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ダンシング・チャップリン [シアター&シネマ]

6月下旬に銀座一丁目の銀座テアトルシネマで映画「ダンシング・チャップリン」を鑑賞してきました。

20110622 ダンシング・チャップリン.jpg
監督・構成:周防正行、出演:ルイジ・ボニーノ、草刈民代、振付:ローラン・プティ、2011年

「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の監督、周防正行さんが、元バレリーナの草刈民代さんと、フランスのバレエダンサー、ルイジ・ボニーノを主人公に、バレエを題材に撮影した映画。
「ダンシング・チャップリン」は振付家プティがルイジのために振り付けた作品で、1991年の初演以来、世界で彼のみがチャップリンを踊ることができるダンサーです。

2009年4月に引退した妻・草刈さんのバレリーナとしての最後の姿と、還暦を迎え肉体的な限界を迎えつつあるルイジの姿を映像でとどめておきたいという監督の思いが伝わってくる映画です。

第一幕は「アプローチ」
監督が映画化に向けてイタリア、スイス、日本を巡り、プティへのインタビューやダンサーたちの練習風景などの舞台裏60日間の記録。
第二幕は、「ダンシング・チャップリン」の全20演目を13演目に絞り、映画のために再構成・演出・撮影されたバレエ。

そして、面白いのは映画であるにもかかわらず、第一幕が終わったあと、劇場内が明るくなり休憩が挟まれること。まるで本当にバレエを観に行ったような感じ。
映画としてもバレエ作品としても楽しめる素敵な時間でした。

フランス語での字幕が出たり、きっとフランスはじめ海外でも上映されるのではないでしょうか。

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タグ:バレエ
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マーラー 君に捧げるアダージョ [シアター&シネマ]

渋谷のユーロスペースで作曲家グスタフ・マーラー生誕150年・没後100年記念映画「マーラー 君に捧げるアダージョ」を観てきました。

20110618 マーラー君に捧げるアダージョ.jpg
監督・脚本:パーシー・アドロン&フェリックス・アドロン、出演:ヨハネス・ジルバーシュナイダー、バーバラ・ロマーナー、カール・マルコヴィクス、原題:Mahler auf der Couch、2010年、ドイツ・オーストリア、ドイツ語、102分、字幕監修:古田由紀子、字幕:城所孝吉

19歳も年の離れたマーラーとアルマの夫婦。
音楽の才能があるにもかかわらず、夫に作曲を禁じられたことで二人の心には次第に溝ができ、愛娘の死により関係は悪化。アルマは静養先で知り合った5歳年下の新進の建築家グロピウスに慰めを求め、二人の不倫関係に困惑したマーラーは、精神分析医フロイトの元を訪れ、苦悩から逃れようとする。。

アルマへのラブレターとして作曲したとされる「交響曲第5番のアダージェット」
アルマの不倫に衝撃を受け、不協和音を楽譜に書きつけた「交響曲第10番のアダージョ」(未完)
夫婦の純愛と苦悩を象徴する2曲の「アダージョ」の“behind the scenes”をうかがい知りました。

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ブラック・スワン [シアター&シネマ]

有楽町のTOHOシネマズ日劇で上映中の映画「ブラック・スワン」を観てきました。

20110608 ブラック・スワン.jpg
監督:ダーレン・アロノフスキー、主演:ナタリー・ポートマン、原題:Black Swan、2010年、アメリカ、108分、字幕:松浦美奈

ナタリー・ポートマンが第83回アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した作品。
ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレリーナ、ニナ。彼女は元バレリーナの母と一緒に暮らし、寵愛されている。
新シーズンのオープニング作品に「白鳥の湖」が決まり、ベテランのプリマのベスが降板させられ引退に追い込まれる。代わって、オーディションで主役に選ばれたのがニナ。優等生タイプの彼女は純潔な白鳥役はともかく、官能的な黒鳥役は苦手。そんな時、黒鳥役にもってこいの雰囲気をもつ新人ダンサーのリリーがライバルとして登場。ニナは重なるプレッシャーから次第に精神的に追い詰められる…

