スイートリトルライズ

目黒シネマでもう一本観た映画「スイートリトルライズ」


（原作：江國香織、監督：矢崎仁司、主演：中谷美紀・大森南朋・池脇千鶴・小林十市、主題歌：スガシカオ「雨あがりの朝に」、2009年、日本、117分）

人気テディベア作家の瑠璃子（中谷美紀）と会社員の夫、聡（大森南朋）は結婚して３年。嫌いになったわけではないが、いつの間にか二人の心はすれ違い。時々感じるどうしようもない寂しさ。
ある日、瑠璃子は自分の個展会場で、恋人のために自分のテディベアを譲って欲しいという青年、春夫（小林十市）に出会い、数日後、偶然の再会をきっかけに恋に落ちていく。
一方、聡は大学時代のサークルの同窓会で、自分に好意を寄せる後輩、しほ（池脇千鶴）に再会し、彼女の積極的なアプローチに次第に心惹かれていく。
そうして、瑠璃子と聡は、お互いに「甘い小さな嘘」をつきながら日常生活を続けていく…

「人は守りたいものに嘘をつく」
真実をついた、このフレーズに思わず納得。

中谷美紀、美しい。
中山美穂が灼熱の太陽の美しさに例えられるとするならば、中谷美紀は静かな森の中の湖畔の水のような透きとおる美しさ。

この映画も大人の恋の切なさ満載。最近、せつないラブストーリーが続き、胸キュンの私です。

【おまけ】
目黒シネマは隠れた（隠れてない？）名シネマ。
“いつも腹ペコ２本立て”で1500円。一度行くと手作りの情報誌をくれて200円割引券がついていて次回は1300円に。しかも、毎日、最終１本のみは900円で鑑賞できる。
ポイントカードもあって５回来場で次回無料。他にも、映画関連書籍図書貸し出しサービスがあったり。
映画を愛し、観客と一緒に楽しんでいこうという姿勢が感じられる素敵な映画館です。

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タグ：ラブストーリー

コメント 4

いっこさん、こちらでは上映のない、日本の切ないラブストーリーもまたいいですね。いっこさんの解説を読んで、観てみたくなりました。原作があるのですね。
それにしても、こちらの映画の代金に慣れてしまったので、日本の映画を観る料金がすごく高く感じてしまいます。もっとフランスみたいに安かったら、日本映画ももっと人が入るはずなのに、、、、といつも思ってしまいます。
今、パリは、バカンス時期初め恒例で、３ユーロで観れているんですよ！
by ラパン (2010-07-02 05:07) 

★ラパンさん、本当に東京の映画、高いです。だから、私はいつもレディースデーを利用（それでも一本1000円）。
パリは安いんですね。ロンドンは結構いい値段でした。10ポンド近くしたかも。
by いっこ (2010-07-03 08:24) 

中谷美紀、といえば、私の中では「永遠の仔」です。
あれは本当に切なかった・・・・。
でも彼女は美しくて、そして悲しかったです。

by Mimi (2010-07-03 13:10) 

★Mimiさん、「永遠の仔」…舟越桂さんの彫刻の表紙装丁でしたっけ？（ってことくらいしか言えない、読書をしない私。。）
by いっこ (2010-07-03 23:38)