柴田是真の漆工・漆絵・絵画 [アート&デザイン]
先週末の活動記録。
南青山の根津美術館で明日まで開催中の特別展「柴田是真の漆工・漆絵・絵画」を鑑賞してきました。
3年前に三井記念美術館での展覧会以来。
http://ikkosan-tokyo.blog.so-net.ne.jp/2010-02-11-2
前回は米国の収集家の所蔵作品が中心でしたが、今回は日本国内の作品約140点が展示されていました。(前後期で展示替えあり)
まさに漆の概念をくつがえすような工芸・絵画作品ばかりです。
会場構成は次のとおり。
・蒔絵
・変塗と素彫 技を尽くした印籠など
・漆絵
・絵画
別の展示室では「口切 -茶人の正月-」というテーマで茶壷などが飾られていました。
もう何年も茶道どころか、正座もきちんとしていない自分に反省。
【おまけ】
根津美術館に行く楽しみの一つは季節ごとに異なる風情を見せてくれる庭園。
この時期は紅葉の名残でした。
すでに落ち葉がたくさん。
茂みの中に鮮やかなオレンジ色の実を発見。クチナシの実ですって。初めて見ました。
日本庭園の中にクリスマスカラーを見つけました。
そして、冬支度も。日本人のこういう心配り、好きだな。
私も冬支度、ではなかった、気持ちよく新年を迎えられるように今年のことは年内に片付けなくちゃ。
(レポートしたい記事、一日二つアップくらいのペースでないと終わらない。。)
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
南青山の根津美術館で明日まで開催中の特別展「柴田是真の漆工・漆絵・絵画」を鑑賞してきました。
3年前に三井記念美術館での展覧会以来。
http://ikkosan-tokyo.blog.so-net.ne.jp/2010-02-11-2
前回は米国の収集家の所蔵作品が中心でしたが、今回は日本国内の作品約140点が展示されていました。(前後期で展示替えあり)
まさに漆の概念をくつがえすような工芸・絵画作品ばかりです。
会場構成は次のとおり。
・蒔絵
・変塗と素彫 技を尽くした印籠など
・漆絵
・絵画
別の展示室では「口切 -茶人の正月-」というテーマで茶壷などが飾られていました。
もう何年も茶道どころか、正座もきちんとしていない自分に反省。
【おまけ】
根津美術館に行く楽しみの一つは季節ごとに異なる風情を見せてくれる庭園。
この時期は紅葉の名残でした。
すでに落ち葉がたくさん。
茂みの中に鮮やかなオレンジ色の実を発見。クチナシの実ですって。初めて見ました。
日本庭園の中にクリスマスカラーを見つけました。
そして、冬支度も。日本人のこういう心配り、好きだな。
私も冬支度、ではなかった、気持ちよく新年を迎えられるように今年のことは年内に片付けなくちゃ。
(レポートしたい記事、一日二つアップくらいのペースでないと終わらない。。)
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
美術にぶるっ! [アート&デザイン]
きのう、竹橋の東京都国立近代美術館で鑑賞してきたのは開館60周年記念特別展「美術にぶるっ! ベストセレクション日本近代美術の100年」
土田麦僊「湯女」(部分)1918年、重要文化財
会場は二部構成。
第一部は10年ぶりにリニューアルされた本館の4階から2階の所蔵品ギャラリーいっぱいを使って展示された「MOMATコレクション スペシャル」
当館所蔵の重要文化財13点も一挙に公開され、日本近代美術の100年を回顧する大展覧会です。
4階:ハイライト、はじめの一歩、人を表す1・2、風景を描く
所蔵作品があまりにも多すぎて(計12000点以上だとか)見きれないという来館者の声に応え、重要文化財も含め特に見逃せない名作を展示室1に集めたとのことです。
全長40mにもなる横山大観の水墨画「生々流転」(部分、1923年)と、奥の作品は洋画家、萬鉄五郎の「裸体美人」(1912年)。どちらも重要文化財。
3階:前衛の登場、戦争の世紀に1・2、写真、日本画
2階:疑うことと信じること1・2、海外作品とMOMAT
