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金沢観光2日コース 二日目 [出身地 北陸]

金沢観光2日目。
前日は夕食後に土砂降りの雨。
朝起きたときは曇り。朝食用のパンを買い求めに歩いていると雨。雨宿りしながら宿に戻ってきました。

この日は他に宿泊の方がいなかったので、私たち三人はのんびり朝のひとときを過ごし、兄夫婦もまじえて記念写真を撮り、名残を惜しみながら宿を出発。

金沢駅のコインロッカーに荷物を預け、本日の第一目的地、まちバスで金沢21世紀美術館へ。
20110508 5金沢21世紀美術館1.JPG

この美術館の素敵な特徴の一つは、無料ゾーンでも十分にアート気分を味わえること。
訪れるたびにガラーンとした空間の中に座って空を眺めるタレルの部屋やレアンドロのプール
20110508 5金沢21世紀美術館6.JPG

デザインギャラリーでは、金沢の時計コレクター山田訓氏が収集した国産置時計、約400点がずらりと展示された「MADE IN JAPANの置時計 1960年代を中心に」を開催中。
20110508 5金沢21世紀美術館8.JPG

同じく入場無料で、市民ギャラリーで開催中の「大好き!加賀ゆびぬき」展もじっくり鑑賞。色彩・デザインのバリエーションが豊かな指ぬきに見入ってしまいました。

そうこうしているうちに早くもお昼近く。
あー、時間が全然足りません。駆け足で次の目的地へ急ぎます。
広坂の石川四高記念文化交流館の脇を通り、金沢の中心街・香林坊から長町武家屋敷跡へ。
20110508 6長町武家屋敷跡2.JPG

金沢は浅野川と犀川と水源とする55本の用水が縦横に流れています。
20110508 6長町武家屋敷跡&大野庄用水2.JPG

武家屋敷跡界隈を流れるのは鞍月用水大野庄用水。江戸時代初期に完成しました。
港からの物資運搬、防火、城下町防御、灌漑などに使用され、金沢の独特の風情を醸し出している要素の一つです。

茶菓工房たろうで昼食まで一時的に空腹を満たし、お隣の野村家を見学しました。
20110508 8長町武家屋敷野村家1.JPG

加賀藩主・前田家に直臣として従った野村伝兵衛信貞の屋敷。
総檜づくりの格(ごう)天井の上段の間には紫檀、黒檀材が使われ、黒柿材の透かし彫りの釘隠し、ギヤマン入りの障子戸など、金に糸目をつけない贅を尽くした建築です。
縁に腰をおろして小堀遠州好みの曲水の庭園をながめていると心が落ち着きます。
20110508 8長町武家屋敷野村家4.JPG

先を急ぎます。
香林坊から目抜き通りの百万石通りを通って尾山神社へ。
20110508 9尾山神社2.JPG

三層楼門(国の重要文化財)には五彩のギヤマンがはめ込まれ、高い建物がなかった遠い昔には、金沢沖の船が目印にしていたという話です。
前田利家と正室お松の方を祀っており、境内には流れ矢を避けるために母衣(ほろ)背負った利家公の像と、お松の方の像があります。
20110508 9尾山神社3.JPG

裏通りを抜けてランチを食べる近江町市場を目指します。
十間町口の反対側には金沢の老舗料理旅館・浅田屋があります。
20110506 3浅田屋.JPG
いまだに入ったことがない憧れの場所

30分一本勝負で回転すしのランチをすませ、旅のクライマックス。
老舗が並ぶ尾張町へ。
20110508 11尾張町中六商店.JPG
味噌や醤油などの調味料を売っている中六商店

ショッピング・タイム♪
金沢の郷土玩具やお面を売る中島めんや
20110508 12尾張町中島めんや1.JPG

創業慶応元年の加賀麩・不室屋
20110508 14尾張町不室屋1.JPG

それぞれのお店で少しずつ買い物をして、予定どおりの時刻に小松空港へ向かったのでした。(タイム・マネジメントばっちり)


短い日数ながらも主要ポイントをおさえた“鉄板”の金沢観光になったと自負しています。
しかし、他にも案内したい場所、食べてもらいたいものがあるし、違う季節にはまた別の魅力がある金沢。
(赤イルカさん、nanaさん、是非また行きましょうね~)

