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現代木彫の潮流 [アート&デザイン]

札幌シリーズ。
今回の出張(9/13-18)では現地の美術館巡りをする時間も持てました。

北海道立近代美術館で開催中の「創造と回帰 現代木彫の潮流を鑑賞してきました。
20100917 現代木彫の潮流.JPG
(舟越桂「点の中の距離」2003年、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵)

会場構成は次のとおり。(紹介文はパンフレットから引用)
Stage1 現代木彫の潮流-ゆたかな試みの変遷
1960年代から90年代までの動向を紹介。

「抽象-木というモノに向かって」
木に最低限の加工を施して提示した「もの派」
小清水漸(こしみず すすむ)、管木志雄(すが きしお)、遠藤利克、岩下碩通(いわした ひろみち)、戸谷成雄、土屋公雄

「象徴-あらわれる物語に向かって」
象徴や物語性、過剰な装飾を加えて、木が、私たちの想像力や情念、深い思索などを誘発する魅力的な素材であることを示した。
神山明、深井隆、古渡章(こわたり あきら)、林範親、砂澤ビッキ、阿部典英、川越悟、大平實

「具象-ふたたび人物像に向かって」
90年代からは人物像のような木の立体作品では長らく忘れられていた具体的な「かたち」を彫ることに木彫の関心が回帰。
舟越桂、保田井智之、峯田敏郎

Stage2 木彫の新世紀へ-いのちを彫りだす
ここ1,2年を中心として2000年代以降に制作された作品を紹介。
木の彫刻は一斉に具象物をモチーフにし、そのほとんどが高い技術力をもって木からかたちを「彫りだすこと」を重視している。
作品の多くは人物や動物などのいのちあるものを主題としている。
須田悦弘、三沢厚彦、棚田康司、三輪途道(みわ みちよ)、三宅一樹、前原冬樹、櫻井康弘、土屋仁応(つちや よしまさ)

20100917 現代木彫の潮流1.JPG
上段左から、前原「一刻」、戸谷「山津波」、★土屋仁応「夢を食べる漠が夢みる夢」、神山「いつもの道に迷いこむ」
下段左から、★三沢「Animal 2000-02」、★棚田「父を待つ少年」、三宅「YOGA-螺旋」、三輪「普通のありよう-秀真」、★櫻井「Untitled」
★は私が気に入った作者・作品

【おまけ】
道立近代美術館は知事公館の敷地に隣接しています。
知事公館は可愛い山小屋風の建物。
20100915 北海道知事公館.JPG

美術館の前庭にも立体のアート作品が展示されています。
20100915 道立近代美術館.JPG

ある日のランチ、美術館2階のレストランで本日のおすすめランチ(鮭とイクラご飯、いろんな天ぷら)をいただきました。
20100915 道立近代美術館ランチ.JPG

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