SSブログ

ルノワール 伝統と革新 [アート&デザイン]

六本木国立新美術館で開催中の「ルノワール 伝統と革新」を鑑賞してきました。

20100319 ルノワール伝統と革新1.JPG
(「団扇を持つ若い女」、クラーク美術館、1879-80年頃)

軟らかい筆づかいで女性像、裸婦像、風景画、静物画、装飾画を描き、印象派の中でもとりわけ広い領域に取り組んだピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)
今回はボストン美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、オルセー美術館、ポーラ美術館をはじめ、国内外の主要コレクションから約80点が展示されています。

20100319 ルノワール伝統と革新2.JPG

第I章 ルノワールへの旅
仕立て職人の父とお針子の母の息子としてフランス、リモージュ(陶磁器の産地)で生まれ、3才でパリへ移り住み、13才から磁器絵付け工房で働き、19才で画家を志し、南仏カーニュ・シュル・メール(カンヌとニースの間)で亡くなる。
彼の画業は3つの時期に分けられるとのこと。
●19-38才: シャルル・グレールの画塾に通い、パリ国立美術学校へ入学した修行時代から1874年に始まる印象主義の時代
●35-50才: 印象派から離れ、サロンでの成功を経て、アルジェリアやイタリア旅行を経験する模索と試作の時代
●51-78才: 作品が国に買い上げられるなどの栄誉を得て、様式を集大成した晩年にいたる豊饒の時代

第Ⅱ章 身体表現
なだらかな輪郭の豊満な肉体、ぽっちゃりした顔、おだやかな表情。
ルノワールの絵には健康的な若い女性モデルがしばしば登場しますが、どれも柔らかな陽射しのなかで幸福感に満ち溢れている画面です。彼は「幸福の画家」と呼ばれているそうです。

第Ⅲ章 花と装飾画

第IV章 ファッションとロココの伝統

イギリスを離れる当日(2008年3月30日)の出発直前までロンドン市内でアート鑑賞していた私。最後に訪れたのはコートールド・ギャラリー。その時はルノワールの作品を中心に展示されていました。

久しぶりに過去のブログ『いっこさんの英国便り』を見始めたら胸がジーン。
あれから早くも2年が経ったのですね。感慨。そして、旅に出たーい!

【おまけ】
展覧会のショップで見つけたギモーヴ。(マカロンもありましたが、先日の東京ミッドタウンのAnniversary PartyでPleats Pleatsで食べたギモーヴとそっくりだったので)
20100319 ルノワール・ブールミッシュのギモーヴ.JPG

銀座に本店がある洋菓子ショップ、ブールミッシュのもの。
手前からフランボワーズ、パッションフルーツ、ライム、青りんご、マンゴー。5個入りで600円。(ネット販売では6個で588円)
果汁の味がしっかりおいしいマシュマロです。

もう一つは同じく銀座のメサージュ・ド・ローズというショップの薔薇のチョコレート。

こういう可愛い小箱に
20100319 ルノワール・メサージュ・ド・ローズ.JPG

薔薇の形をしたチョコが2個。(580円)
20100319 薔薇のチョコ.JPG

プチ情報。上野の国立西洋美術館ミュージアムショップでゴッホの作品「ばら」をイメージしたチョコが限定販売だそうです。

このショップ、ブタのチョコレートショップ(ネット)もやっているようで面白そう。

ランキング参加中。よろしければクリックを→ にほんブログ村 美術ブログへ

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 2

Mimi

こんにちわ、いっこさん。
黒髪で白いドレスの女性、アン・ハサウェイに似てますね。

by Mimi (2010-03-23 01:53) 

いっこ

★Mimiさん、ほんとだ。ルノワールが描く女性は男性好みしそうな感じですよね。ぽっちゃり、ほんわか、にっこり。
by いっこ (2010-03-23 20:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。