アサヒビール大山崎山荘美術館 [建築&インテリア]
天王山の南麓にあるのが大山崎山荘。
関西の実業家、加賀正太郎(1888~1954)が自ら設計しました。彼は若い頃イギリスに遊学し、ウィンザー城を訪れた際に眺めたテムズ川の記憶をもとに、三川合流の地、大山崎に別荘としてこの山荘を建てたと言われています。
JR山崎駅から上り坂を徒歩で約10分。トンネル(琅玕洞、ろうかんどう)を通り抜け
かつて車庫だったというレストハウスを横切り
香り芳しい沈丁花や蕾がふくらんだ木蓮をながめながら
登りつめると、そこにイギリスのチューダー様式をもとにした山荘があります。
加賀氏の手を離れ荒廃がひどかった山荘を地元の人たちの保存を求める声にこたえて修復整備をしたのがアサヒビールの樋口廣太郎社長(当時)。修復と同時に、絵画を主として展示する目的で安藤忠雄さん設計の新館「地中の宝石箱」を併設し、美術館として1996年春にオープンしました。
残念ながら建物の中は写真撮影不可だったので外側をメインにご紹介。
(中の照明、梁、壁の浮き彫り彫刻、ステンドグラスと見どころたくさん)
まずは玄関。照明もドアもが素敵です。
2階のテラスは撮影可。手前は柱状の台?向こうに見えるのは日本の民藝運動の陶芸家、濱田庄司(左)とバーナード・リーチ(右)作のタイルです。
アサヒビール(酒造業)所有ということで軒からは杉玉がぶら下がっています。
加賀氏は洋蘭栽培の研究に没頭し新種の作出にも成果をあげました。
蘭の温室に続く通路(右)と白い建物は物見塔の栖霞楼(せいかろう)。
新館は半地下です。向こうに見えるのは宝積寺(ほうしゃくじ)の塔。
自然光が降り注ぐ階段を下りていくとクロード・モネの『睡蓮』が常設展示されています。
庭園からの眺め。
【おまけ】
大山崎山荘の最寄駅はJR山崎駅と阪急大山崎駅。
この山荘はアサヒビール所有ですが、山崎と言えばウィスキー。近くにサントリー醸造所があり試飲つきの見学ツアーもあります。
ランキング参加中。よろしければクリックを→
関西の実業家、加賀正太郎(1888~1954)が自ら設計しました。彼は若い頃イギリスに遊学し、ウィンザー城を訪れた際に眺めたテムズ川の記憶をもとに、三川合流の地、大山崎に別荘としてこの山荘を建てたと言われています。
JR山崎駅から上り坂を徒歩で約10分。トンネル(琅玕洞、ろうかんどう)を通り抜け
かつて車庫だったというレストハウスを横切り
香り芳しい沈丁花や蕾がふくらんだ木蓮をながめながら
登りつめると、そこにイギリスのチューダー様式をもとにした山荘があります。
加賀氏の手を離れ荒廃がひどかった山荘を地元の人たちの保存を求める声にこたえて修復整備をしたのがアサヒビールの樋口廣太郎社長(当時)。修復と同時に、絵画を主として展示する目的で安藤忠雄さん設計の新館「地中の宝石箱」を併設し、美術館として1996年春にオープンしました。
残念ながら建物の中は写真撮影不可だったので外側をメインにご紹介。
(中の照明、梁、壁の浮き彫り彫刻、ステンドグラスと見どころたくさん)
まずは玄関。照明もドアもが素敵です。
2階のテラスは撮影可。手前は柱状の台?向こうに見えるのは日本の民藝運動の陶芸家、濱田庄司(左)とバーナード・リーチ(右)作のタイルです。
アサヒビール(酒造業)所有ということで軒からは杉玉がぶら下がっています。
加賀氏は洋蘭栽培の研究に没頭し新種の作出にも成果をあげました。
蘭の温室に続く通路(右)と白い建物は物見塔の栖霞楼(せいかろう)。
新館は半地下です。向こうに見えるのは宝積寺(ほうしゃくじ)の塔。
自然光が降り注ぐ階段を下りていくとクロード・モネの『睡蓮』が常設展示されています。
庭園からの眺め。
【おまけ】
大山崎山荘の最寄駅はJR山崎駅と阪急大山崎駅。
この山荘はアサヒビール所有ですが、山崎と言えばウィスキー。近くにサントリー醸造所があり試飲つきの見学ツアーもあります。
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都内では郵便局とか歌舞伎座とか・・・保存の話で盛り上がっているようですが、黒川さんのビルもいっこさんの過去ログでしか
見られなくなりますし、細切れの都市計画はウンザリ!ですよね。
ところで
大山崎山荘、イギリスが恋しくなったんじゃありませんかぁ~?
by まるち (2009-03-12 07:46)
まるちさん、東京での生活、いろいろ見るものがあって楽しいんですが、建物が無機質すぎるのとテムズのようにゆったり流れる川が近くにないので散策する楽しみが少ないんですよねぇ。
ほんと、イギリスが恋しいです。テムズ川を眺めたい~
by いっこさん (2009-03-12 20:32)