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錦絵の黄金時代-清長、歌麿、写楽 [アート&デザイン]

広尾の山種美術館でボストン美術館 浮世絵名品展「錦絵の黄金時代-清長、歌麿、写楽」を観てきました。

20110410 ボストン美浮世絵名品展.jpg
喜多川歌麿「青楼遊君合鏡 若那屋内 若菜 和哥浦」(部分)寛政9年(1797)頃

ボストン美術館の日本美術コレクションは、明治初期、日本美術に魅せられたエドワード・モース、アーネスト・フェノロサ、ウィリアム・ビゲローら有識者によって収集されたもので、特に浮世絵に関しては版画、肉筆浮世絵、版本など、量・質ともに世界屈指と言われているそうです。

今回の展覧会では、錦絵の黄金時代と呼ばれた天明・寛政期(1781-1801)に焦点をあて、清長・歌麿・写楽の三人の絵師を中心とした作品が一時里帰りしました。(ボストン美術館の規則で、展覧会終了後は5年間、展示されることがないとのこと)

会場構成は次のとおり。
第1章 鳥居清長
スタイルの良い、艶やかな美人画が得意。

第2章 喜多川歌麿
芸者、女郎など、美人画の第一人者。
髪の毛の生え際などの細かな筆使いが見事。

第3章 東洲斎写楽
デフォルメする描法での役者絵が得意。
えらの張った顔に小さい目をした役者絵を見ていたら、女優の片桐はいりの顔を思い出しました。

第4章 黄金期の三大絵師をとりまく大家たち
勝川春章(勝川派)、北尾重政(北尾派)、歌川豊国(歌川派)ら

第5章 版本と肉筆画

今は現代の日本人女性のファッションも海外で紹介されたりしていますが、こと、着物に関しては浮世絵に登場する女性の着物姿の印象が強いのではないかと個人的には想像しています。髷髪に、襟を抜き袖が長く帯を前結びにした花魁の強烈な着物姿を模範にしたかのような舞台衣装をかつて「蝶々夫人」のオペラで見たことがあるのです。

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