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ショパン 愛と哀しみの旋律 [シアター&シネマ]

シネスイッチ銀座でショパン生誕200年を記念した映画ショパン 愛と哀しみの旋律」を観てきました。

20110603 ショパン.jpg
監督:イェジ・アントチャク、出演:ピョートル・アダムチク、ダヌタ・ステンカ、ポーランド、英語、126分、原題:Desire for Love、日本語字幕:古田由紀子

父に音楽の才能を見いだされ厳しく育てられたフレデリック・ショパン(1810-1849)
祖国ポーランドを逃れ、ウィーンを経てパリに移ったものの認められずアメリカ行きを考えるほど失望の淵に立っていたが、人気作曲家フランツ・リストのはからいでサロンでデビュー。パリ社交界の寵児、女流作家ジョルジュ・サンドが彼の才能を認め、二人の子供の母であったにもかかわらずストレートな愛情表現で経済的にも精神的にも彼を支え続けた。
ショパンは結核を患い、スキャンダルを避けるためもありサンドとともにパリを離れスペインのマヨルカ島へ。しかし、健康状態が悪化し、マヨルカ島を発ち、夏はフランス中部ノアンのサンド邸に滞在するようになる。
ショパン、サンド、二人の子供たち(兄モーリスと妹ソランジュ)、使用人の共同生活を送るうち、お互いの感情は複雑に入り乱れ。。母のショパンへの愛を快く思わない子供だちはそれぞれに反抗し悲劇を起こす…
最後は、サンドと破局し、ロンドンにしばらく滞在、その後、パリに戻り自宅で姉に見守られて死去。

ショパンの繊細で悲しげな旋律はこういう人生から生み出されたのか、、と思わされました。
映画全体に流れる音楽は世界を代表するアーティストの演奏によるもの。(チェリストのヨーヨー・マ、ポーランドのピアニスト、ヤーヌシュ・オレイニチャク、ショパンの名手、横山幸雄)
流れる曲目は、「革命のエチュード」「夜想曲第20番」「ピアノ協奏曲第1番」「ピアノ協奏曲第2番」「幻想即興曲」「英雄ポロネーズ」など。
ストーリーとともに、現地ロケによる映像、音楽を楽しみました。

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ラパン

ショパンの生誕200年記念で去年パリでは、たくさんのコンサートや展示会が催されていました。
映画は、残念ながら上映があまりなかったんですよ。
人生の裏側を知ってから曲を聴くと、ますますショパンのメロディーは
心に沁みますね。

by ラパン (2011-06-06 06:00) 

いっこ

★ラパンさん、実はモーツァルトの映画を恵比寿ガーデンプレイスのシネマでやっていたのに見逃してしまったんです。
シャネルの映画もそうでしたが、その人の人生のストーリーを知ることで作品が違って見えますよね。今、マーラーやイヴ・サンローランの映画も上映されていて見に行こうと思っています。
by いっこ (2011-06-06 23:00) 

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