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変化朝顔展 [東京 お出かけ]

夏のイメージがある朝顔ですが、辞書で調べてみると、
「夏から初秋にかけての早朝、漏斗形の花を開き、昼前にしぼむ」
と書いてあります。

日比谷公園で毎年最終の週末(金~日)に「変化朝顔展」という催しが開催されるというのを地下鉄のフリーペーパーで知り、きのう(日曜)の朝、出社を遅らせて(つまり短時間の休暇を取って)行ってきました。だって、10時前に萎んでしまうから。

会場のテニスコート隣の陳列場に9時半すぎに到着すると、愛好家や夏休みの親子連れなどが陳列されている鉢の前で身をのりだして珍しい朝顔をのぞきこんでいました。
20110828 変化朝顔展7.jpg

枝垂れ状のもの、さつま芋に何種類かを接木したもの、茎が石化したものなどもあり一つひとつが珍しい品種。(朝顔はヒルガオ科サツマイモ属)
私も、汗をふきふき(屋外だから暑いのです)、初めて見る変化朝顔に見入りました。

これは見た目が一見普通ですが、色合いが茶色というか淡い赤紫色というか渋い。
20110828 変化朝顔展3.jpg

その昔(奈良時代末期か平安時代)、遣唐使が日本に種子を持ち帰ったのが始まりとされる朝顔。文学にも登場したり、浮世絵にも描かれたり、と日本人に古くから馴染みのある園芸植物。
変化朝顔と呼んでいる品種はもともと突然変異で生まれたそうで、種子をとって次の年に巻いても同じ花が咲くとは限らないとか。遺伝学の研究材料として用いられるとのこと。

と、長い前置きはこのくらいにして多様な変化具合を写真でお楽しみください。
撫子咲、台咲、采咲、獅子などがあります。

20110828 変化朝顔展4.jpg
          20110828 変化朝顔展1.jpg
石畳(花弁が根元で折れている)20110828 変化朝顔展5.jpg
     獅子(葉が縮れて花弁が細い)20110828 変化朝顔展9.jpg

支柱にツルをはわせた行灯型のもののほか、盆栽型のものも展示されていました。

先週は冷房もいらないくらい涼しかったのに、ここのところまた暑さが戻っている東京。
日傘をさしていても陽射しは強く、顔まわりからは滝のように汗が流れてきました。
20110828 変化朝顔展10.jpg
展示されている鉢を悠々と眺めているキリンさんは涼しげなのですが

秋の季語でもある「朝顔」
加賀千代女の俳句、「朝顔に つるべ取られて もらひ水」を口ずさみながら公園内を歩いていくと、レトロな建造物を見つけました。
20110828 日比谷公園水飲み.jpg

日比谷公園開設当時(明治36年)の「水飲み」だそうで、鋳鉄製。下部にはホタテ貝のような装飾も施されていてデザインも素敵。
馬も水を飲めるような形に作られています。(中ほどに水受け皿)

汗をたっぷりかいた後、私の水分補給はこちら。
20110828 生苺ミルクかき氷.jpg

ザ・キャピトル東急ホテルの地階、上島珈琲店でイチゴかき氷。
生の苺をきざんだものがトッピングされ、シロップも人工的な赤ではない優しい色、氷の下には練乳。おいしい。
今年最初で、おそらく最後のかき氷。
最後の一口まで美味しくいただいて職場に向かいました。

朝顔の花言葉。
「明日もさわやかに」

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