バレエが好きなのと、ポートマンの踊りと演技に興味をひかれ期待して劇場に足を運びましたが、はっきり言って怖い映画でした。
最近はラブロマンスや思わず涙する感動系の映画を中心に見ていたので、ホラー、サスペンスは心の準備もできていなかったこともあり、ちょっと。。

【おまけ】
シネマが入っている有楽町マリオンに向かう途中、ソニービルの前で信号待ち。
20110608 ふらのラベンダー@銀座ソニービル.jpg

富良野のラベンダーと撫子。(背景の風景は写真パネル)
色と香りにしばし癒されました。

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ショパン 愛と哀しみの旋律 [シアター&シネマ]

シネスイッチ銀座でショパン生誕200年を記念した映画ショパン 愛と哀しみの旋律」を観てきました。

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監督:イェジ・アントチャク、出演:ピョートル・アダムチク、ダヌタ・ステンカ、ポーランド、英語、126分、原題:Desire for Love、日本語字幕:古田由紀子

父に音楽の才能を見いだされ厳しく育てられたフレデリック・ショパン(1810-1849)
祖国ポーランドを逃れ、ウィーンを経てパリに移ったものの認められずアメリカ行きを考えるほど失望の淵に立っていたが、人気作曲家フランツ・リストのはからいでサロンでデビュー。パリ社交界の寵児、女流作家ジョルジュ・サンドが彼の才能を認め、二人の子供の母であったにもかかわらずストレートな愛情表現で経済的にも精神的にも彼を支え続けた。
ショパンは結核を患い、スキャンダルを避けるためもありサンドとともにパリを離れスペインのマヨルカ島へ。しかし、健康状態が悪化し、マヨルカ島を発ち、夏はフランス中部ノアンのサンド邸に滞在するようになる。
ショパン、サンド、二人の子供たち(兄モーリスと妹ソランジュ)、使用人の共同生活を送るうち、お互いの感情は複雑に入り乱れ。。母のショパンへの愛を快く思わない子供だちはそれぞれに反抗し悲劇を起こす…
最後は、サンドと破局し、ロンドンにしばらく滞在、その後、パリに戻り自宅で姉に見守られて死去。

ショパンの繊細で悲しげな旋律はこういう人生から生み出されたのか、、と思わされました。
映画全体に流れる音楽は世界を代表するアーティストの演奏によるもの。(チェリストのヨーヨー・マ、ポーランドのピアニスト、ヤーヌシュ・オレイニチャク、ショパンの名手、横山幸雄)
流れる曲目は、「革命のエチュード」「夜想曲第20番」「ピアノ協奏曲第1番」「ピアノ協奏曲第2番」「幻想即興曲」「英雄ポロネーズ」など。
ストーリーとともに、現地ロケによる映像、音楽を楽しみました。

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英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 「ダフニスとクロエ」「真夏の夜の夢」 [シアター&シネマ]

5月17日、五反田のゆうぽうとホールで行われた英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の2演目公演「ダフニスとクロエ」「真夏の夜の夢」を観てきました。

20110517 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団.jpg

「ダフニスとクロエ」
音楽:モーリス・ラヴェル
振付:フレデリック・アシュトン
クロエ(羊飼い):ナターシャ・オートレッド
ダフニス(山羊飼い):ジェイミー・ボンド

「真夏の夜の夢」
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
振付:フレデリック・アシュトン(初演:1964年4月2日)
原作:ウィリアム・シェイクスピア
妖精の王オベロン:セザール・モラレス
妃タイターニア:吉田都
妃のお気に入りのインドの少年:小林巧(東京バレエ学校)
妖精パック:アレクサンダー・キャンベル

英国ロイヤル・バレエ団のゲストプリンシパルだった吉田都さん。
昨年6月の「ロミオとジュリエット」日本公演を最後に退団。そして今回、彼女がロイヤル・バレエ団の前に所属していたバーミンガム・ロイヤル・バレエ団(旧サドラーズ・ウェルズ)の来日公演に出演。
いつ見ても安定した踊り、豊かな表現力にうっとりです。