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金沢観光2日コース 一日目 [出身地 北陸]

金沢観光初日、良いお天気の朝。
あかつき屋がある暁町から横山町材木町の裏通りを歩きながら浅野川を目指します。
このあたりは金沢の旧市街地。古い民家が残っています。
20110507 6橋場町町家1.JPG

時には、こんな金澤町家の認定マークが玄関についているお宅もあります。
20110508 1材木町1.JPG

右側に並ぶのは主計町茶屋街の家々。
20110507 9主計町茶屋街2.JPG

看板の「太郎」は有名な鍋料理屋さん。お客が自分で調理しようとすると、「私がやりますから触ってはダメ!」と厳しい仲居さんに叱られます。
向こうに見えるのが浅野川大橋、さらに向こうには東山のひがし茶屋街があります。

一つ下流の中の橋を渡って対岸へ。大橋のそばの和物雑貨屋さんをのぞいたりブラブラ。
能登、七尾市に本店がある昆布専門店、しら井でお買い物。
石川県は北前船によって北海道と行き来があり、昆布が古くから日常生活にありました。
大きな昆布がショーケースの中で売られていたり、2階はギャラリーになっていたり、買い物以外も楽しめます。
20110507 11昆布しら井1.JPG

金沢は茶の湯が盛んなため和菓子文化が生活に根づいていて、和菓子屋さんも町のあちこちにあります。
「きんつば」と言えば中田屋
20110507 12きんつば中田屋1.JPG
石川県出身の大リーガー、松井秀樹選手もここのお得意様だそうです。

ちょうどお昼になりました。
重要伝統的建造物群保存地区、ひがし茶屋街にある洋食の自由軒でランチ。
おいしい食事で空腹が満たした後は付近を散策。
木虫籠(キムスコ)と呼ばれる細い出格子が特徴のお茶屋が並ぶ町並みでモデルポーズを決めてみました。
20110507 14ひがし茶屋街1.JPG

その中でも国の重要文化財に指定されている志摩を見学しました。
20110507 15志摩1.JPG

文政3年(1820)に建てられた典型的なお茶屋建築。襖戸の引き手の意匠にも凝っています。これは七宝。
20110507 15志摩2.JPG

二階が客間で、お客さんが床の間を背にして座ると、正面が控えの間となっており、そこで芸妓さんが舞や三弦などの遊芸を披露します。
20110507 15志摩5.JPG

琴、三弦、舞、謡曲、茶の湯、和歌、俳諧。お客も芸妓も幅広い教養が求められたのです。(今でも金沢の経済界のおじさまたちの中には謡をたしなむ方がいるようです)
 ※金沢にはもう一つ、犀川の近くに、にし茶屋街があります。

東山(橋場町)からは城下まち金沢周遊バスに乗って一気に広坂へ移動。
バスには金沢の三文豪にちなんだ名前がついています。浅野川ゆかりの(泉)鏡花と(徳田)秋聲、犀川ゆかりの(室生)犀星の三人です。

金沢21世紀美術館を横に見ながら反対側(本多町)から美術の小径という、脇に水が流れる木陰の階段を上ると石川県立美術館があります。
目的は美術鑑賞ではなくカフェでのティータイム。
以前にも紹介しましたが、ここには自由が丘の有名スイーツ店モン・サン・クレールの店主、辻口博啓さんプロデュースのケーキが食べられるカフェ、LE MUSEE DE H KANAZAWA(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)があるのです。

県立美術館の向かいは日本三名園の一つ、兼六園。
庭園の前に、敷地内にある成巽閣(せいそんかく)の建物内を見学しました。
成巽閣は、前田家13代齊泰(なりやす)が母であり、12代齊廣(なりなが)の奥方、真龍院のために文久3年(1863)に造営した御殿。
「亀の間」「貝の廊下」など、障子の腰板に描かれた絵にちなんだ部屋や廊下がある1階。「群青の間」「網代の間」など壁・天井・床の間の色彩や材質に趣向を凝らした数奇屋風書院造りの2階。
建物内には、定期的に企画展が開催され(今は御所人形展)、合わせて鑑賞できます。
 ※館内の写真撮影禁止

