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yukio nakagawa self-portrait [アート&デザイン]

原宿のイベントスペース、VACANT「yukio nakagawa self-portrait」という写真展を見てきました。
20110130 中川幸夫展1.jpg

池坊を学び、脱退し、以後、花による造形を目指した孤高のいけばな作家、中川幸夫さん(1918年、香川県丸亀市生まれ)が自身の生け花作品を自ら撮影した写真。
self-portrait=自画像。花をいけるガラス器なども自作することがある花人・中川幸夫。写真は自己表現した結果(自花像)でしょうか。

20110130 中川幸夫展2.jpg

彼の作品をはじめて見たのは『週刊朝日』のカラーグラビアで連載されていたとき(1994年)だったと思います。強烈な印象で、毎週楽しみにしていたのを覚えています。
迫力があるのは花の創作だけでなく、太い筆でしたためられる書や、オブジェクトと真剣勝負で対峙するかのような写真もそう。
中川さんの作品は彼の生きざまを反映しているかのようで、「一花入魂」と呼びたくなるくらい、一つひとつの作品に魂や人生が込められているかのような勢いがあり、見る者は心して向かわないと、そのパワーに圧倒されてしまいます。

2002年、新潟県の妻有(つまり)で三年に一度開催されるアートイベント「大地の芸術祭」のプレイベントとして行われた天空散華『花狂』
20万本ものチューリップの花びらを上空のヘリコプターから撒き、その花が降りそそぐ下の大地(十日町の信濃川河川敷)で、椅子に腰掛けた前衛舞踏家の大野一雄さんがクラシック音楽に合わせ、上半身のみで踊るパフォーマンス。
このドキュメンタリー映像も会場で鑑賞できました。

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