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香水瓶の世界 [アート&デザイン]

白金台の東京都庭園美術館「きらめく装いの美 香水瓶の世界を堪能してきました。

20101127 香水瓶の世界.jpg
Azurea(アズレア)、1901年、ピヴェール社

古代、香水は神を崇め、神の怒りを鎮めるためのものだったそうです。また、王や王妃、上流社会のためのものでした。
香りの形も、薫香(煙)→香水、練香と変遷。
香水を収める豪華な香水瓶は上流階級の人々にとって重要な役割をしていました。
チェルシー、マイセン、セーヴル、ルネ・ラリックのガラス、ディオールなどの服飾メゾンの香水瓶まで。
広島の海の見える杜美術館所蔵の作品を中心に、パリ市立プティ・パレ美術館などからの版画、絵画なども加え、香りの文化と歴史が紹介されていました。

会場構成は次のとおり。

Part1 
古代 エジプト・オリエント・ギリシア・メソポタミア
 アラバスター、香油瓶など

近世から近代へ
偉大なる世紀のアンバーグリスとムスク-17世紀
啓蒙の世紀の花束とがらくた-18世紀
工房から産業へ-19世紀
 バカラ社の香水瓶、ゲラン社のラベルなど
宝飾職人-19世紀

Part2
20世紀以降
1905年から1914年の革命期
 ラリックとコティのコラボレーション
2つの大戦間時代
狂騒の嵐
優美さへの回帰
‘特別’ということの魔力

優美な世界。
すれ違いざまに「あっ、この香りはあの人の匂い」と印象づけられるのも素敵ですよね。

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白金マダムの贅沢な休日 [東京 お出かけ]

はい、“白金マダム”シリーズ第三弾です(笑)
土曜の朝はたっぷり睡眠(10時間)をとり、10ヶ月ぶりにパーマをかけるため表参道のヘアサロンへ。
数ヶ月前からサロンの中をちょこちょこ動き回るワンちゃんを膝に抱っこしながら。
20101127 ルナ.jpg
黒猫の次は黒犬です。

表参道のケヤキの並木道も紅葉が美しい。
表参道ヒルズに入ってみる。
20101127 表参道ヒルズXマス.jpg
今年のクリスマスツリーもスワロフスキーのクリスタルを使用。ホワイトクリスマスといった印象です。(昨年のクリスマスはこちら

表参道の交差点を青山通りを右に曲がりAoビルへ。今週末で閉店するAravon by New Balanceでお買い物♪(20%Offでしたからね)

続いては金曜にオープンしたばかりの三宅一生の新プロジェクト「132.5 ISSEY MIYAKE」のショップへ。場所は南青山のFrom 1stビル。meのショップがあったところ。
開店ご祝儀としてベルトをお買い上げ♪
このプロジェクトについては、現在、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで企画展をやっていて、今日はミッドタウンでスペシャルトークがあったので行ってきました。最後の質問の時間に三宅一生さんに質問をしました。イッセイさん、いくつになっても本当にダンディ~展覧会も近いうちに見てこようと思っています。

すでに外は真っ暗。
そんなに寒くもないし、歩いて白金まで帰ることにしました。
久しぶりの広尾。日赤通りを通り、広尾ガーデンヒルズの脇を通り過ぎ、メトロ広尾駅で有栖川宮記念公園のほうに渡り、テオブロマへ。

20101127 テオブロマ広尾.jpg
栗三昧です。内子の栗のモンブラン、クレームマロン。ワインとともに夕食にしました。
オレンジの輪切りはショコランジュ。そして、マロンマロンにミニサイズが作られていました。(普通サイズのマロンマロンはこちら
歩くと良いことがあるものです。

そして今日、日曜のランチは残っていたキャベツとアンチョビのパスタです。簡単だけど美味しい。まぁまぁの出来。
食後は自転車でスイスイお出かけ。
ミッドタウンを出て、広尾を通り、東京都庭園美術館へ。
今日が最終日の展覧会を駆け足で見たあとは日本庭園でライトアップされている紅葉を鑑賞。
20101128 都庭園美 紅葉ライトアップ4.jpg

