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マニュエル・ルグリの新しき世界 [シアター&シネマ]

先週の土曜(6日)の午後、五反田ゆうぽうとホールで開催されたバレエ公演「マニュエル・ルグリの新しき世界」Bプログラム「ルグリと輝ける世界のスターたち」を鑑賞してきました。

20100206 マニュエル・ルグリの新しき世界.jpg

ルグリとはパリ・オペラ座を最近退団した男性エトワールのようですが、正直言って知りませんでした。
私のお目当てはシルヴィ・ギエム。ここのところ毎年、彼女の踊りを見る機会に恵まれています。
たしか、私と同い年くらいのはず。しかし、プロのダンサーとしての研ぎ澄まされた肉体。もって生まれた柔軟な身体のほか、ゆるぎないテクニック、さらに踊りに風格が漂っています。同時代に彼女の踊りを見られて感謝です。ありがたや、ありがたや。

当日の演目と出演者。

第1部(1330-1430)
●「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
 ヘザー・オグデン、ギヨーム・コテ
●「モペイ」 フリーデマン・フォーゲル(笑顔が可愛い男子)
●「スリンガーランド」
 アニエス・ルテステュ、パトリック・ド・バナ(大人の雰囲気たっぷりのペア)
●「アザー・ダンス」
 オレリー・デュポン、デヴィッド・ホールバーグ ※ピアノ演奏
●「優しい嘘」
 シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ

第2部(1450-1550)
●「マリー・アントワネット」
 アニエス・ルテステュ、パトリック・ド・バナ
●「ハロ」 ヘレナ・マーティン(フラメンコ風の踊り)
●「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」
 上野水香、高岸直樹
●「失われた時を求めて」より“モレルとサン・ルー”
 ギヨーム・コテ、デヴィッド・ホールバーグ(男性二人の独特の世界)
●「三人姉妹」
 シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ ※ピアノ演奏

ギエムとルグリはかつて同時期にパリ・オペラ座で踊っていたということもあってか息のあった円熟の踊り。安心して見ていられました。(最初の演目で女性ダンサーが床にすべってバランスを崩したのを見たのです)

ヨーロッパの劇場とつい比較してしまうのですが、日本の公演会場はいわゆる公会堂で無機質な印象。
ロンドンのRoyal Opeara Houseなどのような、その扉の中に入っただけで胸がわくわくする昂揚感や歴史・優雅さなどを感じさせる特別感がないのが残念です。

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