それこそ、作家の名前を挙げようにも、皆がみんな有名どころなのできりがありません。よって省略。
第二部は「実験場1950s」と題して、戦後の復興期、美術においてなされたさまざまな実験的な試みをあらためて紹介したもの。
1.原爆の刻印
2.静物としての身体
3.複数化するタブロー
4.記録・運動体
5.現場の磁力
6.モダン/プリミティヴ
7.「国土」の再編
8.都市とテクノロジー
9.コラージュ/モンタージュ
10.方法としてのオブジェ
第一部で名品の世界に浸り、うっとりとした気分だっただけに、個人的な感想としては、第二部は戦争の悲惨さなどグロテスクな表現が強く少々ゲンナリ。別の機会に展示してほしかったかも。
展覧会パンフレットの案内文から引用。
美術を体感すること。深く感動すること。知的に考えること。
それらすべての出発点である衝撃を「ぶるっ!」という言葉で表しました。
美術に感動し「ぶるっ!」とする瞬間を求め、これからもできるだけ美術館やギャラリーに足を運びたいと思います。
【おまけ】
今回のリニューアルに合わせてミュージアム内のレストランも替わりました。
以前はフレンチの鉄人、石鍋シェフのレストランがありましたが、三國シェフのL'ART ET MIKUNIというお店になりました。
ティータイムに入りましたが、飲み物以外はデザートプレート1種類のみ(1000円)。
結局、カプチーノをいただくことに(840円)。
ランチメニューを見せてもらったけど、アラカルトもあるもののコースは3500円~。強気価格。
美術館の前庭に展示されている体感型の建築アート作品「夏の家」(部分)
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
土田麦僊「湯女」(部分)1918年、重要文化財
会場は二部構成。
第一部は10年ぶりにリニューアルされた本館の4階から2階の所蔵品ギャラリーいっぱいを使って展示された「MOMATコレクション スペシャル」
当館所蔵の重要文化財13点も一挙に公開され、日本近代美術の100年を回顧する大展覧会です。
4階:ハイライト、はじめの一歩、人を表す1・2、風景を描く
所蔵作品があまりにも多すぎて(計12000点以上だとか)見きれないという来館者の声に応え、重要文化財も含め特に見逃せない名作を展示室1に集めたとのことです。
全長40mにもなる横山大観の水墨画「生々流転」(部分、1923年)と、奥の作品は洋画家、萬鉄五郎の「裸体美人」(1912年)。どちらも重要文化財。
3階:前衛の登場、戦争の世紀に1・2、写真、日本画
2階:疑うことと信じること1・2、海外作品とMOMAT
それこそ、作家の名前を挙げようにも、皆がみんな有名どころなのできりがありません。よって省略。
第二部は「実験場1950s」と題して、戦後の復興期、美術においてなされたさまざまな実験的な試みをあらためて紹介したもの。
1.原爆の刻印
2.静物としての身体
3.複数化するタブロー
4.記録・運動体
5.現場の磁力
6.モダン/プリミティヴ
7.「国土」の再編
8.都市とテクノロジー
9.コラージュ/モンタージュ
10.方法としてのオブジェ
第一部で名品の世界に浸り、うっとりとした気分だっただけに、個人的な感想としては、第二部は戦争の悲惨さなどグロテスクな表現が強く少々ゲンナリ。別の機会に展示してほしかったかも。
展覧会パンフレットの案内文から引用。
美術を体感すること。深く感動すること。知的に考えること。
それらすべての出発点である衝撃を「ぶるっ!」という言葉で表しました。
美術に感動し「ぶるっ!」とする瞬間を求め、これからもできるだけ美術館やギャラリーに足を運びたいと思います。
【おまけ】
今回のリニューアルに合わせてミュージアム内のレストランも替わりました。
以前はフレンチの鉄人、石鍋シェフのレストランがありましたが、三國シェフのL'ART ET MIKUNIというお店になりました。
ティータイムに入りましたが、飲み物以外はデザートプレート1種類のみ(1000円)。
結局、カプチーノをいただくことに(840円)。
