SSブログ

KORIN展 [アート&デザイン]

すでに会期は終わってしまいましたが、根津美術館で開催されていた「KORIN展」について記録します。

20120513 Korin展.JPG

実はこの特別展、一年前に開催されるはずでした。
しかし、あの東日本大震災が起こり、福島の原発事故の影響で延期されてしまったのです。
そして、一年遅れで今年実現しました。

今回の目玉は、尾形光琳が描いた二つの燕子花図屏風。
根津美術館所蔵の国宝「燕子花図屏風」(上↑の写真の上のほう)とニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の「八橋図屏風」(写真の下のほう、ともに部分)の共演。

展示室の壁一面にカキツバタをテーマにした6曲1双屏風が二組、つまり24曲!
対面して絵を眺めていると、実際に燕子花が咲き誇る池に迷い込んだかのような錯覚に陥るほどの迫力です。
この2点が同時に展示されるのは100年ぶりだそうです。根津美術館さん、ありがとうございます。

会場構成は次のとおり。

・初期の画業
・「燕子花図屏風」と「八橋図屏風」
・草花図の展開
・『光琳百図』のなかの光琳画
 1815年、光琳の百年忌にあたり、酒井抱一によって光琳の作品を集めた展覧会が開催され、その出品作を中心に編まれた画集。

今回の展覧会のロゴは、「燕子花図屏風」の光琳による署名「法橋光琳」を分解し、調整・デザイン化したもの。
法橋(ほっきょう)とは、絵師や医師に与えられる官位で、光琳は1701年(元禄14)に法橋になったらしい。

同時開催のテーマ展示は次のとおり。
・仏教彫刻の魅力:十一面観音立像龕など
・古代中国の青銅器
・きらめく螺鈿:室内の調度品のみならず、脇指(刀)にも手の込んだ意匠を施す当時の美意識に感服です
・初夏の茶:今の時期の茶室の設え一式


当日、私は、昨年この企画展へのオマージュとして発売されたPLEATS PLEASEのカキツバタを着て出かけました。

美術館のお庭に出ると、ちょうどカキツバタが見頃を迎えていました。
20120513 根津美術館カキツバタ4.JPG
          20120513 根津美術館カキツバタ2.JPG
20120513 根津美術館カキツバタ5.JPG


新緑に上品な紫色が映えていますね~、のクリックをポチッとお願いしま~す↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへにほんブログ村 ライフスタイルブログへ

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。