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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 [シアター&シネマ]

上映中の映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(原題:The Iron Lady、2011年イギリス、105分)を観てきました。

20120404 マーガレット・サッチャー.JPG
(TOHOシネマズ六本木ヒルズにて)

メリル・ストリープが主演し三度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞した話題作で、ずっと見たいと思っていた映画。
いきなり年老いた姿のサッチャーさんとなって登場した場面では、えっ、これがメリルストリープ?と自分の目を疑ってしまいました。

労働者階級からオックスフォード大学に進み、若くして男社会の政治家の道へ。
階級、年齢、性別という壁を乗り越え、ついに英国初の女性首相の座に就く。
理想を掲げ、信念を貫き、孤独に耐え、国内の税金問題や国外のフォークランド紛争では苦渋の決断を下す。

外の世界では「鉄の女」と呼ばれるほど強い女であり続けなければならなかった彼女。
家庭に帰ってもなかなか仕事から離れられず、妻、母としての時間を犠牲にした部分も。代償として得たものは今も語り継がれる栄光?

強い女の心の内を思い、愛する夫に先立たれ認知症を患っている現在の境遇を知り、どんな人も最期は独り、と思ったのでした。

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平成中村座 壽初春大歌舞伎 [シアター&シネマ]

浅草名所七福神もうでを終えたあと、平成中村座 壽初春大歌舞伎を鑑賞してきました。
20120103 平成中村座5.jpg

歌舞伎座での観劇以来、3年ぶり。
http://ikkosan-tokyo.blog.so-net.ne.jp/2009-02-07-2

場所は、墨田公園内の仮設劇場。
20120103 平成中村座1.JPG
東京スカイツリーがすぐそばに見えます

「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでいただきたい」
中村勘三郎が長年抱いていた思いを実現したのが平成中村座。
20120103 平成中村座2.JPG

江戸初期に、初代勘三郎により中橋南地(現在の京橋付近)に建てられた猿若座が中村座の最初。そして、江戸歌舞伎の発祥の地。
その後、日本橋の禰宜町、堺町を経て浅草に移転。以後、約40年間、一大芝居町として繁栄することになります。そのゆかりの地で5月までロングラン中。

20120103 平成中村座3.JPG

私たちが観たのは夜の部。
一、寿曽我体面(ことぶきそがのたいめん)一幕 4:00-4:50

初春興行で上演することが吉例となり、その習慣は幕末まで続いた曽我兄弟の仇討ちを題材にした色彩美溢れる演目。

曽我十郎祐成  勘三郎
曽我五郎時致  橋之助
大磯の虎    七之助
近江小藤太   萬太郎
化粧坂少将   新悟
鬼王新左衛門  亀蔵
小林朝比奈   獅童
工藤左衛門祐経 彌十郎

約840席の客席はほぼ満席。芝居小屋らしく、入口で履物を脱いで上がります。
20120103 平成中村座4.JPG
私たちの席は2階正面4列3・4・5番(最後列の梅席)

<幕間30分>

二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)三幕七場

大坂で起こったお染と久松の心中事件を取り上げ、舞台を江戸に置き換えた四世鶴屋南北の作。主要人物七役を早替わりで演じる人気狂言。

油屋娘お染・丁稚久松・許嫁お光・後家定貞昌・奥女中竹川・芸者小糸・土手のお六 七之助
女猿廻しお作 梅枝
船頭長吉   萬太郎
鬼門の喜兵衛 橋之助

序幕 5:20-6:20
柳島妙見の場
橋本座敷の場
小梅茛屋の場

<幕間5分>

二幕目 6:25-7:05
瓦町油屋の場
同 座敷の場
裏手土蔵の場

<幕間20分> ここで軽く夕食。売店で買った柿の葉ずし。
20120103 柿の葉ずし.JPG
鯛、鮭、鯖がのった押し寿司を柿の葉でくるんであります

大詰 7:25-8:00
向島道行の場

浄瑠璃「心中翌の噂」 常磐津連中


残念ながら勘三郎さんは声が弱々しく、体調が悪いのかなと心配になりましたが、次男の七之助は艶やかに七変化。1分もかからずに着替えて登場する場面もあり、思わず「早っ」と口に出してしまうほど。
今回の公演では長男、勘太郎は出演していませんが、2月には名前を改め勘九郎を襲名。
2月には新橋演舞場で、3月には平成中村座で襲名披露公演が行われます。
息子たちの成長、活躍ぶりが楽しみです。

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タグ:歌舞伎 浅草
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シェアハウス [シアター&シネマ]

これもまた1か月前の記録。

文化村近くの小さなシネマ、オーディトリウム渋谷(ユーロスペース2階)で二週間だけ、しかもモーニングショー1回のみ上映の映画「シェアハウス」(Share house)を観てきました。

