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八丈植物公園 [旅 関東]

島一周の定期観光バスの最後の目的地は空港の近くにある八丈植物公園
熔岩原の自然林の敷地内に歩道が設けられ森の中を歩くゾーンや温室、ビジターセンターがあります。

温室には熱帯・亜熱帯の植物を中心に花木類、観葉植物、果樹類など合わせて約100種400株の植物が展示されています。

いくつかご紹介します。

20091101 16植物公園 アロエ.JPG アロエの花(開花前)

20091101 16植物公園 カカオノキ.JPG カカオノキ 他にコーヒーの木もあり
 
20091101 16植物公園 サンタンカ.JPG サンタンカ 同じアカネ科のベニマツリもあり

20091101 16植物公園 シマアマリリス.JPG シマアマリリス

20091101 16植物公園 ブルージンジャー.JPG ブルージンジャー(でもショウガ科にあらず)

他に屋久島で見かけたシコンノボタンピンポンの木(大きい柚子のような実がなっていた)、パパイヤなどもありました。
露地にはツワブキアザミなどの花が咲いています。

今回は時間がなくて歩けませんでしたが、森のゾーンでは鳥や昆虫、キョン(漫画『がきデカ』のコマワリ君のギャグにも登場の鹿)が見られるそうです。
「ハチジョウ●●」と名のつく固有種が結構あるのも閉ざされた島だからでしょう。


定期観光バスの旅は朝9時30分に町役場を出発し、いくつかの施設で下車入館、昼食のお弁当もついて15時30分に終了。これで4900円です。

八丈島は私が体験したこと・場所以外にも、散策コースで八丈冨士や三原山周辺をウォーキング、ダイビング、釣り、黄八丈や八丈焼(陶芸)の体験など、盛りだくさんに楽しめる場所です。もちろん温泉につかってのんびりとしたり、自然のなかで植物や動物とふれあって癒されたり、東京からも手軽に行けるリゾートですね。 

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タグ:八丈島 植物
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八丈島 歴史民俗資料館 [旅 関東]

八丈島の人々や流人の生活、文化を物語る民俗資料やパネルなどが展示されている八丈島歴史民俗資料館

20091101 15歴史民俗資料館1.JPG

旧東京都八丈支庁舎の建物を利用し、1975年に開館。

1606年に宇喜多秀家が流人第1号。その後、明治4年までの265年間に1865人の流罪人が渡ってきたそうです。
八丈島では住民たちが流人を温かく迎え入れ、流人たちは自分の出身である全国各地の民謡などの文化や産業技術を持ち込み、島の人たちに伝え、普通に交流があったとのこと。(島酒も薩摩出身の流人が伝えた焼酎)

漁具のコーナーには浮世絵のようなきれいな絵が染められた法被が展示されていました。

20091101 15歴史民俗資料館2.JPG

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八丈島 南原千畳敷 [旅 関東]

八丈冨士の噴火活動が盛んだったころ、莫大な溶岩流が裾野を覆い海にせり出して出来たのが広大な南原千畳敷(なんばらせんじょうじき)

20091101 14南原千畳敷5.JPG

徐々にせり出してきている様子が溶岩のヒダでわかります。

台風で高波がすごいときは海から波がこの千畳敷を乗り越え、歩道まで達したそうです。つくづく自然の力は怖ろしい。

20091101 14南原千畳敷2.JPG

遊歩道のそばには八丈島への流人第1号となった宇喜多秀家とその妻、豪姫の像が設置されています。

20091101 14宇喜多秀家&豪姫1.JPG

宇喜多秀家は豊臣秀吉の養子にもなった豊臣家五大老の一人。加賀藩の前田利家の娘、豪姫と結婚し、57万石の岡山城主になったが、関が原の合戦に敗れ、1606年、34歳で長男次男とお付きのもの数名とともに八丈島に流され、50年間妻と再会することなく島で過ごし、1655年に亡くなりました。

数年前、金沢にいた頃に金沢検定を受検した際の最初の問題を今でも覚えています。(ちなみに結果は不合格)
「利家の娘、豪姫の夫、宇喜多秀家が流罪となって送られた場所はどこか?」
当時はそんなマニアックな知識はありませんでしたが、ここで完全に記憶されました。