ランチメニューを見せてもらったけど、アラカルトもあるもののコースは3500円~。強気価格。
美術館の前庭に展示されている体感型の建築アート作品「夏の家」(部分)
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
Future Beauty 日本ファッションの未来性 [アート&デザイン]
東京都現代美術館で「Future Beauty 日本ファッションの未来性」という企画展を観てきました。
川久保玲(コム・デ・ギャルソン)1983年秋冬 京都服飾文化研究財団所蔵、株式会社コム デ ギャルソン寄贈
脱構築と革新の1980年代
自らの生きるコンセプトを「Attitude(態度)」として表現した90年代
食べる、眠る、友人とおしゃべりするといった日々の「Behavior(ふるまい)」をもとにした2000年代
「共感」世代の2000年代のデザインまでの30年間を4つのキーワードで紹介した展覧会でした。
(展示されていたデザイナーの一部)
1.陰影礼讃 「黒」が印象的なファッション
コム デ ギャルソン/川久保玲
ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン/渡辺淳弥
山本耀司
2.平面性 私の定番「プリーツ プリーズ」が筆頭
三宅一生
ミナ ペルホネン/皆川明
3.伝統と革新 既成の素材のみならず、新素材の開発も
ケンゾー/高田賢三
サカイ/阿部千登勢
ソマルタ/廣川玉枝
マトフ/堀畑裕之+関口真希子
4.日常にひそむ物語 アニメなどのサブカルチャーと関連するスタイル、服作りに真摯に向き合うデザイナーの作品
ズッカ/小野塚秋良
ビューティ:ビースト/山下隆生
日本ファッションが持つ創造性と、その力強いデザインに潜む文化的背景に焦点をあてた企画展。
東京の前はロンドン、ミュンヘンを巡回。
私たちと衣服との関係はこれからどのように変化していくのか、「過去」を振り返りつつ「未来」へと思考をめぐらせる内容でした。
高校生まで制服の生活。
卒業後、ようやく自由に(と言ってもお金がなかったから苦労して)ファッションを楽しめるようになった。(「DCブランド」という言葉が流行語にもなっていた時代)
今回の企画展がスポットをあてた30年間って、そんな私のファッション史とも重なるからなかなか興味深かったのです。
【おまけ】
東京都現代美術館へは木場公園を通って行きました。
ここからも東京スカイツリーが望めます。
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
川久保玲(コム・デ・ギャルソン)1983年秋冬 京都服飾文化研究財団所蔵、株式会社コム デ ギャルソン寄贈
脱構築と革新の1980年代
自らの生きるコンセプトを「Attitude(態度)」として表現した90年代
食べる、眠る、友人とおしゃべりするといった日々の「Behavior(ふるまい)」をもとにした2000年代
「共感」世代の2000年代のデザインまでの30年間を4つのキーワードで紹介した展覧会でした。
(展示されていたデザイナーの一部)
1.陰影礼讃 「黒」が印象的なファッション
コム デ ギャルソン/川久保玲
ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン/渡辺淳弥
山本耀司
2.平面性 私の定番「プリーツ プリーズ」が筆頭
三宅一生
ミナ ペルホネン/皆川明
3.伝統と革新 既成の素材のみならず、新素材の開発も
ケンゾー/高田賢三
サカイ/阿部千登勢
ソマルタ/廣川玉枝
マトフ/堀畑裕之+関口真希子
4.日常にひそむ物語 アニメなどのサブカルチャーと関連するスタイル、服作りに真摯に向き合うデザイナーの作品
ズッカ/小野塚秋良
ビューティ:ビースト/山下隆生
日本ファッションが持つ創造性と、その力強いデザインに潜む文化的背景に焦点をあてた企画展。
東京の前はロンドン、ミュンヘンを巡回。
私たちと衣服との関係はこれからどのように変化していくのか、「過去」を振り返りつつ「未来」へと思考をめぐらせる内容でした。
高校生まで制服の生活。