さぁ、いよいよ国の特別名勝に指定された兼六園をめぐります。
江戸時代の代表的な林泉回遊式庭園。園内を曲水が流れます。
20110507 17兼六園5.JPG

兼六園菊桜、杜若、ツツジ。私たちが訪れた5月初めは新緑の季節でしたが、今頃はきっと杜若もツツジ満開の見頃を迎えていることでしょう。

花弁が何百枚とある兼六園菊桜
20110507 17兼六園4.JPG

眺望台そばにある雁行橋と七福神山
20110507 17兼六園6.JPG
雁が列をなして飛んでいるように見えるので雁行(がんこう)。一枚一枚の石の形が亀の甲の形をしているので亀甲(きっこう)橋とも呼ばれます。

兼六園の名前は、中国宋の時代の詩人・李格非(りかくひ)の「洛陽名園記」の文中から採って、宏大・幽邃、人力・蒼古、水泉・眺望という六勝、ともに相反する二つの特徴をそれぞれ兼備するという意味で命名されました。
20110507 17兼六園10.JPG
最も有名な撮影スポット、徽軫(ことじ)灯籠

兼六園は、もともとは金沢城の外郭として城に属した庭。
国の重要文化財、石川門(金沢城の裏口門)をくぐると金沢城址(現在は金沢城公園)に続きます。
20110507 18金沢城址石川門1.JPG

大手門(かつての正面入口)を出て、大手町を抜け、尾張町の通りに出る。
初代藩主・前田利家が金沢入城の折、元々の領地である尾張荒子から御用商人を連れてきて住まわせたのが町名の由来と言われています。
通りの両側には老舗が軒を連ね、古い建物も多く残っています。
20110507 19尾張町.JPG

初日の町歩きの終点は橋場町の料亭旅館・金城楼。
20110507 20金城楼1.JPG

ここの姉妹店・かりん庵で夕食をいただきました。

※食べ物の記録写真は、後程まとめて掲載します。

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歩いてまわる金沢 [出身地 北陸]

新緑の金沢、暑くもなく寒くもなく観光にはもってこいの季節です。
東京の友人夫婦が金沢(北陸)を訪れるのは初めてとのこと。せっかく観光するのに快適に過ごしてもらいたかったので、この時期を提案しました。
仕事の都合で金曜(5月6日)の夜に到着し、日曜の夕方には小松空港を発つという限られた日程でしたが、主な観光スポットを盛り込んだプランで案内しました。

宿泊は兄の町家ゲストハウスあかつき屋
20110506 2武者人形&おだまき・柏餅.JPG

上がりの間には武者人形が飾られています。これは(先日の地震の際に泊まりに来た)甥っ子が誕生した際に初節句のお祝いで買い求めたもの。
羽咋(谷口菓子舗)で買った柏餅と志乎(しお)銘菓おだまき(糸巻き形の餅)をお茶うけに。

3室ある客室にはそれぞれ掛軸や小物などがお客様をお迎えします。
20110508 4あかつき屋1.JPG
この掛軸は義姉の書によるもの、鏡台は実家の母のもの

さて、金沢の観光。
私はできるだけ歩くことをお勧めします。それも裏通りを。
どうしてって?
表通りでは見つけられない懐かしい風景、ディープな世界を垣間見ることができるから。
では、ご覧ください。

金沢の旧市街地には道路が交わる場所に広見(ひろみ)と言われる広場があります。ヨーロッパみたい?
20110507 2横山町広見1.JPG
横山町の広見

昔懐かしい豆腐屋さんの行商車を見かけました。
20110507 5高山豆腐店2.JPG
高山豆腐店

ボタンを押して買うのがためらわれる自動販売機。一応、現役のようです。
20110507 3材木町.JPG

金沢の三つの茶屋街の一つ、主計町にはこんな細い道があって突き当たりの階段を上がると別世界に通じます。
20110507 9主計町茶屋街1.JPG

主計町は浅野川沿い。こんな風情のある木の橋も残っています。
20110507 10中の橋2.JPG
中の橋

所々に興味を引かれる場所があり、その都度立ち止まったり、お店の中に入ったりと自由にできるのも歩いているからこそ。車だと気づいた時には通り過ぎてしまうし、自転車でも停める場所に困ることもありますから。

