SSブログ

金沢観光2日コース 一日目 [出身地 北陸]

金沢観光初日、良いお天気の朝。
あかつき屋がある暁町から横山町材木町の裏通りを歩きながら浅野川を目指します。
このあたりは金沢の旧市街地。古い民家が残っています。
20110507 6橋場町町家1.JPG

時には、こんな金澤町家の認定マークが玄関についているお宅もあります。
20110508 1材木町1.JPG

右側に並ぶのは主計町茶屋街の家々。
20110507 9主計町茶屋街2.JPG

看板の「太郎」は有名な鍋料理屋さん。お客が自分で調理しようとすると、「私がやりますから触ってはダメ!」と厳しい仲居さんに叱られます。
向こうに見えるのが浅野川大橋、さらに向こうには東山のひがし茶屋街があります。

一つ下流の中の橋を渡って対岸へ。大橋のそばの和物雑貨屋さんをのぞいたりブラブラ。
能登、七尾市に本店がある昆布専門店、しら井でお買い物。
石川県は北前船によって北海道と行き来があり、昆布が古くから日常生活にありました。
大きな昆布がショーケースの中で売られていたり、2階はギャラリーになっていたり、買い物以外も楽しめます。
20110507 11昆布しら井1.JPG

金沢は茶の湯が盛んなため和菓子文化が生活に根づいていて、和菓子屋さんも町のあちこちにあります。
「きんつば」と言えば中田屋
20110507 12きんつば中田屋1.JPG
石川県出身の大リーガー、松井秀樹選手もここのお得意様だそうです。

ちょうどお昼になりました。
重要伝統的建造物群保存地区、ひがし茶屋街にある洋食の自由軒でランチ。
おいしい食事で空腹が満たした後は付近を散策。
木虫籠(キムスコ)と呼ばれる細い出格子が特徴のお茶屋が並ぶ町並みでモデルポーズを決めてみました。
20110507 14ひがし茶屋街1.JPG

その中でも国の重要文化財に指定されている志摩を見学しました。
20110507 15志摩1.JPG

文政3年(1820)に建てられた典型的なお茶屋建築。襖戸の引き手の意匠にも凝っています。これは七宝。
20110507 15志摩2.JPG

二階が客間で、お客さんが床の間を背にして座ると、正面が控えの間となっており、そこで芸妓さんが舞や三弦などの遊芸を披露します。
20110507 15志摩5.JPG

琴、三弦、舞、謡曲、茶の湯、和歌、俳諧。お客も芸妓も幅広い教養が求められたのです。(今でも金沢の経済界のおじさまたちの中には謡をたしなむ方がいるようです)
 ※金沢にはもう一つ、犀川の近くに、にし茶屋街があります。

東山(橋場町)からは城下まち金沢周遊バスに乗って一気に広坂へ移動。
バスには金沢の三文豪にちなんだ名前がついています。浅野川ゆかりの(泉)鏡花と(徳田)秋聲、犀川ゆかりの(室生)犀星の三人です。

金沢21世紀美術館を横に見ながら反対側(本多町)から美術の小径という、脇に水が流れる木陰の階段を上ると石川県立美術館があります。
目的は美術鑑賞ではなくカフェでのティータイム。
以前にも紹介しましたが、ここには自由が丘の有名スイーツ店モン・サン・クレールの店主、辻口博啓さんプロデュースのケーキが食べられるカフェ、LE MUSEE DE H KANAZAWA(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)があるのです。

県立美術館の向かいは日本三名園の一つ、兼六園。
庭園の前に、敷地内にある成巽閣(せいそんかく)の建物内を見学しました。
成巽閣は、前田家13代齊泰(なりやす)が母であり、12代齊廣(なりなが)の奥方、真龍院のために文久3年(1863)に造営した御殿。
「亀の間」「貝の廊下」など、障子の腰板に描かれた絵にちなんだ部屋や廊下がある1階。「群青の間」「網代の間」など壁・天井・床の間の色彩や材質に趣向を凝らした数奇屋風書院造りの2階。
建物内には、定期的に企画展が開催され(今は御所人形展)、合わせて鑑賞できます。
 ※館内の写真撮影禁止

さぁ、いよいよ国の特別名勝に指定された兼六園をめぐります。
江戸時代の代表的な林泉回遊式庭園。園内を曲水が流れます。
20110507 17兼六園5.JPG

兼六園菊桜、杜若、ツツジ。私たちが訪れた5月初めは新緑の季節でしたが、今頃はきっと杜若もツツジ満開の見頃を迎えていることでしょう。

花弁が何百枚とある兼六園菊桜
20110507 17兼六園4.JPG

眺望台そばにある雁行橋と七福神山
20110507 17兼六園6.JPG
雁が列をなして飛んでいるように見えるので雁行(がんこう)。一枚一枚の石の形が亀の甲の形をしているので亀甲(きっこう)橋とも呼ばれます。

兼六園の名前は、中国宋の時代の詩人・李格非(りかくひ)の「洛陽名園記」の文中から採って、宏大・幽邃、人力・蒼古、水泉・眺望という六勝、ともに相反する二つの特徴をそれぞれ兼備するという意味で命名されました。
20110507 17兼六園10.JPG
最も有名な撮影スポット、徽軫(ことじ)灯籠

兼六園は、もともとは金沢城の外郭として城に属した庭。
国の重要文化財、石川門(金沢城の裏口門)をくぐると金沢城址(現在は金沢城公園)に続きます。
20110507 18金沢城址石川門1.JPG

大手門(かつての正面入口)を出て、大手町を抜け、尾張町の通りに出る。
初代藩主・前田利家が金沢入城の折、元々の領地である尾張荒子から御用商人を連れてきて住まわせたのが町名の由来と言われています。
通りの両側には老舗が軒を連ね、古い建物も多く残っています。
20110507 19尾張町.JPG

初日の町歩きの終点は橋場町の料亭旅館・金城楼。
20110507 20金城楼1.JPG

ここの姉妹店・かりん庵で夕食をいただきました。

※食べ物の記録写真は、後程まとめて掲載します。

ランキング参加中。よろしければポチッとクリックお願いしま~す→ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへにほんブログ村 ライフスタイルブログへ

nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。