卒業後、ようやく自由に(と言ってもお金がなかったから苦労して)ファッションを楽しめるようになった。(「DCブランド」という言葉が流行語にもなっていた時代)
今回の企画展がスポットをあてた30年間って、そんな私のファッション史とも重なるからなかなか興味深かったのです。
【おまけ】
東京都現代美術館へは木場公園を通って行きました。
ここからも東京スカイツリーが望めます。
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
ジミー大西作品展 挑戦と革新 [アート&デザイン]
銀座三越8階催物会場で開催されていた「ジミー大西作品展 挑戦と革新」を観てきました。
「タンザニア・遠い夢」2009年
ジミー大西(1964年大阪府生まれ)、通称ジミーちゃん。
吉本興業の元タレント。
というより、明石家さんまの運転手で、雨の日でも車のワイパーを使わず運転する。なぜなら、ワイパーの動きで眠くなってしまうからというエピソードを語られる“天然”な憎めないキャラクター。
1996年に芸能界を引退し画業に専念。
その頃から強烈な色彩感覚に驚いたものでしたが、彼はいつの間にか本物のプロの絵描きになっていました。
会場は「絵本原画」「デザイン」「進化の過程」というテーマで構成。
『トーテンくんのオーケストラ』(2001年)という絵本の原画や、彼がデザインしたロサンゼルスの観光バスやメルシャンワインのラベルなどのデザイン原画、ファッションブランドKarl Helmutとのコラボ商品のシャツ、銀座のグッチのショップ・ショーウィンドウディスプレイのための模型などが展示されていました。
黒い縁取りの中に鮮やかな色を散りばめたステンドグラスのような絵や、ちぎり絵風のもの、色とりどりのタイルのモザイク画のようなものも。
一つの画面にたくさんの色を使っているのに全然うるさく感じない。
本能的な色彩のバランス感覚なのか。「色の魔術師」と呼ばれる天性のものなのか。
上↑の鶴と桜の絵のように色数を絞り込んだ引き算の美とも言えるものもあれば、真ん中の鳳凰、右の競馬の絵のようにうまく色をミックスさせた足し算の美も描き出せる。
ジミーちゃんの絵を見ていると、彼の体内から「描きたい!」という欲望のマグマが湧き上がってきて止めることができないのでは、と思えてきます。
最後に笑い話。
ジミーちゃんは今でも師匠のさんまさんに展覧会の報告などに行った際、お小遣いをもらうそうで、「おまえは礼儀正しいカツアゲやなぁ」と言われているそうです。
そんなエピソードをいつものように頭をボリボリ掻きながらうれしそうに語るジミーちゃんがなんとも微笑ましい。
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
「タンザニア・遠い夢」2009年
ジミー大西(1964年大阪府生まれ)、通称ジミーちゃん。
吉本興業の元タレント。
というより、明石家さんまの運転手で、雨の日でも車のワイパーを使わず運転する。なぜなら、ワイパーの動きで眠くなってしまうからというエピソードを語られる“天然”な憎めないキャラクター。
1996年に芸能界を引退し画業に専念。
その頃から強烈な色彩感覚に驚いたものでしたが、彼はいつの間にか本物のプロの絵描きになっていました。
会場は「絵本原画」「デザイン」「進化の過程」というテーマで構成。
『トーテンくんのオーケストラ』(2001年)という絵本の原画や、彼がデザインしたロサンゼルスの観光バスやメルシャンワインのラベルなどのデザイン原画、ファッションブランドKarl Helmutとのコラボ商品のシャツ、銀座のグッチのショップ・ショーウィンドウディスプレイのための模型などが展示されていました。
黒い縁取りの中に鮮やかな色を散りばめたステンドグラスのような絵や、ちぎり絵風のもの、色とりどりのタイルのモザイク画のようなものも。
一つの画面にたくさんの色を使っているのに全然うるさく感じない。
本能的な色彩のバランス感覚なのか。「色の魔術師」と呼ばれる天性のものなのか。