帰り道にはスポーツクラブでお風呂とマッサージ。
最後にジムで運動したのがいつか覚えていないほど(反省)。でも、ウォーキングと自転車で有酸素運動はやっているからいいよね。

あぁ、明日の夜から三週連続の怒涛の出張攻勢。
まずは広島へ。金曜の夜に東京に戻ります。
お好み焼き、牡蠣、あと何があるんだっけ?もう、食べることを励みに頑張るしかない。

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円山応挙 空間の創造 [アート&デザイン]

先週末、日本橋室町に行った際に、三井記念美術館 開館五周年記念 特別展「円山応挙 空間の創造」を鑑賞してきました。

20101121 円山応挙.jpg
重要文化財「松に孔雀図襖」(部分)大乗寺蔵

日本画の巨匠、円山応挙の名作・大作を存分に堪能できます。

会場構成は次のとおり。

展示室1 遠近法の習得
応挙が青年期に遠近法を習得するきっかけとなった眼鏡絵

展示室2 応挙の絵画空間理論「遠見の絵」

展示室3 応挙の茶掛け
「富士図」

展示室4 応挙様式の確立-絵画の向こうに広がる世界
画面中央に空間(余白)を設け、空間の広がり・奥行感・立体感を強調させる応挙の絵画様式を「迫央構図」と呼びます。
重要文化財「雨竹風竹図屏風」「藤花図屏風」「波濤図」など。

展示室5 淀川両岸図巻と小画面の中の空間
「竹雀図小襖」など。

展示室6 
応挙が作品に押したさまざまな印を展示

展示室7 応挙二大最高傑作-松の競演
「迫央構図」の完成形とも言われる国宝「雪松図屏風」、重要文化財「松に孔雀図襖」

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クリスマス・ストーリー [シアター&シネマ]

先週の土曜日、恵比寿ガーデンシネマで上映初日の映画「クリスマス・ストーリー」を観てきました。

20101120 クリスマス・ストーリー.jpg
(原題:Un Conte de Noel)

主演のカトリーヌ・ドヌーヴが母親役。自宅で急に体調が悪くなり、骨髄移植をしないと余命数ヶ月と診断される。
適合する骨髄かどうか、子供たちが検査を受ける。
彼女には子供の頃に病気で亡くなった長男、作家となった長女、長女と仲違いし家族とも絶交状態の次男、孫と妻を連れて両親を訪れる優しい三男、という子供たちがいる。
検査の結果、適合する骨髄は次男と長女の息子の二人だった。
年末に移植手術を受ける予定で、久しぶりに家族全員が両親の家に集合し、クリスマスを過ごすことに。しかし、決して穏やかなクリスマスというわけではなく。。

この映画、カトリーヌ・ドヌーヴを見たいと思ったのが鑑賞の理由。たしかに美しい。でも、ウエストまわりは貫禄ありといった感じでしたが。グレーのドレス、彼女が着ると上品な色。日本人のお年寄りが着るときっと老けた印象に見えるだろうなぁ、と思いながら見ていました。

上映時間は150分。寝不足だったこともあり、心地よいフランス語の響きに途中、意識を失ってしまいました。
見終わってシネマの外に出ると、雑誌「シネマぴあ」のインタビューを受けました。
「100点満点で何点でしたか?」
「60点くらいかなぁ」

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今週はシンデレラ [日記]

あぁ、ちかれた(疲れた)~
今週は出勤三日とも深夜0時直前の帰宅となりました。
あと一日。。でも来週からまた。。。とにかく一日一日が勝負。なんとか乗り切ろう!

