寒さ緩む能登 心も緩む

土曜の夕方、実家に到着。「ただいま～」
お正月以来の帰省。やはり三月、寒さがだいぶん緩んでいる。

すでに食卓には夕餉の皿がいくつか並んでいた。
1時間ほど前に外出先から戻ったばかりの母が夕食の準備をしてくれていた。
「何か食べたいものがあれば、今から買いに行く？」と聞かれ、「いいよ、一人で行ってくる」と、散歩を兼ねて近所のスーパーへ向かった。

そして、この日の夕食の一部。


本当は鱈の白子の酢の物が食べたかったのだけれど、新鮮なものがなく仕方なく鱈の身のほうを買った。
母が粕汁の準備をしてくれていたので。
左は“こんか鰯”（鰯を米糠に漬けたもの）の酢漬けを大根おろしに和えたもの。数日前から酢漬けしたあったため軟らかい。
あぁ、母の愛～
歯が痛くて固いものが食べられないと言うと、翌朝は酢入りのトロロ芋を用意してくれた。

スーパーでは餅米の桜もちを見つけ、朝食後のデザートに♪石川は関東風と京風の両方の桜餅が普通にお店で売られているのです。


あ、郷土の銘菓、揚げあられビーバーも買ってきました。小袋入りのが発売されていた。


スーパーからの帰り道、星がまたたく空を見上げながら歩いていると闇の中に大きく白い鳥が近づいてきます。
写真を撮ろうとスマホを準備するものの間に合わず。残念。
飛んでいく方向を目で追うと、白鳥の群れでした。Ｖの字に隊列を組んでねぐらに帰る途中のようです。
実家がある羽咋市の邑知潟（おうちがた）は、白鳥の越冬地になっていて、日中は周辺の水田で餌を探し夜には水辺に戻るのです。



今朝、能登空港に向かう乗り合いタクシーの車窓から田んぼにいる白鳥数羽を見つけたので急いでパシャリ。雨も降っていたのでうまく撮れませんでしたが、中ほどの白い影が白鳥です。そろそろ北帰行の時期も近い？


都会での仕事と刺激のある「動の生活」　田舎での空を眺める余裕のある「静の生活」
どちらも私にとっては必要な時間。



実家のトイレに入ると日めくりの教訓カレンダーが語りかけます。

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タグ：石川県 能登

飛行機移動が好きなわけ

この週末の帰省、いつものように羽田と能登空港をANA便で往復。
JR移動に比べると、トータルの所要時間はさほど変わらないかもしれないが、乗っている時間が断然短い。（1時間弱）

しかし、それだけが飛行機を選択する理由ではない。
二次元での移動とは異なり、飛行機の場合、三次元での移動。普段見られない光景が眼下にある。

モクモクした雲海から、いつものように美しい三角形のシルエットを覗かせる富士山。

真っ白の雪にたっぷりと覆われた山頂

機内でくつろぐ時間も好き。
行きのMy Choiceで購入したのは、徳島県産の「すだちサイダー」と桜の塩漬けがのっていたり春の気分満載の「春のクッキー」。（どちらも300円）


電車の場合、途中停車があることもあり乗客が頻繁に通路を行き来し、車内アナウンスが耳障りだったり、最悪の場合は乗客同士がペチャクチャ大声でおしゃべりをしていてうるさかったりと静寂とは程遠い環境。
一方で、飛行機の場合、それらすべてが自然と制約され、ある程度の静寂が保たれるのがうれしい。

今回の帰省は、貯まったマイルを利用した特典航空券で往復した。
さらに、復路はアップグレードポイントを使ってエコノミークラスからプレミアムクラスに座席を変えてもらった。
すると、担当の客室乗務員が挨拶に来てくれるは、新聞は持ってきてくれるはで国際線のビジネスクラスみたい。
おまけに、昼食時間帯のフライトだったので、匠味ランチという味噌汁付きの立派なお弁当がサービスされた。


白金台にある大阪・上方料理の割烹、大和屋のもの。
鯛めし、百合根で模った春らしい桜の花びら、道明寺の桜餅も添えられて。
痛い歯をかばいながら、脇のほうで噛んで春の味を堪能した。

箸袋の上にあるピンクのハート型のネックレスは機内販売で買ったもの。
前から気になっていて、ついに購入。でも、ANAカードで支払うから10%引き。
片面はベビーピンクが愛らしい、エナメル加工のふっくらしたハート。もう片面は4色の天然石。（アメジスト：ストレスを和らげ心に余裕をもたらす宝石言葉は「心の平和」、シトリン：不安や焦りを鎮めて元気づける「富と財産の石」、ピンクトルマリン：精神を癒したり愛を引き寄せる「すべてを満たす」、ブルートパーズ：直感力や発想力などを与え前向きな気持ちを養う「友愛」）
雰囲気が違う2Wayで使えるので旅行に便利♪

空を飛ぶのが好き、美味しいものを食べるのが好き、買い物が好きな私にとって、飛行機での旅はすべてを満足させてくれるものなのです。

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タグ：飛行機 旅