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美術にぶるっ! [アート&デザイン]

きのう、竹橋の東京都国立近代美術館で鑑賞してきたのは開館60周年記念特別展「美術にぶるっ! ベストセレクション日本近代美術の100年」
20121110 美術にぶるっ!1.JPG
土田麦僊「湯女」(部分)1918年、重要文化財

会場は二部構成。

第一部は10年ぶりにリニューアルされた本館の4階から2階の所蔵品ギャラリーいっぱいを使って展示された「MOMATコレクション スペシャル」
当館所蔵の重要文化財13点も一挙に公開され、日本近代美術の100年を回顧する大展覧会です。

4階:ハイライト、はじめの一歩、人を表す1・2、風景を描く
所蔵作品があまりにも多すぎて(計12000点以上だとか)見きれないという来館者の声に応え、重要文化財も含め特に見逃せない名作を展示室1に集めたとのことです。

全長40mにもなる横山大観の水墨画「生々流転」(部分、1923年)と、奥の作品は洋画家、萬鉄五郎の「裸体美人」(1912年)。どちらも重要文化財。
20121110 美術にぶるっ!2.JPG

3階:前衛の登場、戦争の世紀に1・2、写真、日本画

2階:疑うことと信じること1・2、海外作品とMOMAT

それこそ、作家の名前を挙げようにも、皆がみんな有名どころなのできりがありません。よって省略。

第二部は「実験場1950s」と題して、戦後の復興期、美術においてなされたさまざまな実験的な試みをあらためて紹介したもの。

1.原爆の刻印
2.静物としての身体
3.複数化するタブロー
4.記録・運動体
5.現場の磁力
6.モダン/プリミティヴ
7.「国土」の再編
8.都市とテクノロジー
9.コラージュ/モンタージュ
10.方法としてのオブジェ

第一部で名品の世界に浸り、うっとりとした気分だっただけに、個人的な感想としては、第二部は戦争の悲惨さなどグロテスクな表現が強く少々ゲンナリ。別の機会に展示してほしかったかも。

展覧会パンフレットの案内文から引用。
美術を体感すること。深く感動すること。知的に考えること。
それらすべての出発点である衝撃を「ぶるっ!」という言葉で表しました。

美術に感動し「ぶるっ!」とする瞬間を求め、これからもできるだけ美術館やギャラリーに足を運びたいと思います。


【おまけ】
今回のリニューアルに合わせてミュージアム内のレストランも替わりました。
以前はフレンチの鉄人、石鍋シェフのレストランがありましたが、三國シェフのL'ART ET MIKUNIというお店になりました。
ティータイムに入りましたが、飲み物以外はデザートプレート1種類のみ(1000円)。
結局、カプチーノをいただくことに(840円)。
ランチメニューを見せてもらったけど、アラカルトもあるもののコースは3500円~。強気価格。

美術館の前庭に展示されている体感型の建築アート作品「夏の家」(部分)
20121110 夏の家@東京国立近代美.JPG


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