主計町のギャラリー鏡花では石川県の伝統工芸品を展示販売していますが、お手洗いには目を見張ります。
20110507 9主計町茶屋街4ギャラリー鏡花.JPG
ドアの引き手は九谷焼、壁には沈金蒔絵、天井には加賀友禅模様

久しぶりにゆっくりと金沢の町中を歩きましたが、新しいお店ができていたり、ますます町歩きが楽しく感じました。

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羽咋市 姫丸美術館カフェ [出身地 北陸]

両親とのドライブのしめくくりは羽咋市滝町にある姫丸美術館カフェ
20110505 5姫丸美術館カフェ1.JPG

かつては大きな漁船をもっていた網元のお宅に京都から婿養子にいらした店主がオープンされたそうで、船「姫丸」の大漁旗が目印です。

名前のとおり、住宅の中は美術館になっていて、店主のご両親(お父さんが二科会の彫刻家・小山由寿、お母さんが日本画家・小山静陽)やお祖母さん(日本画・陶芸の村城東楊)の見ごたえのある作品が所狭しと展示されています。
20110505 5姫丸美術館カフェ2.JPG

家の建築も凝っていて、床の間の柱、欄間、窓・引き戸の材料や意匠にも粋が見てとれます。
庭の貴重な滝石も見所の一つ。

店主の方から説明を受けながら一とおりの見学を終え、カフェスペースで休憩。
20110505 5姫丸美術館カフェ4.JPG
能登の崎山イチゴを練りこんだ薔薇の花の形をしたチーズケーキを美味しくいただきました

ここのもう一つの売りは一夜干し。
一日10食限定で一夜干し3品のフルコース(2500円、要予約)がいただける他、インターネットでも購入できます。
20110505 5姫丸美術館カフェ5.JPG

私たちは特大ハタハタと山椒醤油ダレ漬け鉄砲メギスを買って帰りましたが、どちらも絶品。干し具合、味の加減が本当に絶妙です。

父の案内で、思いがけず素敵な場所を訪れました。
母と私、「本当にいいところに連れて行ってもらったね~」と感謝の言葉、連発でした。

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初夏のドライブ 石川県羽咋近郊 [出身地 北陸]

実家に帰省中、両親と近くをドライブしてきました。

まずはお隣の町、羽咋郡宝達志水町荻谷(おぎやち)へ。
ここには代々、加賀藩の十村役を務めた二千石代官、岡部家があります。(石川県指定有形文化財)
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茅葺入母屋造り、1736年(元文元年)完成

十村役とは、他藩の大庄屋に相当する役。
岡部家は加賀藩主による能登巡検の際に御泊御本陣を務めた家です。

玄関を入ると高い天井から自在が下がる台所
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梯子で屋根裏に上れます

前田の殿様が泊まった奥座敷
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左側にあるのは前田家から拝領した矢屏風。珍しい

前田利家、利長、利常、三代の直筆書状
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他に、利常の正室・珠姫の愛用品とされた葵紋入り蒔絵雛御膳の展示、折鶴・桃・扇子の釘隠しといった建築、背景の山を借景にした回泉式庭園などの見所があります。

続いて行ったのは同じく宝達志水町の「やわらぎの郷(さと)」
ここは敷浪(しきなみ)出身の北橋茂男氏が地元の広大な土地を購入し整備したところ。聖徳太子を祀る太子殿などがあります。家族で初詣に来たこともあります。
北橋氏は大阪心斎橋に本店がある「北極星」の創業者。オムライスを生み出した方でもあります。
春は桜の名所。残っている八重桜をながめ、駐車場のベンチに三人で腰掛けて、持ってきたドーナツとお茶でしばし休憩。

ここで家に戻るかと思いきや、父の思いつきで羽咋市の千里浜なぎさドライブウェーへ。
20110505 3千里浜なぎさドライブウェー.JPG

世界でも珍しい、波打ち際を車で走れる海岸です。
しかし、浸食によって渚の幅がどんどん狭くなっています。子供の頃に比べると半分くらい?
中学校のマラソン大会はこの海岸線を往復する単調なコース。景色が全然変わらないので辛かった思い出があります。写真右端に見えるレストハウスの位置を確認しながら走った記憶が甦ります。
そのレストハウスの売店で揚げたてのイカダンゴを食べてもう一度休憩。

