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シェアハウス [シアター&シネマ]

これもまた1か月前の記録。

文化村近くの小さなシネマ、オーディトリウム渋谷(ユーロスペース2階)で二週間だけ、しかもモーニングショー1回のみ上映の映画「シェアハウス」(Share house)を観てきました。

20111123 シェアハウス.JPG
(監督:喜多一郎、2011年、日本、104分)

不慮の事故で夫と娘夫婦に先立たれ、以前は家族と一緒に暮らしていた一軒家に一人で暮らす高齢の女性、有希子(吉行和子)。いつもランキング最下位のケータイ小説家、50歳を過ぎているのに男性と付き合った経験がない麗子(浅田美代子)。JAに勤めるバツイチの花恵(木野花)。
湘南に住む三人は海辺のカフェの常連客。
花恵から共同で家を持ち、仲間同士一緒に暮らすことを提案されたが、二人は興味を示さない。

ある日、三人がカフェにいたところ、都会に疲れた帽子デザイナー、まひる(佐伯めぐみ)が海を見ながらそのまま入っていこうとするのを見つけられる。まひるをしばらく引き取り面倒をみることにした有希子だが、近所の一人暮らしで高齢の友人が人知れず亡くなったことにより心境の変化が生じる。

そして、世代も性格も全然違う四人の女性がシェアハウスを作り、ともに暮らすことに…
「もう一度幸せになるために私たちが選んだのは、ひとつ屋根の下で暮らすことでした」

観ながら思わず涙が流れてしまった。(周囲でもすすり泣く声が聞こえた)
友人たちとも冗談とも本気ともとれる話題で、老後は一緒に暮らそうという話をしているだけに身につまされる内容だったのです。
(先日会った年下の友人はついにマンションを買ったと言っていたけど、私はまだふんぎりがつかない)

実は四年ほど前、イギリスに住んでいた頃に発行された上野千鶴子さんの著作『おひとりさまの老後』を一時帰国するという知人に頼んでわざわざ買ってきてもらったのに、その時は何となく現実を直視する勇気がなくてずっと読まずにいました。
少し前にようやく読み始めたのですが、やはりなかなか先を読み進められずにいます。

それにしても、女性には共同生活というのが現実味をもって想像できるけど、男性同士の共同生活ってイメージできない。なぜ?

話は映画の内容とは逸れるけど、劇中に出てくる浅田美代子のコスチュームの雰囲気、私好みだったなぁ。元気が出る明るい色に大人可愛い雰囲気の服。

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タグ:邦画

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