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うつわ U-Tsu-Wa [アート&デザイン]

東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTで開催中の『うつわ U-Tsu-Wa』を見てきました。

20090419 うつわ1.JPG


ウィーン生まれでイギリスに亡命した陶作家ルーシー・リー(Lucie Rie)、ドイツ人の木の作家エルンスト・ガンペール(Ernst Gamperl)、スコットランド出身の陶作家ジェニファー・リー(Jennifer Lee)による3人展。

ヨーロッパ旅行中に偶然出逢ったルーシー・リーの陶芸作品に感銘を受けた三宅一生氏が今回の企画ディレクターです。彼はルーシーの陶製のボタンを使った服を1989年に発表するなど、彼女との交流を深めました。ルーシーが三宅氏に送った手紙や亡くなった後に送られてきた陶製のボタン606点、ボタンを使った服も特別展示されています。

20090419 うつわ2.JPG

薄暗く照明を落とされた展示室内には大きな水盤や流れ落ちる水の壁が設えられ、三人それぞれの作品は白いクリスタルのような石の上や水の上に浮かんだように展示されています。その配置は作者三人の生まれ星座を中心とした星の配列をもとにしているという工夫がされています。

三者三様の造形。
しかし、共通して受ける印象は東洋的でもあり西洋的でもある。シンプルで古代のもののようにも見える一方でモダンなデザインにも見える。自然な風合いを生かしながら人工の技術や材料を使っている。
すなわち、地域の境界を越え、時代を超えた普遍的な美の表現なのではないでしょうか。

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