後部座席で母と私、「おいしかったねぇ~」と満足して帰宅する気分でいましたが、父のドライブ・プランはまだ続いていました。
最後に向かったのは羽咋市の港町、滝町。

ここに素敵な美術館カフェがあるのです。(次回に続く~)

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2011GW 石川県でのんびり [出身地 北陸]

今年の春の大型連休は海外に行かず、実家で過ごしました。

4月30日(土)の朝、いつものように羽田空港から能登空港へのフライト。(今回は貯まったマイレージを利用した特典航空券で)

能登空港のロビーは季節ごとの飾りつけがされています。今の季節は鯉のぼり。
20110430 2能登空港2.jpg

空港からは乗り合い「ふるさとタクシー」で~
20110430 3ボラ待ちやぐら.jpg
能登の風物。七尾湾の「ボラ待ちやぐら

出発した時はまったく問題なかったのに、タクシーに乗っているうちに寒いなぁと感じ、実家に着いた頃には頭痛がひどくなり、昼食を食べる食欲もわかず、炬燵でダウン。
うーん、頭が痛いよぉ~
うぇっ、吐きそう。ダダダッ(トイレに駆け込む)ぐぇっ、はぁー
これを二、三回繰り返し、炬燵で頭を抱えていたら、母が心配し、近所のクリニックに電話した。土曜日のため診察時間は終了。時間外も受け付けてくれる病院に電話し、父の運転で救急処置室へ。。
簡単な診察の結果、二時間ほどベッドに横たわり点滴(吐き気止め)を受けました。
(途中、何度か目が覚めましたが、写真を撮ろうという気にもならないくらいグッタリ)
しかし、おかげで夕食は美味しくいただきました。
(あー、数年前の年末と言い、またしても両親に心配をかける汚点を残してしまった。。)

翌日からは完全復活。
家のまわりや鉢植えの草花の手入れや掃除にいそしみました。
20110501 1ドウダンツツジ.jpg
満天星(ドウダンツツジ)が鈴のような白い可憐な花をたくさん咲かせています。

親戚から朝掘りの筍をいただき、父が畑で作った独活をとってきたので早速調理。
20110501 2夕食.jpg

筍のピーナツ和え、ホタルイカと独活の辛子酢味噌、ハタハタ煮、独活の皮と煮干を使ったキンピラ。すべて私の作。
母に感心されました。「いつも一人暮らしだから料理しないはずなのに、上手に作るね」
そこで私は答えた。「料理に必要なことが五つある」
・材料(一人では材料や調味料の種類を揃えられないし、東京では新鮮な食材が手軽に手に入らない)
・知恵と工夫(手元にある材料から献立を考える)
・技(作ろうとする献立を実現する技量)
・機会(誰かのために作るから何種類も料理する気になる)
・意欲(作りたいという気持ちが必要)
はい、やればできる子なんです、私。

筍は翌日も他の方からいただき、お刺身にして食べたり、母が筍ご飯や昆布と煮てくれたりしました。旬のものって美味しい。

実家にいる間、朝起きると家のまわりの花をながめることから一日が始まりました。
木瓜が咲いていたので枝を二本切って大きな花瓶に活けてみました。
20110502 木瓜.jpg

5月2日は父の運転で県境の山を越えて氷見市へ。(母が生まれ育った場所です)
海のそばの海鮮館を見学しつつ干し魚を買い求めました。
20110502 1氷見海鮮館.jpg

氷見の目的は回転寿しのきときと寿しでランチするため。
平日だから空いているかも、という読みははずれ、30分待ち。
でも、期待を裏切らない美味しさです。私は氷見産5種盛り握り、かぶす汁(魚介の味噌汁)などで満腹。
20110502 2氷見きときと寿し2.jpg

