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喜びの裏に自重の心 [日記]

きのうは横浜中華街で友人(イギリスから一時帰国中のKayoさん)とディナー。

20120310 横浜中華街山下町公園.JPG
山下町公園の會芳亭

今回は関帝廟の向かいにある上海料理の四五六菜館新館へ。
予約しておいた飲茶入りコース(@3,300円)をいただきながら話が弾みます。
20120310 四五六菜館新館.JPG

私は用心のため、まだアルコール自粛中。
前菜3種類、芝海老のマヨネーズソース、ホタテの特製XO醤炒め。他に、フカヒレ入り小籠包と焼売、一口餃子、石焼焼きそばのフカヒレ入りあんかけ、杏仁豆腐と続きましたが、おしゃべりに夢中でせっかくの料理が冷めてしまって味はよく覚えていません。

2010年11月に会って以来の再会。
不思議なもので、東京近辺に住んでいる友人とはめったに会わないのに(近くにいるからいつでも会えるという安心感ゆえ?)、遠くに住んでいる友人とは定期的に会っている。
異国に暮らし、自分と違う仕事をし、現在新しいことを始めるための準備を進めている友人の話を聞くのは刺激にもなるし、励みになります。

入店した時は家族連れなどで周囲のテーブルは満席、私たちの会話が聞こえにくいほど賑やかだったのに、気がついたら三時間以上が過ぎ、私たち二人だけに。

お店を出て、駅に向かう途中、善鄰門そばにある横浜大飯店で中国菓子をお買い上げ♪
20120310 横浜大飯店.JPG

Fortune cookieのメッセージ。
「ゆっくりマイペースで行きましょう。ラッキーポイントは、イエロー・北・図書館です」

はい、慌てず焦らず着実に。

【おまけ】
きのうのお昼は近所のスーパーで「出雲招福ちらし」というめでたい駅弁を見つけ、桜饅頭を食べながら、桜と言えば、「桜咲く」の合格発表の時期だなぁと思っていたところ、本郷の東京大学の近くに住んでいるチームBの友人のFacebookコメントで、きのうが東大の合格発表の日と知りました。

20120310 出雲招福ちらし1.jpg

そして、横浜に出かけている私に実家の母から電話がありました。
金沢に住む義姉の甥っ子(別の言い方をすると、私の甥っ子の従弟)が現役で東大合格!素晴らしい!!
心から嬉しい知らせでした。

一方で、最近おめでたいことが続いているので、気を引き締めていなくては、と自戒する私です。(あ、そうか。最近、私の歯の調子が悪いのは自重を促す意味があるのかも)

今日、3月11日、あの「東日本大震災」が起きた日から一年がたった。

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タグ:横浜 中華街
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松井冬子展 世界中の子と友達になれる [アート&デザイン]

二週間ぶりの横浜。
今日は横浜美術館で開催中の「松井冬子展 世界中の子と友達になれる」を観てきました。

20120310 松井冬子展.JPG
「世界中の子と友達になれる」2002年、個人蔵(横浜美術館寄託)

彼女の絵は以前から注目していて、三年前には個展が開かれていた浜松にそれだけの目的で出かけたほどです。

今回の展覧会は、初の大規模個展ということで見逃すわけにはいきません。

会場構成と私が特に気になった出品作品。

第1章 受動と自殺
「盲犬図」(首輪をはめられた白いボルゾイ犬)「ただちに穏やかになって眠りにおち」(体にチェーンを巻きつけられた白い巨象が暗闇の沼に沈んでいる)「なめらかな感情を日常的に投与する」(双頭の蛇の体が裂けている)

第2章 幽霊
「夜盲症」(肉をむき出しにした鶏を逆さに吊るし持つ長髪の女の幽霊)「咳」(満月を背景に月下美人もしくは見返り美人のように肩越しに正面を見据える浮遊する女性)

第3章 世界中の子と友達になれる
これは彼女の東京藝術大学の卒業制作(上↑の作品)のタイトルであり、大学院修士課程の修了制作のタイトル。
学部卒業にあたっての課題「自画像」と一年かけて制作された上↑の本画の完成にいたるスケッチや下図に彼女の試行錯誤が垣間見られます。

第4章 部位
本画を完成させるために精密な下図が描かれる。そして、印刷の色指定のように、画面に描く植物の名前や描く際のタッチなどが書き込まれている。

第5章 腑分
「解剖 仔牛」「桜下狂女図」
彼女の作品には、肉体が裂かれ本来体の内部にあって外側からは見えない臓物や骨、さらには子宮の中の胎児などが描かれる。以前にテレビの紹介番組で見たが、彼女は解剖学を学ぶ医学生のように、実物の内臓や動物の死骸を見ながら丹念にスケッチしたうえで日本画の技法を用いて本画にする。

第6章 鏡面
「この疾患を治癒させるために破壊する」(千鳥が淵の桜)

第7章 九相図
人間が死んで腐敗し骨へと変ずるさまを9つの段階に分けて示した、仏典にもとづく絵画。 
「浄相の持続」(死体のそばに長寿を象徴する桃)「転換を繋ぎ合わせる」(骸骨の横に子孫繁栄を意味するザクロ)

第8章 ナルシシズム
「終極にある異体の散在」(裂けた腕や背中から血管を出し、頭髪や足首を鳥と犬に引っ張られ噛まれている裸体の女)

第9章 彼方
「無傷の標本」(脚を広げて樹の根元に座る兎唇の少女)

精神的肉体的な「痛み」や「恐怖」「狂気」「性」「生と死」などをテーマに制作された彼女の作品。
9つに分けられてはいますが、テーマが全体に共通して流れ、重なりあっています。


美術館に着いたとき、吹き抜けのロビーは大変な人だかり。いったい何?と思ったら、松井冬子さん本人によるサイン会が始まる直前でした。
遠巻きに見たところ、いつものように長い髪をキリリと束ね、真っ赤な服を着た姿は女優のように美しいオーラを発していました。

【おまけ】
美術館へのアクセスは、みなとみらい線。
帰りは日本大通り駅から乗車。駅構内に横濱三塔を描いたタイルがありました。
20120310 横濱三塔の日.jpg

左から、神奈川県庁の「キング」、横浜市開港記念会館の「ジャック」、横浜税関の「クイーン」
3月10日は「横濱三塔の日」
この三塔を一望できる3つのスポットを巡ると願いが叶うという言い伝えがあるそうです。
このタイル画で一度に三つとも見たから、パワーをもらえたかも。

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