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ウォーキング 皇居東御苑 [東京 お出かけ]

今日が企画展最終日の国立近代美術館に行くために出かけました。
いつもは最寄の竹橋駅から向かうのですが、今日はアプローチを変えてみました。

都営三田線で大手町駅へ。
皇居東御苑の中を散策することにしたのです。
駅から徒歩5分くらいで大手門に。
20101017 皇居東御苑1大手門.jpg
受付で札をもらいます。(東御苑へは他に、平川門と北桔橋門から入れます)

門を入るとすぐそこに大手門渡櫓の鯱が置かれています。
20101017 皇居東御苑2大手門渡櫓の鯱.jpg
火災で焼失した以前の櫓の屋根にのっていたのもの。

まずは三の丸。
三の丸尚蔵館で公開展示を観ようかと中に入って見ましたが、狭い館内は人で混雑。すぐに諦めて出てきました。
そのまま歩を進めると、同心番所、さらに百人番所がありました。
20101017 皇居東御苑5百人番所.jpg
百人番所

番所とは警備の詰所。ここでは百人の同心が城内に入ってくる人を監視していたそうです。
長い番所の後方に少しだけ屋根が見えるのは済寧館。皇宮警察官の武道場でしょうか。

レトロな電燈(皇居正門石橋旧飾電燈)の角を曲がって二の丸雑木林の小道に入ります。
20101017 皇居東御苑8皇居正門石橋旧飾電燈.jpg

昭和天皇が武蔵野の雰囲気をもつ林を作りたいとのことで、多様な植物が自然な感じで植えられています。
20101017 皇居東御苑9二の丸雑木林1.jpg

秋の七草(萩、すすき、くず、なでしこ、女郎花、藤袴、桔梗)が咲いている一角やこんな真っ赤な実がなった植物(ガマズミ)もありました。
20101017 皇居東御苑9二の丸雑木林3ガマズミ.jpg

もう少し奥に行くと、池泉回遊式の日本庭園、二の丸庭園があります。小堀遠州により作られた庭を復元したものです。
20101017 皇居東御苑10二の丸庭園2.jpg
藤の実が棚からぶら下がっています

諏訪の茶屋都道府県の木が並ぶ一角を通り過ぎ、汐見坂から本丸へ上がります。
桃華楽堂という昭和天皇妃殿下(香淳皇后)の還暦を記念して建てられた音楽堂があります。(香淳皇后のお印の桃にちなんだ命名)
20101017 皇居東御苑13桃華楽堂1.jpg

建物の屋根はテッセンを模し、八角の外壁にはそれぞれ陶片とタイルで羽ばたく鳥を中央に①風水火②春夏秋冬③鶴亀④雪月花⑤楽の音⑥松竹梅⑦日月星⑧衣食住を表すデザインが描かれています。玄関正面の屋根の上には鬼瓦のかわりに金色の雛人形が飾られています。
愛らしい音楽堂。通りかかったときに、ちょうと篳篥(ひちりき)の音が聞こえてきました。

本丸にも秋の花が優しい色で咲いています。

20101017 皇居東御苑12本丸1トウフジウツギ.jpg トウフジウツギ

多弁の秋明菊もあるのですね。
20101017 皇居東御苑12本丸2秋明菊.jpg

ゴンズイという木のパカッと開いた赤い外皮の中から黒い実がのぞいています。
20101017 皇居東御苑12本丸4ゴンズイ.jpg

苑内には他に、イコンギク、ミズヒキ、十月桜などが咲いており、花梨の黄色い実もたくさん生っていました。

皇居は江戸時代、徳川家康が入府して居城とした江戸城があった場所。
五層の天守閣は明暦3年(1657年)の大火で焼失し、現在は基礎の石垣だけが残っています。
20101017 皇居東御苑14天守閣跡天守台.jpg

天守閣跡天守台の裏にある北桔橋門から東御苑を出ることにします。
20101017 皇居東御苑15北桔橋門&武道館.jpg
天守台から見下ろすと、北の丸公園の日本武道館の屋根が見えました

門を出て、みやけばし(陸橋)の上から撮影。
20101017 皇居東御苑16みやけばしから紀伊国坂.jpg
紀伊国坂をはさんで右が東御苑、左が東京国立近代美術館です。

秋の昼下がり、ゆったり一時間半の散策を楽しみました。(今日も温かく、私は半袖)
結構人が訪れているのに驚きました。

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