今日のランチ。
赤坂の海鮮魚市 鮨乃家で「かま煮定食」750円
20101125 かま煮定食.jpg

骨までやわらかく煮てある煮魚は結構お腹にずっしり。ご飯も大きいお茶碗に。
でも、たくさん食べておいてよかった。遅くまで空腹で苦しまなくてすみました。

さ、もう寝よっ

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白金マダムの優雅な休日 [東京 お出かけ]

“白金マダム” 響きがいいので続けて使ってみました。

今日11月23日は「勤労感謝の日」
もともとは五穀の収穫を祝い、感謝する新嘗祭(にいなめさい)が行われた日。それが第二次世界大戦後、GHQの政策によって天皇家の行事と切り離す形で勤労感謝の日に改められたそうです。
英語ではLabor Thanksgiving Day
米国、カナダのサンクスギビングデーは、イギリスを追われたピルグリムの人々がアメリカ東海岸に渡り、先住民(インディアン)とともに初めての秋の収穫に感謝したことから始まったとか。道理でイギリスにサンクスギビングデーがないわけです。なるほどねー。

というわけで、私の毎日の生活の糧になっている自然の収穫物と自分自身の日頃の働きに感謝の気持ちをこめて、今日は自分へのごほうびの一日。(長い前置き&都合のいい大義名分。って、自らツッコミを入れてしまう)

朝はゆっくり起きて昼すぎから活動開始。
メンバーになっている白金台のスポーツクラブへ。たっぷり60分、マッサージで全身のコリをほぐしてもらい、お風呂でさらにリラックス。館内のレストランで遅めのランチ。隣接の八芳園の紅葉を借景に、管理栄養士が考えたバランスのとれた食事。(今日のメインは豚肉のハチミツ黒酢ソテー)

目黒通りを歩くと東京大学医科学研究所の門の前の銀杏が黄色く色づいていました。
20101123 東大医科学研究所1.jpg

そのまま真っすぐ行くと自然教育園の手前に白金台どんぐり児童公園があります。公園内の木々も秋色。
20101123 白金台どんぐり児童公園1.jpg
これはトチノキの葉

東京都庭園美術館で企画展を見ようと行ったところ、珍しくチケットを買う人の列が伸びています。
会期が終わりに近づいているのと、庭園の紅葉の見頃が重なって普段よりも多くの人が訪れているのでしょうね。週末に改めて来ることにして、プラチナ通りへ方向転換。

次の予定まで時間ができたので、東大医科学研究所の構内へプラチナ通り側の門から入って見ることにしました。
こちら側にも大きな銀杏の木があり、歴史的な建物に見とれてしまいました。
20101123 東大医科学研究所3.jpg

この建物のそばから猫の鳴き声が聞こえてきたので、私もしゃがみこんで鳴きまねをしたら、茂みから出てきた黒猫がなぜか私の体をまわりながらじゃれついてきました。
20101123 東大医科学研究所4.jpg
この猫としばし戯れていました。

門を出てプラチナ通りに戻り、同じ並びにあるセレクトショップ、アダム・エ・ロペをのぞいてみました。1階から2階の吹き抜けに大きな木があります。
20101123 ビオトープ1.jpg

1階には花屋さんもあり、3階にはツリーハウスがあってビオトープというカフェになっています。次回、ゆっくり訪れようっと。
20101123 ビオトープ2.jpg

カフェが満席で入れなかったので、隣のショコラティエEricaのイートインでチョコレートとコーヒーでホッとひと息。
近くのオーガニック・サロン、ビオ・パスカルでフェイシャル・トリートメントの予約をしてあったのです。
今日は90分のリフティング。(たるみの引き上げ、しわの引き伸ばしね、笑)結構痛かった~ でも、途中から意識を失っていました。

心と体の緊張をほぐしてもらい、北里通りを歩いて帰りました。
夕食には北海道産ぶどうで作った小樽ワインの赤。久しぶりの料理はモツ鍋。食べるラー油をアクセントに。
20101123 モツ鍋.jpg
白金マダムの雰囲気に合わない?