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八丈島 登龍峠 [旅 関東]

ひょうたん型の島の東側の北岸沿いの道路を登龍道路と呼び、この道を下から見ると龍が昇天するように見えることから登龍峠(のぼりょうとうげ)と名づけられたそうです。

八丈島随一の景観と言われる雄大な眺望。

20091101 11登龍峠3.JPG

平らになっている土地に滑走路が見えるのが空港、海にせり出しているのは底土港(そこどこう)と神湊港(かみなとこう)、八丈冨士の左側に見えるのは八丈小島(無人島)。

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八丈島 名古の展望 [旅 関東]

洞輪沢(ぼらわざわ)の美しいリアス式の海岸線を真下に見下ろせるのが末吉地区の名古の展望

20091101 10名古の展望2.JPG

天気が良ければ水平線の向こうに青ケ島が見えるそうです。

【おまけ】
八丈島で造られる焼酎のことを島酎(しまざけ)と呼びます。
薩摩藩の御用問屋だった丹宗庄右衛門によって製法が伝えられたため、はじめはサツマイモを原料としていたようですが、現在は麦焼酎が主流だそうです。
島酒造りができるのも八丈島に良質の水源(三原山)があるからとのこと。

20091101 10名古の展望3島酎.JPG

焼酎が苦手な私ですが、名古の展望には自由に飲める島酎があったのでほんの一口いただきました。意外と飲みやすかった。

宿泊したホテルのレストランには利き酒セットというメニューがあって、5種の焼酎(情け島、八重椿、黒潮、島の華、黄八丈)を980円で楽しめるそうですが、私はパス。日本酒だったら試していたんだけど。

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八丈島ガーデン [旅 関東]

八丈島の定期観光バスの旅はまだまだ続きます。

八丈島ガーデンは天然記念物指定のヘゴシダの人工栽培園です。

20091101 9八丈島ガーデン3.JPG
 
南国~

20091101 9八丈島ガーデン5.JPG

モスラの赤ちゃんみたいです。

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八丈島 黄八丈 [旅 関東]

八丈島が世界に誇るものが三つあるそうです。

1.黄八丈
2.フェニックス・ロベレニー
3.発光植物(光るキノコ)

島の産業のほとんどは農業で、特に観葉植物のフェニックスの生産は海外に輸出もするほど。最近は輸出元のライバルとしてコスタリカが台頭してきたとのこと。

光るキノコについては、全9種類のうち八丈島では7種類見ることができるそうです。

20091101 9八丈島ガーデン7.JPG

4月中旬から11月上旬にかけて観察できるそうで、ハイシーズンには無料の見学バスツアーも行われているのですが、9月末で終了。出かける前に問合せしたところ、キノコもほとんど終わってしまっていたので今回はキノコ観察は断念しました。

さて、黄八丈
植物性染料で染められた絹の手織物。

20091101 8黄八丈染元3.JPG

黄・樺(茶)・黒の三色に絹糸を染める染料はそれぞれコブナグサ(いね科)、タブの樹皮、シイの樹皮。

20091101 16植物公園 黄八丈.JPG

染料を煮出して染めただけでは発色しないので木灰や灰汁を媒染に使います。
これは黒の糸。このあと水田の泥につけて黒く染め上げます。

20091101 8黄八丈染元1.JPG

肝心の黄八丈の完成品の写真を撮り忘れました。そして、帯やバッグなど心ひかれる商品はありましたが、買い(え)ませんでした。

【おまけ】
染元の説明の方に聞いた話。
八丈島は緯度でいうと高知県の室戸岬や長崎県の佐世保とほぼ同じ。しかし、暖流の黒潮が流れているので気候的には鹿児島の屋久島や種子島と似ているとのこと。
気候だけでなく風習も似ているような。
屋久島では特別な日だけでなく毎日お墓に花が供えられてきれいにされていますが、八丈島のお墓にもストレチアなどの花が常に供えられ祖先を大事にしているそうです。

面白かったのは桜の開花時期の話。
2009年春に咲いた時期は青森県と同じだったとか。理由は、春を感じて咲き始める桜の花が常春の八丈島ではいつが春なのかわからないから。

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