディを捧げたりします。

20100820 2アンブヒマンガ11.JPG
丘の上の岩には神様への捧げものでしょうか、鶏かなにかを殺したあとの赤い血痕が残っていました。チェスのようなゲーム盤を書いたあとも残っています。

丘から下りて、レストランでレユニオン料理のランチ。どことなくインド風でスパイスのきいた料理が美味しい。
前菜はシーフードサラダ。メインはラム肉のカレー煮込み(だったはず)、デザートはパパイヤ。
20100820 3アンタナナリヴ8昼食1.JPG

このあと、フライト直前にお腹の調子が悪くなったのは以前に書いたとおり。
体調不良と闘いながらの「マダガスカル 世界遺産と自然8日間の旅」、これにて完結です。

次回の海外旅行はどこに?
20100820 3アンタナナリヴ8昼食4.JPG

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現代木彫の潮流 [アート&デザイン]

札幌シリーズ。
今回の出張(9/13-18)では現地の美術館巡りをする時間も持てました。

北海道立近代美術館で開催中の「創造と回帰 現代木彫の潮流を鑑賞してきました。
20100917 現代木彫の潮流.JPG
(舟越桂「点の中の距離」2003年、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵)

会場構成は次のとおり。(紹介文はパンフレットから引用)
Stage1 現代木彫の潮流-ゆたかな試みの変遷
1960年代から90年代までの動向を紹介。

「抽象-木というモノに向かって」
木に最低限の加工を施して提示した「もの派」
小清水漸(こしみず すすむ)、管木志雄(すが きしお)、遠藤利克、岩下碩通(いわした ひろみち)、戸谷成雄、土屋公雄

「象徴-あらわれる物語に向かって」
象徴や物語性、過剰な装飾を加えて、木が、私たちの想像力や情念、深い思索などを誘発する魅力的な素材であることを示した。
神山明、深井隆、古渡章(こわたり あきら)、林範親、砂澤ビッキ、阿部典英、川越悟、大平實

「具象-ふたたび人物像に向かって」
90年代からは人物像のような木の立体作品では長らく忘れられていた具体的な「かたち」を彫ることに木彫の関心が回帰。
舟越桂、保田井智之、峯田敏郎

Stage2 木彫の新世紀へ-いのちを彫りだす
ここ1,2年を中心として2000年代以降に制作された作品を紹介。
木の彫刻は一斉に具象物をモチーフにし、そのほとんどが高い技術力をもって木からかたちを「彫りだすこと」を重視している。
作品の多くは人物や動物などのいのちあるものを主題としている。
須田悦弘、三沢厚彦、棚田康司、三輪途道(みわ みちよ)、三宅一樹、前原冬樹、櫻井康弘、土屋仁応(つちや よしまさ)

20100917 現代木彫の潮流1.JPG
上段左から、前原「一刻」、戸谷「山津波」、★土屋仁応「夢を食べる漠が夢みる夢」、神山「いつもの道に迷いこむ」
下段左から、★三沢「Animal 2000-02」、★棚田「父を待つ少年」、三宅「YOGA-螺旋」、三輪「普通のありよう-秀真」、★櫻井「Untitled」
★は私が気に入った作者・作品

【おまけ】
道立近代美術館は知事公館の敷地に隣接しています。
知事公館は可愛い山小屋風の建物。
20100915 北海道知事公館.JPG

美術館の前庭にも立体のアート作品が展示されています。
20100915 道立近代美術館.JPG

ある日のランチ、美術館2階のレストランで本日のおすすめランチ(鮭とイクラご飯、いろんな天ぷら)をいただきました。
20100915 道立近代美術館ランチ.JPG

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Pink Ribbon Smile Walk 2010 東京大会 [東京 お出かけ]

毎年この時期恒例のイベント、Pink Ribbon Smile Walkにきのう(10月2日)参加してきました。
過去2回は12kmコースに参加だったのですが、寄り道(立ち止まり)の多い私たち(今年も友人夫婦と一緒)は時間がかかりすぎるのと、たまには気分転換にコースを変えたかったので6kmの表参道方面コースに参加しました。

前夜の東京タワーもピンク色にライトアップされ、寝る前から気持ちウキウキ♪
20101001 東京タワーPinkライトアップ2.jpg

当日朝は快晴。ウォーキング日和です。ピンクでおめかししたキティちゃんに見送られ、11時半すぎにゲートを通過、スタート。
ミッドタウンから六本木ヒルズへ。
けやき坂を上った角、グランドハイヤットホテルに面白い彫刻アートが施された大きな石を見つけました。
20101002 PinkRibbonWalk1グランドハイヤットH.jpg

これまで自転車で通り過ぎていたときには気づかなかったもの。歩く速度だと目に入る。こんな発見もウォーキングの楽しみです。

このあと、六本木通りに出て、高樹町の富士フイルム西麻布ビルの給水ポイントでミネラルウォーターをもらい、南青山の骨董通りへ
ここまで指定されたコースとおりに歩いていましたが、大勢のグループ参加者たちと一緒のため歩道渋滞でなかなか前に進まず少しイライラ。自分のペースで歩きたいので反対側の歩道を歩くことに。

青山通りを渡り、週末のFarmer's Market開催中の国連大学本部へ。
バターナッツ・スクワッシュなど、珍しい野菜を試食しながらブラブラ。
20101002 PinkRibbonWalk2マルシェ国連大学本部3.jpg

私はマニキュアフィンガー(写真上。皮ごと食べられます)というブドウと人参ジャムをお買い上げ。
20101002 PinkRibbonWalk2マルシェ国連大学本部2.jpg

すでに午後2時近く、遅いランチを表参道交差点そばのSUBWAYで食べて、ウォーキング再開。
表参道のケヤキ並木もピンクリボン・フェスティバルで彩られています。
20101002 PinkRibbonWalk4表参道.jpg

表参道ヒルズを過ぎたら折り返し。
ラルフローレンのウィンドーには大きなピンクのポロのロゴが。
20101002 PinkRibbonWalk3表参道ラルフローレン.jpg
今年の私のコスチュームは昨年買ったラルフローレンのPink PonyのTシャツでした。

ステキなショップが並ぶ“誘惑通り”(私の命名)を無事に通り過ぎ(何も買わなかったということね)、根津美術館前で左折、青山霊園を抜けて乃木坂へ
外苑東通りに出れば、すぐにミッドタウン。私たちがゴールしたのは15時半すぎ。4時間もかかりました。
20101002 PinkRibbonWalk5ミッドタウンGoal.jpg
Afracの招きねこダックと一緒に完歩証の記念撮影

今年の参加記念グッズです。(ちなみに事前申込での参加料は1000円)
20101002 PinkRibbonWalk6.jpg

「検診を受けるまでがピンクリボン・スマイルウォーク」
はい、来月の人間ドックでマンモグラフィを受診します。

2009年のスマイルウォークの様子はこちら

【おまけ】
ウォークのあと、疲れを癒すために甘味の補給。

20101002 浪花家カフェ 和三盆ロールケーキ.jpg
麻布十番の浪花家カフェで。友人夫婦は鯛焼きセット(鯛焼き1匹とお茶)、私は和三盆ロールケーキのセット。

おうちに帰ってアルコールも補給。マダガスカルから買ってきたグレイワインとともに豆源のモッツァレラアーモンドをボリボリ。
20101002 モッツァレラアーモンド.jpg

豆源のお豆さん、ついつい食べすぎてしまいます。数日前も抹茶豆のお徳用袋を半分イッキ喰い。だって美味しいんですもの。

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