20111123 シェアハウス.JPG
(監督:喜多一郎、2011年、日本、104分)

不慮の事故で夫と娘夫婦に先立たれ、以前は家族と一緒に暮らしていた一軒家に一人で暮らす高齢の女性、有希子(吉行和子)。いつもランキング最下位のケータイ小説家、50歳を過ぎているのに男性と付き合った経験がない麗子(浅田美代子)。JAに勤めるバツイチの花恵(木野花)。
湘南に住む三人は海辺のカフェの常連客。
花恵から共同で家を持ち、仲間同士一緒に暮らすことを提案されたが、二人は興味を示さない。

ある日、三人がカフェにいたところ、都会に疲れた帽子デザイナー、まひる(佐伯めぐみ)が海を見ながらそのまま入っていこうとするのを見つけられる。まひるをしばらく引き取り面倒をみることにした有希子だが、近所の一人暮らしで高齢の友人が人知れず亡くなったことにより心境の変化が生じる。

そして、世代も性格も全然違う四人の女性がシェアハウスを作り、ともに暮らすことに…
「もう一度幸せになるために私たちが選んだのは、ひとつ屋根の下で暮らすことでした」

観ながら思わず涙が流れてしまった。(周囲でもすすり泣く声が聞こえた)
友人たちとも冗談とも本気ともとれる話題で、老後は一緒に暮らそうという話をしているだけに身につまされる内容だったのです。
(先日会った年下の友人はついにマンションを買ったと言っていたけど、私はまだふんぎりがつかない)

実は四年ほど前、イギリスに住んでいた頃に発行された上野千鶴子さんの著作『おひとりさまの老後』を一時帰国するという知人に頼んでわざわざ買ってきてもらったのに、その時は何となく現実を直視する勇気がなくてずっと読まずにいました。
少し前にようやく読み始めたのですが、やはりなかなか先を読み進められずにいます。

それにしても、女性には共同生活というのが現実味をもって想像できるけど、男性同士の共同生活ってイメージできない。なぜ?

話は映画の内容とは逸れるけど、劇中に出てくる浅田美代子のコスチュームの雰囲気、私好みだったなぁ。元気が出る明るい色に大人可愛い雰囲気の服。

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タグ:邦画
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エオンナガタ [シアター&シネマ]

昨夕は仕事を定時に終えて、五反田へGOしたんだ!(急に思いついたダジャレ。。)
ゆうぽうとホール「エオンナガタ」(EONNAGATA)というパフォーマンスを観てきました。

大好きな(というか尊敬すらしている)バレエダンサー、シルヴィ・ギエム(Sylvie Guillem)、カナダ出身の演出家、ロベール・ルパージュ(Robert Lepage)、イギリスの振付家かつダンサー、ラッセル・マリファント(Russell Maliphant)の共演。
(照明:マイケル・ハルズ 衣裳:アレキサンダー・マックィーン 音楽:ジャン=セバスティアン・コテ)

ギエム演じるのがシュヴァリエ・デオン(Le Chevalier D'Eon)
シュヴァリエとはフランス語で騎士の意味。18世紀のフランスで最強の騎士として知られた彼は、ルイ15世の寵愛を受け、外交官、スパイとして活躍。幼少期に女性として育てられたといい、時に女装して宮廷の舞踏会や外交の場に現れ、その美貌ゆえ、「男」なのか「女」なのかが常に話題となっていた。

タイトル「エオンナガタ」は主人公の「エオン」と歌舞伎の女形「オンナガタ」をかけたもの。
演出も扇、着物、チャンバラ風の剣の闘い、墨絵のような陰影照明などが使用され、日本文化へのオマージュが垣間見られます。

実はこの公演、日本に親愛の情を感じているギエムが、震災で沈んでいた日本人に勇気を与えようと「HOPE JAPAN」ということで、封印していた「ボレロ」を被災地などで踊り、最新作として披露したもの。
このギエムの気持ちに呼応して、オンラインチケット販売のeプラスが企画したのが、震災からちょうど8か月の2011年11月11日11時11分に受付スタートで、「エオンナガタ」を111名様に特別プライス7,500円(S・A席相当)で提供するというもの。
S席に応募して運良く当選した私は、通常の半額で観劇できました。感謝。

男か女か。西洋か東洋か。ダンスか演劇か。
休憩なしの1時間30分、ダンス・演劇・アートの垣根を超えたコラボレーションを堪能し、五反田駅に戻る途中で見つけたBritish Pub、HUBで余韻に浸る。

