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東京バレエ団 ベジャール・ガラ [シアター&シネマ]

きのうは五反田のゆうぽうとホール東京バレエ団創立45周年記念公演Ⅱモーリス・ベジャール追悼特別公演シリーズⅴ『ベジャール・ガラ』を鑑賞してきました。

東京バレエ団にも作品を提供している(『M』『ザ・カブキ』)コンテンポラリーの巨匠、ベジャールの作品を堪能してきました。

演目と配役は次のとおり。

「ギリシャの踊り」(Danses Grecques)[40分]
  I.イントロダクション
  II.パド・ド・ドゥ(二人の若者):長瀬直義、横内国弘
 III.娘たちの踊り
  IV.若者の踊り
  V.パド・ド・ドゥ:吉岡美佳、平野玲
  VI.ハサピコ:奈良春夏、柄本武尊
 VII.テーマとヴァリエーション
   ソロ:中島周
   パ・ド・セット:西村真由美、乾友子ほか
 VIII.フィナーレ:全員

この演目、前にも見たはずなんだけど、どこでどのバレエ団のか思い出せない。真剣に見ていない証拠だ、と反省。

ソロの中島周さん。はまり役ですね。ソロをはれるダンサーって雰囲気があるんですよね。群舞の男性ダンサーと比較しても体つきがセクシーだし。

演目自体の印象は「対照」…衣装は黒と白のシンプルなレオタードとタイツ、動作の緩と急。

20090210 東京バレエ ベジャール・ガラ2.jpg

「中国の不思議な役人」(The Miraculous Mandarin)[35分] 
 無頼漢の首領:後藤晴雄
 第二の無頼漢(娘):首藤康之
 ジークフリート:柄本武尊
 若い男:井脇幸江
 中国の役人:木村和夫

今は第一線から退いて東京バレエ団の特別団員になっている首藤康之さんの踊りが見たかったんです。それも女性役。前に彼の踊りを見たのはマシュー・ボーンの『Swan Lake』
彼ってどこか怪しげな役がいい感じ。今回もそう。
そして、役人役の木村和夫さんも円熟の味を出していました。

「ボレロ」(Bolero)[20分]
 上野水香

今回の追悼公演。なんと言っても一番の呼び物はシルヴィ・ギエムが再びボレロを踊るというもの。数年前に日本で最後ということで富山にまで見に行きましたが、今回は追悼という特別なイベントということで封印を解いたようです。
ギエムのボレロをもう一度見たかったのですがチケットは完売。

しかし、上野水香さんの踊りをまだ見たことがなかったから、ま、いいか。
それもステージから三列目の真ん中の席で。ここまで近いと筋肉の動き、ダンサーの息づかい、呼吸で鼓動する胸、したたる汗まで、手に取るようにわかります。

20090210 東京バレエ ベジャール・ガラ1.jpg

で、水香ちゃんのボレロ。
日本人離れした体型、細く長い手足、180度上がる脚、柔らかい体。たしかに素晴らしいのですが、どうしてもギエムの踊りと比べてしまう。厳しい言い方をすると、心の底から湧き上がってくる情念というか深みがまだ十分に表現されていないような。
でも、次回はクラシックを見てみたい。

大好きなバレエ(ダンス)の話題で話が長くなりました。
開演中はもちろん撮影禁止。
でも、今回の振付指導をしている小林十市さん(落語家柳家小さん師匠の孫で花禄さんの兄、元ベジャール・バレエ団のダンサー)のブログに公演に関する記事と写真が載っていて雰囲気が伝わってきます。ひょっとして昨夜の「中国の不思議な役人」で踊っていた?

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タグ:バレエ
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