昨晩の就寝前、「せっかくの休日、寝て終わりにならないようにしたい」と思っていましたが、マッサージにエステ、ある意味、ベッドで心地よく寝ている時間が多い一日となりました。
本当はリゾートホテルで優雅に過ごしたいところですが、近所でも十分にリラックス&プチデラックスな休日にできました。

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ゴッホ展 こうして私はゴッホになった [アート&デザイン]

何度も見ているのに何度も見たくなるアーティスト、作品があります。ゴッホもその一人。

六本木の国立新美術館で開催中の没後120年ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」を鑑賞してきました。
20101119 ゴッホ展.jpg
灰色のフェルト帽の自画像(部分)1887-88年、ファン・ゴッホ美術館蔵

今年2010年はVincent Van Gogh(1853-1890)の没後120年。
オランダで生まれたゴッホが27歳で画家になることを決意し、独学で絵を学んだ彼が同時代の画家たちや作品からさまざまなものを吸収、影響を受け、あの独特の鮮やかな色彩やhatching(線描)と呼ばれる激しい筆遣いによる絵画スタイルを確立した流れが見られます。
オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館のコレクションから油彩画、素描などが来日出展。ゴッホがゴーギャンと一時期一緒に暮した南仏、アルルの黄色い家の寝室も会場に再現されています。

会場構成と主な展示作品は次のとおり。

Ⅰ 伝統-ファン・ゴッホに対する最初期の影響
バルビゾン派、フランスの写実主義、オランダのハーグ派の作品に親しみ、手本にした。
ジャン=フランソワ・ミレー「漁師の妻」、ギュスターヴ・クールベ「マグロンヌの地中海風景」など。
一連の絵画には哀愁が漂っています。

Ⅱ 若き芸術家の誕生
独学で絵画を学んだゴッホは、素描力が基本中の基本と考え、さまざまな作品、版画の図版の模写を試みた。独学の彼が生涯で唯一の師、アントン・モーヴから指導を受けた。(1881年の夏と81年から82年の冬の2回)
ジャン=フランソワ・ミレー「掘る人」、ゴッホの「掘る人」「種まく人」など。ゴッホはミレーの影響を受けて、かなりの点数の農民を描いている。

Ⅲ 色彩理論と人体の研究-ニューネン
1883年暮れにフランスのニューネンに移住。84年の春から夏にかけてドラクロワの色彩理論を学び、静物や農民の頭部の習作を試みる。
「刈る人」「籠いっぱいのじゃがいも」など。

Ⅳ パリのモダニズム
アントウェルペンで2か月を過ごし、1886年2月にパリに移住。ドラクロワの色彩理論を習得したゴッホは、数多くの手段や様式を試み、常に自分自身の様式を発展させようとしていた。古典的な巨匠たちを尊敬する一方で、新しい世代の芸術家たち(印象派など)も称賛。この時代に影響を受けたものとしてスーラやシニャックの「点描」、ロートレックの「薄塗り絵画」、日本の浮世絵版画の大胆な構図、トリミングがある。

Ⅴ 真のモダン・アーティストの誕生-アルル
1888年2月にアルルに移住。それまでに学んだ芸術のあらゆる要素が一気に開花。
1888年10月後半から12月末までの9週間、ゴーギャンと送った共同制作。しかし、ゴッホの耳切り事件で共同生活はピリオド。しかし、その後もゴッホ、ゴーギャン、二人の共通の友人エミール・ベルナールの間では文通による芸術論議が交わされた。
「アルルの寝室」「ゴーギャンの椅子」「ある男の肖像」など。

Ⅵ さらなる探求と様式の展開-サン=レミとオーヴェール=シュル=オワーズ
1889年から90年にかけてサン=レミの療養院で精神的な病みを癒しながら過去の作品の再創造に取り組む。強烈な青と黄を用いた色彩、独特な線描による表現。
「サン=レミの療養院の庭」「アイリス」など。

【おまけ】
展覧会のショップで買ったもの。
20101119 ゴッホ展1.jpg

絵画「アイリス」から飛び出してきたような花。
「タマネギの皿のある静物」をイメージした浅野屋ベーカリー(東京ミッドタウン)作のパン・ゴッホ。ゴッホ絵画の特徴の黄色がカレーで表現されています。

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