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マウリッツハイス美術館展 [アート&デザイン]

上野の東京都美術館で開催中の「オランダ・フランドル絵画の至宝 マウリッツハイス美術館展」に行ってきました。

20120824 マウリッツハイス美術館展.JPG
ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」1665年頃

オランダの政治都市、ハーグにあるマウリッツハイス美術館。
オランダ語で「マウリッツ邸」の意味。
こぢんまりとした邸宅に、「黄金時代」と呼ばれる17世紀オランダとフランドル絵画の上質な作品をが展示していることから「絵画の宝石箱」とも呼ばれています。
この春から休館し、約2年かけて施設を増改築するのに合わせ、名品が来日しました。

会場構成と主な作品は次のとおり。

第1章 美術館の歴史

第2章 風景画

第3章 歴史画(物語画)
ヤン・ブリューゲル(父)とヘンドリック・ファン・バーレン「四季の精から贈り物を受け取るケレスと、それを取り巻く果実の花輪」1621-22年頃
ペーテル・パウル・ルーベンス「聖母被昇天(下絵)」1622-25年頃 (フランダースの犬でネロが最期に見たかった絵)

第4章 肖像画と「トローニー」
トローニーとは、オランダ語で頭部の習作を意味する。具体的なモデルに似せるのではなく、人物の表情や性格を探るため、画家が自由に創作した人物像のこと。
上↑の「真珠の耳飾りの少女」もトローニー。
何かを訴えかけているような眼差し、物言いたげな半開きの唇。そして、異国情緒を感じさせる衣装。
その他、レンブラントの作品群。まるで暗転した舞台で演じる人物にスポットライトをあてたような闇と光の演出。

第5章 静物画
ヤン・ブリューゲル(父)「万歴染付の花瓶に生けた花」1610-15年頃
この時代のオランダは、17世紀初頭の東インド会社の設立など、ヨーロッパやアジアでの貿易によって繁栄がもたらされていた。そんな時代に、萎れた花や頭蓋骨、時計など、謎めいたモチーフを絵画に描き(虚栄や儚さを意味するバニタス)、豊かさに沸き立つ時代に戒めを伝えていた。

第6章 風俗画

【おまけ】
この特別展は、2010年から改修のため休館していた東京都美術館のリニューアルオープン後の第一弾。
フェルメールの絵の特徴でもある青と黄色にちなみ、本日の私の服装はプリーツのターコイズブルーとクリームイエローの組合せ。腕時計はアムステルダムの空港で買ったデルフト焼き模様。

20120824 東京都美術館.JPG

美術館のロビーで休憩していたら、見知らぬご婦人に「フェルメールのカラーで素敵ね~」と何度も褒められました。


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