20111118 ギエム&ボジョレー&Fish&Chips.jpg

17日は今年のボジョレー・ヌーヴォーが解禁になったばかり。
フィッシュ&チップスと一緒にグラスを1杯いただきました。


さて、中国紀行の連載の続き、シンガポール報告、そして日常の活動記録と記事の更新が追いついていない状況にもかかわらず、今日また次の旅行の案内が届き行動計画もしなければならず。
あー、何から手をつけよう。。

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イヴ・サンローラン [シアター&シネマ]

10月の終わり、目黒シネマで一週間限定で上映されていた映画「イヴ・サンローラン」を観てきました。

20111030 イヴ・サンローラン.JPG
(原題:L'amour Fou、語り:ピエール・ベルジェ、出演:イヴ・サンローランほか、監督:ピエール・トレトン、2010年、フランス、13分)

世界的なファッション・デザイナー、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent、1936-2008)と50年もの間、公私にわたるパートナーとして一緒に過ごした、ピエール・ベルジェ(Pierre Berge、1930-)との愛と絆、サンローランの栄光の裏にあった苦悩を描いた作品。

エレガントで時代の先をいくデザイン(私はモンドリアン・ドレスが好き)とは対照的にデザイナーのサンローランは神経質そうな風貌。
きっと、ベルジェ氏がいろんな意味で彼を影で支えたんでしょうね。

映画の始めと終わりのイラストや流れる音楽にフランスを感じました。

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ライフ-いのちをつなぐ物語-  [シアター&シネマ]

大型の台風15号が東京を襲った9月21日の夕方、有楽町マリオンのTOHOシネマズ日劇で映画「ライフ-いのちをつなぐ物語-」を観ていました。

20110921 ライフいのちをつなぐ物語.jpg
(原題:ONE LIFE、88分、イギリスBBC製作、2011年、日本語案内人:松本幸四郎、松たか子)

見終わってビルの外に出たときもまだ風が強く、上↑の写真をとろうとスマホを構えていると強風のため手がぶれて何度も撮り直しました。


大きなスクリーンいっぱいに広大な自然(海、大地、空)が広がり、蟻のような小さな虫から象、クジラのような巨大な動物まで、さまざまな動物たちの息まで聞こえてきそうな大迫力の映像。
もう、動物好きにはたまらない映画です。
一時間半の上映時間があっという間に終わってしまいました。私、もう一本分は平気で見られる自信があります。

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セカンドバージン [シアター&シネマ]

今日は水曜、映画のレディースデーを利用して仕事帰りに有楽町マリオン、丸の内ピカデリーで映画「セカンドバージン」を見てきました。

20110928 セカンドバージン.JPG

これはNHK総合テレビで放送されていた連続ドラマの映画化されたもの。
毎週火曜日の夜10時、私も欠かさず見ていました。

鈴木京香演じる40代半ばの辣腕出版プロデューサー中村るい(20年くらい前に離婚)が、17歳年下の元金融庁官僚で証券会社を起業した鈴木行(長谷川博巳)と恋に落ちた。
行(こう)にはお嬢様育ちの妻(深田恭子)がいて、妻は二人の関係を知ったあとも意地で離婚を拒否。
(途中の話は端折って)テレビでは行が日本を離れ、シンガポールかマレーシアで台湾人として闇の仕事をしていて、偶然、るいが姿を見かけ、声をかけたが目の前で銃弾に倒れてしまったところで終わった(はず)。

映画では、マレーシア(マラッカ?)の人目につかない場所の小さな診療所で重傷を負った行をるいが献身的に看病しながら、二人の愛を確かめ合うというようなストーリー。
と、かいつまんで書いてしまうと味気ないが、テレビと同様、大石静さん脚本のストーリーは切ない大人の愛を描いていてついのめり込んでしまう。

私の日常にはイライラする男性は多くてもドキドキするような思いは皆無なので、映画の世界はまったく現実離れ。
それにしても17歳年下ということは30歳にもなっていない若い男性との恋愛かぁ。うーん、現実味ないなぁ、私には。というか、胸がときめくという感情を何年も忘れてるなぁ。(乾いた発言。。)

マレーシアというロケ地もタイムリーでしたが、映画の中の寝室の回想シーンで、私が先日買ったばかりのサイドテーブルが出てきたときはあまりの偶然に驚いてしまいました。

ここ数年のNHK、このドラマといい、「サラリーマンNEO」(こちらもこの秋、映画化)といい、結構はじけた内容をどんどんやっています。
私の推察では、私たち世代が企画制作の責任者的なポジションにつくようになって、結構自由に番組制作ができるようになったことと、同年代としての視聴者の波長が合うのではないかと思うのです。
映画の話からNHKの番組評論になってしまいました。

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