ラファエル前派からウィリアム・モリスへ [アート&デザイン]
目黒区美術館で開催中の「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」を観てきました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828-82)「マリーゴールド」1874年、ノッティンガム市立美術館
産業革命後の19世紀中頃のイギリス。
物の豊かさと引き換えに精神性が失われていくことに不安を覚え、中世に憧れをもった時代。
思想家ジョン・ラスキン(1819-1900)は「自然の教えを思い出す」ことを唱え、これに共鳴したウィリアム・ホルマン・ハント(1827-1910)、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-96)、ロセッティなどRoyal Academyの若い画家たちが「ラファエル前派同盟」を結成し、絵画の革命を目指した。初期ルネッサンスの素朴で自然に忠実な絵画を志し、聖書や古代神話、中世の物語に画想を得た作品を描いた。
後期は、ウィリアム・モリス(1834-96)、エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ(1833-98)などが加わり、象徴性を高め、世紀末芸術やアール・ヌーヴォーの源流となった。彼らの絵画は明治時代の日本の美術界、文学界に清新な刺激も与えた。
精神性、自然をテーマにした絵画に心が穏やかになります。
絵画以外にも、モリス商会の「東方三博士の礼拝」(デザイン、バーン=ジョーンズ)の巨大なタペストリーやウィリアム・バージェス(1827-81)デザインの椅子「人魚」などが展示されています。
同時開催は「藤田嗣治展 人物と動物」
絵画のほか、陶器や玩具のような立体作品、日本にいる友人に宛てた葉書も展示されており、彼の文字や文章から人柄が垣間見られるような気がします。
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ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828-82)「マリーゴールド」1874年、ノッティンガム市立美術館
産業革命後の19世紀中頃のイギリス。
物の豊かさと引き換えに精神性が失われていくことに不安を覚え、中世に憧れをもった時代。
思想家ジョン・ラスキン(1819-1900)は「自然の教えを思い出す」ことを唱え、これに共鳴したウィリアム・ホルマン・ハント(1827-1910)、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-96)、ロセッティなどRoyal Academyの若い画家たちが「ラファエル前派同盟」を結成し、絵画の革命を目指した。初期ルネッサンスの素朴で自然に忠実な絵画を志し、聖書や古代神話、中世の物語に画想を得た作品を描いた。
後期は、ウィリアム・モリス(1834-96)、エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ(1833-98)などが加わり、象徴性を高め、世紀末芸術やアール・ヌーヴォーの源流となった。彼らの絵画は明治時代の日本の美術界、文学界に清新な刺激も与えた。
精神性、自然をテーマにした絵画に心が穏やかになります。
絵画以外にも、モリス商会の「東方三博士の礼拝」(デザイン、バーン=ジョーンズ)の巨大なタペストリーやウィリアム・バージェス(1827-81)デザインの椅子「人魚」などが展示されています。
同時開催は「藤田嗣治展 人物と動物」
絵画のほか、陶器や玩具のような立体作品、日本にいる友人に宛てた葉書も展示されており、彼の文字や文章から人柄が垣間見られるような気がします。
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