SSブログ

ボルネオ テングザルにあきれる [旅 ボルネオ島]

オランウータンに続き、次に見に行ったのはテングザル
リッキーと私の“サル研究”は年々進み、知識はますます深まります。
(「そんなに深めてどうする?」と、ちびまる子ちゃんのアニメのナレーションの声が聞こえてきそう)

訪れたのはスールー海(Sulu Sea)に面するラブック湾(Labuk Bay)そばにあるテングザル保護区(Proboscis Monkey Sanctuary)
オランウータンのリハビリセンターがあるセピロックの西北約30kmの場所。

アブラヤシ(Oil Palm)のプランテーションの奥に約200ヘクタールのマングローブ林が残されていて、そこで野生のテングザルに餌付けを行っています。(2002年オープン)

20110811 4LabukBayテングザル保護区1OilPalm2.JPG
ひたすら続くプランテーションの風景は壮観。手前に山積みにされているのが油を絞られる前の実。

プランテーションの間の砂利道を走る車がスピードを落としたと思ったら、ガイドが「ウィンドーガラスを下げて、地面を見てごらん!」と言う。
20110811 6コブラ.JPG
コブラ!小さいけど首の部分が平らな鎌首をもたげています。

餌付けを見学できる場所に到着。
大きな柑橘系果物、ポメロ(Pomelo)がなっています。
20110811 4LabukBayテングザル保護区2Pomelo.JPG

見学小屋の入り口付近を歩いていると樹上にシルバーリーフモンキー(Silver Leaf Monkey)がいました。
20110811 4LabukBay3SilverLeafMonkey5.JPG
大人の体毛は灰色か灰色がかった黒。赤ちゃんは鮮やかなオレンジ色。(奥の木にいます)

目の前を通り過ぎていきました。
20110811 4LabukBay3SilverLeafMonkey3.JPG

さて、ちょうど餌付けの時間が始まったところでした。(1日2回、11:30と16:30)
20110811 4LabukBay4テングザル2s.JPG

体毛は全体的に赤茶色。尻と尾は灰色を帯びた白色。肩はクリーム色のマフラーを巻いたような感じ。
食べているのはホットケーキ。
実はマングローブの森林で暮らすサルはテングザルだけだそう。
マングローブには食べ物となる植物がほとんどなく、毒を含んだものが多いのだが、テングザルは食べることがでいるらしい。
有毒植物を消化によって無毒化して生きていくために腸が特別に長くなり、その長い腸を収めるお腹がポッコリ大きい。
まるでメタボリック症候群のオヤジ。格好までも人間のだらけたオヤジにそっくり。
20110811 4LabukBay4テングザル22.JPG

赤ちゃんはこんなに華奢で可愛いのに。
20110811 4LabukBay4テングザル13.JPG

テングザルは長い尾と大きな腹もさることながら(ダジャレ?)、名前の通り天狗のような大きな鼻が特徴。英語のProboscisとは文字通り「長い鼻」という意味。
(ボルネオに行かなければ絶対に知らなかった英単語。一般人は日常では口にしない単語をすでに100回くらいは発音しました)
大人のオスの鼻は口に覆いかぶさるように下がった鼻、メスと子供の鼻は上に反り返りとがっている。
20110811 4LabukBay4テングザル10.JPG

では、動くテングザルの様子を映像でご覧ください。オヤジの姿に呆れかえりますよ。

http://youtu.be/dRvDsd3PrEc



ランキング参加中。よろしければポチッとクリックお願いしま~す→ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへにほんブログ村 ライフスタイルブログへ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。