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ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人 [シアター&シネマ]

渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映中の映画ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」を観てきました。

20110116 ハーブ&ドロシー.jpg
原題:HERB & DOROTHY、監督・プロデューサー:佐々木芽生、2008年、アメリカ、87分

元郵便仕分け員の夫と元図書館司書の妻が主人公のとっても素敵な映画です。

舞台は世界中からさまざまなジャンル、世代のアーティストが集まるニューヨーク。
公務員の仕事をしながら小さなアパートに暮らすごく普通の市民、しかしアートに対する情熱だけは大きく、二人の共通の楽しみは仕事を終えての美術館・ギャラリーめぐり。そのうち少しずつ作品を買い求めるようになった。

選ぶ基準は簡単。
(1)自分たちの給料で買える値段であること。必然的に有名作家の作品は買えず、まだ無名の若いアーティストの作品を中心に。しかも、Minimum artやConceptual artといった現代アートにテーマをしぼって。
(2)1LDKのアパートに収まるサイズであること。

そうして二人が約30年かけてコツコツと収集した現代アートのコレクション。
芸術を見る目を持つヴォーゲル夫妻、ハーブとドロシーが選んだ作品・アーティストは価値が上がり、アート界から羨望の対象になる。
あちこちの美術館からの寄贈依頼を断った夫婦ですが、「YES」と答えたのは国立ナショナル・ギャラリーからの申し出。ここは作品をいったん入手すると他には売却せず保管してくれるから。
というわけで2000点以上の絵画、立体作品などが5台の大きなトラックに積まれ、ニューヨークからワシントンDCへ輸送されました。

アメリカ在住の日本人女性が監督。約4年かけて撮影したドキュメンタリーです。
アートの世界を描いている内容も、老夫婦の仲睦まじい姿も、見ていて心が温かいもので満たされました。

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ラパン

わあ、、素敵なお話~!日本人女性が監督だから、きっと日本で公開されているんです
ね。かなり昔の映画も、今でもスクリーンで観れるパリですけれど、これは公開されなさ
そうですね。。。いつか小さいところで取り上げてくれるといいんですけど。。。

by ラパン (2011-01-22 06:40) 

いっこ

★ラパンさん、この映画、アメリカで17週のロングラン上映のあと、日本での公開となったそうです。
そのうちパリでも公開されるかも?
by いっこ (2011-01-22 10:29) 

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