会場で、篠山紀信さんによる写真満載のエッセイ本が販売されていたので購入。
20110517 吉田都.jpg

実は今回のチケット、当初予定の公演チケットの抽選にはずれ残念に思っていたところ、東日本大震災の被災地復興支援チャリティ公演の予約申込の案内メールが届き、運良く手に入れることができたのです。

地震、原発事故の影響で、海外からの美術作品、アーティストが来日することを取りやめ、企画展やコンサートが延期されているなかで、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団は予定通りの公演数のほかに追加公演までしてくれて感謝です。
終演後、団から主催の代表者に対して、イギリスで皆で折ったという千羽鶴が贈呈される感動的な場面がありました。

【おまけ】
演目の間の休憩時間。客席から会場ホワイエに出る際、ドア付近に立っているスラッと長身の女性に思わず目がとまりました。なんと東京バレエ団のプリマ、上野水香さんでした。
小さい顔にサラサラの髪をポニーテールに束ね、可愛いワンピース。そして背筋がピンと伸びた姿勢。
一瞬でオーラを感じさせるのは、さすがプリンシパルです。

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Top Girls [シアター&シネマ]

渋谷のBunkamuraシアターコクーンで、幸運にも突然お芝居を見ることになった話を以前お伝えしました。
観たのは登場人物が全員女性のTop Girlsという翻訳劇

20110417 Top Girls.jpg
(作:Caryl Churchill、演出:鈴木裕美)

現代のキャリア・ウーマン、マーリーン(寺島しのぶ)の昇進祝いのために駆けつけたのは、女性であることを武器にトップを極めた歴史上や文学・絵画に名を残した女性たち。(二条:小泉今日子、北欧のフリート:渡辺えり、忍耐強きグリゼルダ:鈴木杏、ウエートレス:池谷のぶえ、法王ヨハンナ:神野三鈴、イザベラ・バード:麻実れい)
時代を超え、国境を越え、レストランのテーブルを囲んでのガールズ・トーク炸裂。

寺島しのぶ以外は一人で二役、三役。
彼女の体の細いこと。そして、キョンキョンの顔の小さいこと。

譲ってもらったチケットはS席。楽しませていただきました。感謝。

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恋とニュースのつくり方 [シアター&シネマ]

有楽町の丸の内ピカデリーで映画「恋とニュースのつくり方」を観てきました。

20110302 恋とニュースのつくり方.jpg
(原題:Morning Glory、監督:Roger Michell、出演:ベッキーRachel McAdams、マイクHarrison Ford、コリーンDiane Keaton、アダムPatrick Wilson、ジェリーJeff Goldblum、2010年、アメリカ、107分、字幕:戸田奈津子)

ニュージャージーのテレビ局で働いていたベッキー(主人公)。突然クビになり、つかんだ転職先は憧れのニューヨーク・マンハッタン。職業はテレビ局のプロデューサー。
しかし、担当するのは視聴率低迷のモーニングショー。
番組立て直しのために伝説的な報道キャスター(マイク)を抜擢するものの、プライドが高く高尚なニュース以外の話題はまったくやる気なし。一方で、もう一人のお局キャスター(コリーン)は何かと注文が多く扱いにくい。上司(ジェリー)からは視聴率が上がらないと番組打ち切りを宣告される。
そんな中、同じテレビ局のイケメン先輩(アダム)に声をかけられ、いい関係に。

「ノッティングヒルの恋人」の監督、「プラダを着た悪魔」の脚本家による作品ということで、恋愛あり、仕事あり、コメディあり。
恋と仕事の両立・キャリアアップの葛藤、親子関係、上司との衝突、同僚とのチームワーク、トラブルやプレッシャーがあってもへこたれない諦めない根性、いろんな側面で楽しめます。

一言で感想を表現すると、「痛快!」
元気、勇気をもらいたい女性にオススメの映画。前向きになれます。

帰り道、歩きながらずっと、エンディング曲「Strip Me」(Natasha Bedingfield)のYou aint taking that from me...を口ずさんでいました。


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