上↑の鶴と桜の絵のように色数を絞り込んだ引き算の美とも言えるものもあれば、真ん中の鳳凰、右の競馬の絵のようにうまく色をミックスさせた足し算の美も描き出せる。
ジミーちゃんの絵を見ていると、彼の体内から「描きたい!」という欲望のマグマが湧き上がってきて止めることができないのでは、と思えてきます。
最後に笑い話。
ジミーちゃんは今でも師匠のさんまさんに展覧会の報告などに行った際、お小遣いをもらうそうで、「おまえは礼儀正しいカツアゲやなぁ」と言われているそうです。
そんなエピソードをいつものように頭をボリボリ掻きながらうれしそうに語るジミーちゃんがなんとも微笑ましい。
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
奈良美智 君や僕にちょっと似ている [アート&デザイン]
横浜美術館で開催中の「奈良美智 君や僕にちょっと似ている」展を観てきました。
奈良美智さん(1959年青森県生まれ)は日本の現代アーティストの中で好きな人の一人。
「夜まで待てない」2012年
美術館の入口には臨時のフード屋台カーが出店していました。
「体重計少女」2011年
エントランスに入った途端に、すました涼しげな顔をした女の子に見下ろされました。
「White Ghost」2010年
今回の個展は、奈良さんの初挑戦、大型のブロンズ彫刻をはじめ、絵画、ドローイングなどの新作で構成されています。
ブロンズ彫刻「リーゼント犬」2012年、壁に掛かっているのはダンボール紙に色鉛筆で描かれたドローイング
新作の印象は、なんだか以前と変わったということ。
これまで、さまざまな表情の少女たちが描かれてきたが、怒っている顔というか、どこか毒があるというか。
でも、私はそんな“可愛い不機嫌少女”が好き。
ところが、新作の少女たちは、瞳が涙で潤んでいて悲しげだったり、目の中に「I miss you」と書かれていたり、微笑みを口元にたたえていたり、なんだか穏やか。
奈良さん自身の心境が落ち着いたからなのか?
それでも、可愛い口元の端に八重歯(牙)がのぞいていると毒気を感じてホッとしたり、つり目の女の子が中指を上に向けた挑発的なポーズをとっているとニヤッとしてしまう私がいます。
これも新作。
奈良さんの作り出す少女たちはどことなくパリの空気を感じるのは私だけ?
そして、キャラクターがそのままプロダクトになってしまうのが憎いところ。
この日は彼のキャラクター少女のイラスト付きTシャツを着てオマージュの気持ちを表現しました。
同時開催のコレクション展にも美術館所蔵の奈良作品が展示されています。
初期の頃の作品は「えっ、これが奈良さんの作品?」と思ってしまうようなものも。
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
奈良美智さん(1959年青森県生まれ)は日本の現代アーティストの中で好きな人の一人。
「夜まで待てない」2012年
美術館の入口には臨時のフード屋台カーが出店していました。
「体重計少女」2011年
エントランスに入った途端に、すました涼しげな顔をした女の子に見下ろされました。
「White Ghost」2010年
今回の個展は、奈良さんの初挑戦、大型のブロンズ彫刻をはじめ、絵画、ドローイングなどの新作で構成されています。
ブロンズ彫刻「リーゼント犬」2012年、壁に掛かっているのはダンボール紙に色鉛筆で描かれたドローイング
新作の印象は、なんだか以前と変わったということ。
これまで、さまざまな表情の少女たちが描かれてきたが、怒っている顔というか、どこか毒があるというか。
でも、私はそんな“可愛い不機嫌少女”が好き。
ところが、新作の少女たちは、瞳が涙で潤んでいて悲しげだったり、目の中に「I miss you」と書かれていたり、微笑みを口元にたたえていたり、なんだか穏やか。
奈良さん自身の心境が落ち着いたからなのか?
それでも、可愛い口元の端に八重歯(牙)がのぞいていると毒気を感じてホッとしたり、つり目の女の子が中指を上に向けた挑発的なポーズをとっているとニヤッとしてしまう私がいます。
これも新作。
奈良さんの作り出す少女たちはどことなくパリの空気を感じるのは私だけ?
