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皇室の名宝1期 永徳、若冲から大観、松園まで [アート&デザイン]

旅行記の前に10月の活動記録をすませます。

天皇陛下御即位20年を記念し、皇室ゆかりの名宝を一堂に集めた特別展「皇室の名宝 -日本美の華」東京国立博物館 平成館で開催されています。
御物、正倉院や三の丸尚蔵館など宮内庁が所蔵する作品を二期に分けて展示しています。

明日までの「1期:永徳、若冲から大観、松園まで」を観てきました。

20091030 皇室の名宝1期.JPG

近世から近代にかけての絵画が中心の展示です。

第1章 近世絵画の名品
狩野永徳「唐獅子図屏風」、円山応挙、葛飾北斎ら、日本を代表する画家たちの名品。
何と言っても訪れる価値があると個人的に感激したのは伊藤若冲の代表作「動植綵絵」全30幅と琳派の酒井抱一の「花鳥十二ケ月図」全12幅を一気に見られたこと。
展示室で若冲と抱一の絵に囲まれてずっと座っていたいくらいの至福の時でした。

若冲の「動植綵絵」を見ていてデジャブを覚えました。
私のワードローブとの比較をしてみます。

20091030 皇室の名宝1期 若冲1.jpg 「芍薬群蝶図」とケイタマルヤマ

20091030 皇室の名宝1期 若冲2.jpg 「諸魚図」とPleats Please

好きなものはおのずと似てくる?

第2章 近代の宮殿装飾と帝室技芸員
明治時代に美術工芸作家の保護と制作の奨励を目的に設置された帝室技芸員制度。横山大観、上村松園らの近代絵画、海野勝珉、川之邊一朝らの工芸作品が展示されています。

非常に贅沢な展覧会。
どの作品ひとつをとっても企画展の目玉展示にできるくらいの充実度合い。
バレエにたとえると、有名な踊りの見せ場だけを集めたダイジェスト版、ガラ公演のように始めから終わりまで会場全体が見どころです。

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コメント 4

すずめ

いつも楽しく拝見させていただいております。

〔皇室の名宝〕展はよろしかった様子。
若冲は三の丸尚蔵館で去年見たので
今回はまあいいかなと思っていましたが、
酒井抱一がありましたか・・・
ちょっと残念です。見たかった。

ケイタマルヤマの服をお持ちだとか。
何年か前、パリコレに出始めてから
日本を意識したステキな服を作っていられる。

いっこさんのチョイスはセンスが光ってます。
by すずめ (2009-11-04 22:15) 

いっこさん

★すずめさん、いらっしゃいませ。
私も若冲の動植綵絵は数年前に三の丸尚蔵館で数幅見たことがあったのですが、さすがに30幅そろうと圧巻です。鑑賞時間が一時間弱しかなかったので一通りしか見られませんでしたが、時間があれば引き返して何度も見たかったくらいです。

すずめさんはアンティーク着物のリメイクをされているのですね。
私も和テイストが好きです。先日、根津美術館へ行った際、正門向かいのビルに着物リメイクのお店があったのでのぞいてみました。そちらも素敵な服や小物類がありました。

by いっこさん (2009-11-05 00:02) 

ラパン

動植綵絵と、いっこさんのワードローブの比較、面白いですね~。そして素敵。いっこさんの世界は、和にも通じ、アートにも通じる、奥深い品のある世界ですネ。いろんなものを観ているからこそ、素敵なものをセレクト出来る目があるのでしょうね。
by ラパン (2009-11-06 07:27) 

いっこさん

★ラパンさん、センスを磨くには日々鍛錬(笑)ですね。見るもの、聞くもの、匂うもの、食べるもの、触れるもの、すべてに注意(関心)をはらうようにしています。つまり、五感を鈍らせないこと。小さな発見に喜びを感じること。それだけですが。
by いっこさん (2009-11-06 07:52) 

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