4月半ばに退院した母のリハビリも兼ねて、近所を一緒に散歩。庭の草むしりをしたり。父は畑仕事。そうして疲れた体を休めるため、炬燵で横になる。私も一緒にお付き合い。
私「今よその人が家に入ってきて三人が倒れている姿を見たら、一酸化炭素中毒かと思うよね」

実家の車庫には毎年来るツバメの巣があり、この連休中につがいがやって来て新しい泥で巣の修復を始めました。私は時々偵察に行っては修復作業の進捗を窺っていました。
20110506 1燕の巣.JPG

さて、まめまめしく毎日、料理をしていた私ですが、さすがに四日も続けると意欲がなくなり、つい母にあたってしまいました。「もう疲れた!」
結果、母が台所にしばらくこもっていたので「どうしたの?」と聞くと、「反省している」と。母を傷つけてしまったようです。私も反省。

5日、家事から離れネイルを塗ったり、久しぶりにピアノを弾いたり。
20110505 1アプリコットグラデ・ネイル.jpg
アプリコットカラーにシルバーラメのグラデーションネイルに挑戦してみました。

気分転換に外出したいという母のリクエストもあり、父が羽咋近郊のドライブに連れて行ってくれました。(本当は私が運転すべきでしょうが、運転嫌いのうえに父の車は運転しづらくて。。)
数時間の外出でしたが、親子水入らず、思い出に残る良い時間を過ごしました。

20110505 4羽咋市滝町.JPG
羽咋市滝町の港そばの家の前には採ったばかりのワカメが干してありました。

6日の午後は金沢へ移動。
東京から初めての金沢観光にやって来る友人夫婦を迎えるため。
兄がやっている町家ゲストハウス・あかつき屋に泊まり、金沢を案内し、8日の夜に小松空港から羽田に戻り、長いようで短かったGW休暇は終わったのでした。


では、次回から一つひとつレポートします。

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タグ:帰省 石川県
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地産地消文化情報誌「能登」 [出身地 北陸]

今日、会社の後輩から「能登」という直球ネーミングの地域情報誌の創刊号をもらった。
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同封されていた編集室の案内文の冒頭はこんな文章で始まっていた。
「能登半島地震から4年余りが経ち、能登半島も復興の兆しが見え始めております。」
過疎地能登の人々も元気を出して、知恵をしぼって自分たちの生活を取り戻してきているようです。

能登半島に大きな地震が起きたのは2007年3月25日
私がイギリスから一時帰国する直前の出来事でした。
あの時は実家の両親を心配しましたが、今は反対に私が心配をかけています。

東北関東大震災から昨日でちょうど1か月
午後、会社にいたら大きな余震があった。福島で震度6弱。
39階のオフィスは震災の時以来の揺れで船酔いのような気持ち悪さ。
今朝、そして午後にも緊急メールが送信される大きな余震が続いた。
福島原発の事故レベルは1986年のチェルノブイリ事故に並ぶ最悪レベル7に引き上げられた。
まだまだ安心して暮らせる状況ではありません。

一方で、少しずつ日常生活の回復も見られるようになってきました。
気温の上昇に伴い、当面の間、計画停電が行われなくなった。
最寄り駅の止まっていたエスカレータが稼動し始めた。
今日も“ダメもと”で近所のスーパーに寄ったら、納豆とヨーグルトが棚に数個ずつ残っていた。迷わず購入。そして、夕食に食べた。
食べたいものが当たり前に食べられるありがたさ。感謝。

東京タワーのライトアップが節電のため消えたままですが、昨夜(4/11)から16日(土)まで「GANBARO NIPPON」というメッセージが表示されています。
こんな時期だからこそ、自分たちの暮らしを見つめなおし、個別最適(自分だけがよければいい)ではなく全体最適を考えていかなくては、と思います。

さて、話を戻し、地産地消文化情報誌「能登」
能登半島をテーマに、人・もの・こと、能登の魅力が紹介されています。
能登を離れた私ですが、故郷があるからこそ今の私もあるのだと思っています。
これまでも帰省のたびに能登の食べ物などを紹介してきましたが、他にもいろいろ見所があります。
WEBサイト(http://m-noto.jp/)をご覧になり、興味があれば是非、サポーターに!

以上、自称“能登(石川県)観光特使”からのご案内でした。

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