そして、キャラクターがそのままプロダクトになってしまうのが憎いところ。
この日は彼のキャラクター少女のイラスト付きTシャツを着てオマージュの気持ちを表現しました。
同時開催のコレクション展にも美術館所蔵の奈良作品が展示されています。
初期の頃の作品は「えっ、これが奈良さんの作品?」と思ってしまうようなものも。
皆さんのポチッが励みになっています。クリックお願いしま~す↓
にほんブログ村
軽井沢千住博美術館 [アート&デザイン]
軽井沢での後半はもう一つのお目当て、軽井沢千住博美術館で過ごしました。
私のブログを継続してお読みになっている方ならお分かりの通り、千住博さん(1958-)は私が好きな画家の一人です。
軽井沢に千住さんの作品だけを展示する美術館ができたということを知り、ずっと訪れたいと思っていたのです。
展示数は40点弱ですが、千住さんの作品を制作の年代を追って観ることができるようになっています。
「ウォーターフォール」 ご存じ滝のシリーズ。
「デイフォール/ナイトフォール」 蛍光塗料を使って描いた滝にブラックライトを当てると幻想的に光ります。
「フォーリングカラー」 滝をいろいろな色で描いたシリーズ。
「フラットウォーター」 ハワイ島のキラウエア火山から海に流れ出た溶岩を描いたモノトーンな作品群。
「スカイ」 紙に無作為にできたニジミやボカシなどが意外な表情を生み出す。
「星のふる夜に」 絵巻物を現代的なかたちで再現できないかとという思いからできた絵本。
初期の作品 「フラットウォーター」「滝」にたどり着く以前の模索中の作品群。
「海の幸・山の幸」 自然が与えてくれる恩恵に感謝したいという思いで描いた作品。
代表的な作品「ウォーターフォール」と「星のふる夜に」
しかも、建物の設計は建築家、西沢立衛さん。
金沢21世紀美術館の設計も手がけたSANAA(妹島和世さんとの建築家ユニット)の一人。
21世紀美術館と同様、白を基調にしたシンプルな建物、ガラスを多用することによる光の効果が得られる、明るく開放感あふれる空間です。
軽井沢の自然地形を活かし、床面は元の土地の起伏のまま、ゆるやかなスロープになっています。
残念ながら館内は写真撮影不可なのでリーフレットの掲載写真でご紹介。
そして、美術館の内外に四季の彩りを加えてくれるカラーリーフガーデン。
森の中を散策しているような気分に浸れます。
ミュージアムショップにはオリジナルグッズの他に、HIGASHIYAの和菓子なども売られ、軽井沢の老舗ベーカリー、ブランジェ浅野屋も併設されています。
買いすぎ?
鑑賞後、タクシーで軽井沢駅に向かう途中、森の中の別荘地を通り抜けました。
避暑という響き、憧れるわ~
東京もようやく雨。ひと雨ごとに秋に近づく?
のクリックをポチッとお願いしま~す↓
にほんブログ村
私のブログを継続してお読みになっている方ならお分かりの通り、千住博さん(1958-)は私が好きな画家の一人です。
軽井沢に千住さんの作品だけを展示する美術館ができたということを知り、ずっと訪れたいと思っていたのです。
展示数は40点弱ですが、千住さんの作品を制作の年代を追って観ることができるようになっています。
「ウォーターフォール」 ご存じ滝のシリーズ。
「デイフォール/ナイトフォール」 蛍光塗料を使って描いた滝にブラックライトを当てると幻想的に光ります。
「フォーリングカラー」 滝をいろいろな色で描いたシリーズ。
「フラットウォーター」 ハワイ島のキラウエア火山から海に流れ出た溶岩を描いたモノトーンな作品群。
「スカイ」 紙に無作為にできたニジミやボカシなどが意外な表情を生み出す。
「星のふる夜に」 絵巻物を現代的なかたちで再現できないかとという思いからできた絵本。
初期の作品 「フラットウォーター」「滝」にたどり着く以前の模索中の作品群。
「海の幸・山の幸」 自然が与えてくれる恩恵に感謝したいという思いで描いた作品。
代表的な作品「ウォーターフォール」と「星のふる夜に」
しかも、建物の設計は建築家、西沢立衛さん。
金沢21世紀美術館の設計も手がけたSANAA(妹島和世さんとの建築家ユニット)の一人。
21世紀美術館と同様、白を基調にしたシンプルな建物、ガラスを多用することによる光の効果が得られる、明るく開放感あふれる空間です。
軽井沢の自然地形を活かし、床面は元の土地の起伏のまま、ゆるやかなスロープになっています。
残念ながら館内は写真撮影不可なのでリーフレットの掲載写真でご紹介。
そして、美術館の内外に四季の彩りを加えてくれるカラーリーフガーデン。
森の中を散策しているような気分に浸れます。
ミュージアムショップにはオリジナルグッズの他に、HIGASHIYAの和菓子なども売られ、軽井沢の老舗ベーカリー、ブランジェ浅野屋も併設されています。
買いすぎ?
鑑賞後、タクシーで軽井沢駅に向かう途中、森の中の別荘地を通り抜けました。
避暑という響き、憧れるわ~
東京もようやく雨。ひと雨ごとに秋に近づく?
のクリックをポチッとお願いしま~す↓
にほんブログ村
軽井沢の風展 [アート&デザイン]
今日の東京は暑かったのかしらん?
うん?他人事?
というのも、今朝は8時前に自宅を出発し、日帰りで軽井沢に行ってきたのです。
以前から気になっていた美術館めぐりに。
最初は、今年の4月にオープンしたばかりの軽井沢ニューアートミュージアムへ。
ガラス張りの建物は建築家、西森陸雄さんの設計。
中も白とガラスで、清潔感と開放感がある。
開館記念展「軽井沢の風展 日本の現代アート 1950-現在(いま)」の最終日でした。
ここ半世紀の現代アートの分野で国内外で評価された作家、現在も活躍中の作家に焦点を当てた展覧会です。
出品作家は、岡本太郎、菅井汲、棟方志功、吉原治良、伊東豊雄、草間彌生、隈研吾、篠原有司男、杉本博司、千住博、名和晃平、船越桂、松井冬子、宮島達男、村上隆、李禹煥 ほか
これだけ書き連ねても一部。すごい顔ぶれ。
船越桂
草間彌生
東京の込み合った美術館でのアート鑑賞とは違い、静かな空間でゆったりとアート鑑賞したあとは、併設レストランPietrino(ピエトリーノ)でランチ♪
イタリアのビール、Morettiと一緒に軽井沢の朝採れ野菜、スカンピのグリルリゾット
ミュージアムショップも素敵なものがいっぱい。こんなものを買ってきました。
草間彌生さんの作品「レモンスカッシュ」のポストカード。
軽井沢チョコレートファクトリーのレモン味。
郷土の工芸品、九谷焼(青郊窯)の猪口。モダンな柄が気に入って。
美術館の周囲はカラマツ林。
裏手には森の礼拝堂がひっそりと建っています。
軽井沢は雨、時々曇り。最高気温は20度弱。
真夏でも朝夕は涼しいらしい。
軽井沢、後半に続く~
のクリックをポチッとお願いしま~す↓
にほんブログ村
うん?他人事?
というのも、今朝は8時前に自宅を出発し、日帰りで軽井沢に行ってきたのです。
以前から気になっていた美術館めぐりに。
最初は、今年の4月にオープンしたばかりの軽井沢ニューアートミュージアムへ。
ガラス張りの建物は建築家、西森陸雄さんの設計。
中も白とガラスで、清潔感と開放感がある。
開館記念展「軽井沢の風展 日本の現代アート 1950-現在(いま)」の最終日でした。
ここ半世紀の現代アートの分野で国内外で評価された作家、現在も活躍中の作家に焦点を当てた展覧会です。
出品作家は、岡本太郎、菅井汲、棟方志功、吉原治良、伊東豊雄、草間彌生、隈研吾、篠原有司男、杉本博司、千住博、名和晃平、船越桂、松井冬子、宮島達男、村上隆、李禹煥 ほか
これだけ書き連ねても一部。すごい顔ぶれ。
船越桂
草間彌生
東京の込み合った美術館でのアート鑑賞とは違い、静かな空間でゆったりとアート鑑賞したあとは、併設レストランPietrino(ピエトリーノ)でランチ♪
イタリアのビール、Morettiと一緒に軽井沢の朝採れ野菜、スカンピのグリルリゾット
ミュージアムショップも素敵なものがいっぱい。こんなものを買ってきました。
草間彌生さんの作品「レモンスカッシュ」のポストカード。
軽井沢チョコレートファクトリーのレモン味。
郷土の工芸品、九谷焼(青郊窯)の猪口。モダンな柄が気に入って。
美術館の周囲はカラマツ林。
裏手には森の礼拝堂がひっそりと建っています。
軽井沢は雨、時々曇り。最高気温は20度弱。
真夏でも朝夕は涼しいらしい。
軽井沢、後半に続く~
のクリックをポチッとお願いしま~す↓
にほんブログ村